私と我と俺のお仕事。   作:CoCoチキ

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●情報チーム
十四話 新しい部門とあの職員


「ゼロ、お前は今日から情報チームに移動してもらう」

「………はい?」

 

 今日もまた出勤すると出会い頭にそんなことを言われた。

 

「聞こえなかった?」

「いえ、聞こえてますけど。なぜ?」

 

 俺なんかやらかしたか?そもそも入社してからまだ一週間しかたってないんだけど。

 

「コントロールチームの収容室が埋まってしまったから情報チームの空き部屋を使うことにした。その際にアブノーマリティの世話に慣れてるゼロとティファニーを情報チームに異動を、そしてコントロールチームには新人を数人程雇用して育成することに決まった」

 

 あ〜そこは変わんないのか。え、じゃあ最終日まで耐えられればいけるか?

(そういうのフラグっていうんだよ?)

 

「そういうわけだ。これからは情報チームの担当の者がお前の上司になるから挨拶してくるように」

 

 情報チームの担当っていうと。あの人か。

 

「分かりました」

 

 俺はあの人苦手なんだよなぁ、なんか委員長っぽくて。

(なになに?どんな人をなの?)

 規律を重んじる真面目な人。

 

 俺は簡単に説明だけをして情報部門のメインルームに向かう。

 そこではスーツをキッチリと着こなしている鋭い目付きの男性が見覚えある男性のネクタイを締めていた。

 

「…本日付けで情報チームに所属することになりました。ゼロです」

 

 ここはまずちゃんと挨拶しておく。ふざけるのはこの人の監視がなくなってからだ。フッフッフ、そう簡単に俺が真面目になると良い思うなよ?

【いや、昨日は貴様かなり真面目だったと思うが】

 昨日の話はするな!

(まぁ、初めての戦闘で命懸けで戦ったのに訓練だって言われてたしね)

 シャラップ!

 

「失礼、少々お待ちをこのだらしない方の身なりを正さなければ」

「これでもきっちりとしてきたんですがねぇ」

「どこがですが。上着は開きっぱなし、ネクタイは曲がっている。これどこが整えているというんですか」

 

 う〜ん、この感じも懐かしいな。管理人の格好は見えなかったけどおんなじこと言われたっけか。

 

「さて、では改めまして、初めまして、私は情報チームを任せられているイェソドと言います。あなたの話はアンジェラ様から聞いています」

 

 あれ?なんか見覚えの視線を彼からヒシヒシと感じる。

 

「私の部門の職員になったからには規律をしっかりと守ってもらいますよ。勤務中に間食をするなどもっての外です」

 

 ″ンン″!そこもやっぱり聞かれてたか!いや、だがしかしこっそりと食べればなんの問題も…

 

「先に言っておきますが私もマルクトと同様にあなたが作業を観察していますので、秘密裏に食べようとなどと考えないでください」

「…はい」

 

 まさかの先手を取られた。クソゥ!こっそりと食べるから余計に美味しいんじゃまいか!

【休憩時間に摘めばよかろう?】

 他の職員の目が怖いんだよ!

 

「それと…情報は正確に書いてください。曖昧なことを書かれては業務に支障がでますので」

「わかりました」

 

 今のところは本編との違いは分からんな。冷たいと言われればそう見えるしただ真面目なだけだと言われると、それもまたそう見えるし。

 

「これからよろしくね〜新人ちゃん」

「あ、はいどうぞよろしく」

 

 そういえばティファニーがいるもすっかり忘れてた。

 

「なんかよそよそしいじゃないの。おじさん悲しいじゃないの」

 

 タバコを一本取り出しながら「オヨヨ」と態とらしく言い、火を付けようとするが寸前で俺がタバコを奪う。

 

「ちょっちょっと、吸いたいなら一本ぐらいあげるから言えばいいじゃない」

「いや、俺はタバコ嫌いなんで奪っただけで、吸うなら俺のいないところで吸ってください」

 

(キミってタバコ苦手だったんだ?なんかカッコ良さそうなんて理由で吸ってそうだけど)

 タバコの臭いが好きじゃない。

【そうか?我は特に気にはならんが】

 

「あらら、じゃあまた後にしましょうかね」

「そもそも勤務中にタバコを吸おうとしないでください」

 

 そうイェソドからも言われるが「仕方がない」と言わんばかり肩を竦めてライターとタバコを仕舞う。

 

「どっちもお堅いね〜もうちょっと肩の力を抜きなさいな」

「あなたが不真面目過ぎるだけです」

 

 ティファニーってこんなんだっけか?

(あ、そっか…トラリンの初めての職員なんだよね?)

 そうだよ。俺が偏見で掴みどころがなさそうって思ってたあのティファニー(感動の再開ってやつ!)

 そもそもゲームでもこっちでも一方的に知ってるだけの関係だっての。

 

 レリックにそう話しかけていると、ふとティファニーの目が一瞬だけこっちを見た気がした。

 

「そんじゃ、少しは真面目に働きますよっと」

「いつも真面目にした頂けるとこちらしても助かるのですが?」

 

 下手くそな口笛を吹いて廊下の奥に消えていくティファニーが目が最後に俺のことを見た。笑顔で手を振ってきたのでとりあえず俺も手を振り返しておいた。

 

「…あなたもここで立っていないで、アブノーマリティの情報を収集してきてください」

 

 そえれだけ言うとイェソドもメインルームの扉の奥に消えていった。

 

「いや、見た目まんまティファニーだったんだけど」

 

 ーーーワカメっぽい髪の毛のをしたティファニーを見て、俺はそう溢した

 

 

 

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