月光の少女が俺に向かって無数の矢を放つ。それはレリックが撃つ矢よりも鋭く、痛かった。
「……」
「問答無用か、キッツいな、せめて始めるの合図くらいしてくれても良いんじゃないのか?」
黄昏を構え、苦笑して俺は彼女に声を掛けるが、彼女は無言で俺にボウガンを向けてくる。
「そう何度も食らわないっての!」
「……なら当てる」
矢を弾いてから接近して斬り掛かるが跳ねて避けられる。彼女本人が戦っているからなのか、攻撃は的確で、動きも軽やかだ。
「けどこっちだって戦闘経験がある!」
殺気を感じ取ってひたすら回避する。そして近くにやってきた時に軽めの反撃を食らわせて体力を削る。
「…!」
「いで!」
ここで彼女が攻撃のパターンを変えて俺に蹴りを仕掛けてきた。蹴り自体は大したダメージじゃないけどほんの少しの隙ができてそこに矢が打ち込まれる。
「足が速いな、じゃあやっぱこれか」
ラブを周囲にばら撒いて足を遅くする。身体が反応できなかった速度からどうにか反応できる速度までに落として攻撃を防ぎやすくする。
「いま!!」
「っ!……」
目の前に来た瞬間に回転斬りを食らわせる。最後の一撃は回避されたけどそこそこダメージを与えることができた。
「……次」
俺の周囲に団子が浮かび上がって弾け飛ぶ。黄昏で防ぐがいくつかもろに食らって濃い死の気配に思わず膝を着く。
「フゥ…フゥ…PALEは物理的な痛みというよりは、死という概念そのものを乗せてぶつけるみたいな感じなんだな……こうやって浴びてようやく分かった気がする」
別に今更死ぬのが怖いということはない。だって俺は一度死んでるんだから。
「おらぁ!」
「…武器を捨てた?」
黄昏を投げつけてラブを取り出す。そしてラブを出鱈目に撃ちまくった。幾つかが彼女に当たりダメージを与えるがその大半は床に張り付くだけだ。
「……一体何?」
「もう一発!!」
ラブの粘液に気を取られてる間に俺は蹴りをぶつけて拾った黄昏で斬り裂く。その一撃で彼女に更に傷が付いた。
「……強い」
「強くはないかな、これ、何回目のやり取りだろ。何回強くないって言ったか覚えてないや」
流石に人型の状態だと黒ウサギより耐久力がないのだろう。さっきの一撃がかなりの手応えがあった。
「じゃあ……」
彼女はボウガンを上に向けて、雨のように青白い矢を降らせてきた。
「うわ!?」
ワープは黄昏のでかなりの数の矢を避けるがそれでも多くの矢が俺に突き刺さる。咽せ返るような死の気配が俺を包み込む。
「……これでも立ってる」
「…ゲホ!ゲホ!…別に死にたいわけじゃないからな」
軽口を叩きながら俺は彼女に大きく振りかぶった斬撃をお見舞いして吹っ飛んでいく。
「……そう……貴女の気持ちは伝わった………」
彼女はボウガンを上に向ける。
「次は貴女の番……私が彼女に導かれたように……貴女の道を示す………そして向き合うの……」
ボウガンから白い矢が放たれ、それは真っ直ぐ俺のことを貫いて
−−−気づけば俺は一人、暗闇の血濡れになったL社の通路に立っていた
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