百十九話 規制済み
昨日は本当に不思議な体験をした。まさか異世界に飛ぶとは思わなかったわ。まぁ、あっちもあっちで結構楽しかったけどな!ただ管理人が「オフィサーすら死なないのはおかしいだろ。強すぎない?」とか言ってたけど、俺、こっちじゃ全然弱い部類なんだけど。
「キミが話に聞く優秀な職員のリーダーかな?」
「あ、いえ、リーダーは俺の隣にいるこの人です」
「おや?データではキミがリーダーになっているが」
いやなんでだよ。チーム作った時まだレリックの身体の中にいたのになんで俺がリーダーになってんだよ。うん?『リーダー推薦トラベラー5票』……おいこらこれ絶対俺以外のやつが全員入れただろ。しかもこれオノリオの分が入ってないから大分前に入れたな?
「改めて自己紹介しよう。私はアベル、見ての通り冴えない老人だが、ここ設計チームの取り切っている者の一人だ」
「俺はトラベラー、新規受け入れチームのえぇと、リーダーをやってる」
俺はアベルと握手を交わして軽く説明を聞く。
「ここは言葉の通りにこの会社の重要な部分に関するモノやそうでないとモノまでの設計の一切を一任されている。とは言ってもそれをするのは専門の職員であってキミたちにはいつものような業務を行ってもらうだけだがね」
まぁ知ってた。そもそも俺らの仕事って基本それだけだしな。ここ最近めちゃくちゃ安定してるけどアブノマって下手すれば命が無いからね。
それからアベルが今はいないけど他にも二人のリーダーがいると聞いたけど、それあの二人しかいないよなぁ。
「それじゃあ今日も元気よく行ってみよ〜!」
「やっぱお前がリーダーしとけよ」
「やだ!」
拒否られたし。
収容室の扉を開けて中に入ろうとすると無線機がなりアン先輩が声をかけてくる。
『トラベラー、今日のアブノーマリティの姿をそちらで認識できるか?』
「ん?多分できると思うけど」
『ならそれを確認したら姿の情報などを頼む、こちらの方では何故か『規制済み』になっていて確認ができん』
おっと〜?それを聞いたら俺も中に入るのを躊躇うぜ?え?これ流石に大丈夫だよな?装備云々よりも俺の精神力が大丈夫?
「いや、うん、入るしかないよな。うん」
「トラリンがこういう反応する時は大体やばい子」
意を決して中に入ると。そこには形容し難い、口に出すのも悍ましい“何か”がいた。これは、これは。
『トラベラー?ゼロ?アビス?どうした?』
「な、なんで『規制済み』が、こ、こんなところに?」
「ありえない、そんな…バカなことがあるはずが!」
その悍ましいモノは何故か、俺たちの『規制済み』にそっくりの姿になっていた。それはゆっくりとした動作でこっちを見る。
『おい!どうした!ック!抽出チームにいる職員は今すぐ三人を収容室から連れ出せ!』
「…なるほど…確かに、こりゃ『規制済み』なんて名前にもなるよな。お前は明らかに他の奴らとは存在が異質過ぎる」
こんなところでこいつの正体を知りたくはなかった。物凄く気分が悪い。
「アン先輩、流石にこいつの姿を記録に残すのは無理、精神がイカレるわ」
『なに?了解した。お前たちも無理をせずすぐに戻れ』
−−−俺は『規制済み』の影響を諸に受けてる二人の目を塞いでから収容室を出た
どんなif世界線を出して欲しいですか?
-
(if)トラベラー
-
(ねじれ)トラベラー
-
図書館(指定司書)
-
図書館(司書補)
-
図書館(館長)
-
L社(セフィラ)
-
フィクサー(特色)
-
その他