私と我と俺のお仕事。   作:CoCoチキ

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百二十二話 ヘルパー君の一日

 

 【 オールアラウンドヘルパー視点 】

 

 僕の一日は寝坊助なご主人たちを起こすことから始まる。

 

 『ピピ!』

 「うみゅ……おはようヘルパーくん」

 「うん?あぁ、朝か」

 「……眠い」

 

 ご主人たちは起こせば抱き締めてくるご主人と起きたらシャッキリするご主人と起きたらもう一度寝ようとするご主人の三人がいる。そしてご主人の家族である小さなお友達も。

 

 朝の僕の仕事はそんな二度寝しようとするご主人を起こすことだ。

 

 『ピピピ!』

 「……分かっておる、そう何度もペシペシと頭を叩くな」

 「アビスンって朝弱いもんね〜」

 「お前もだろ」

 

 シャッキリご主人はサッと起き上がって服を着替えてから諸々のことをする。そしてその後はシャッキリご主人の手伝いだ。

 

 「ヘルパー君そっちの醤油取って」

 『ピピ!』

 「ん、ありがとう」

 

 本当なら僕が作るのが仕事なんだけど、シャッキリご主人の趣味だから僕はほんの少し手伝うだけだ、お皿を並べたり、盛り付けをするだけでも充分仕事は出来ている。

 

 「う〜ん!良い匂い!今日はきつねうどんだね!」

 「正解、いや〜夕暮れ亭に麺が売ってて良かったわ」

 「昔から味噌汁だの納豆だの食べたいと言っておったしな貴様」

 「お姉ちゃんのご飯はいつも美味しいから好き!」

 

 軽い雑談をしながらご主人たちが朝ごはんを食べている間に僕は調理器具の掃除やお風呂掃除をチャチャっと終わらせる。

 

 「それじゃあ行ってきま〜す!」

 「留守番頼んだよヘルパー君」

 「知らん輩が来たら追い返せよ」

 「行ってくるね」

 

 ハンカチを振ってご主人たちを見送るとここから僕の本格的な仕事が始まる。

 

 まずは観葉植物のお世話、水をあげて成長し過ぎた葉っぱを切っていく。それが終わった後は布団を干して、洗濯物をも干す、その後は床中を雑巾で拭いて終わり。

 

 「ニャァ〜」

 『…ピ!』

 

 そして遂に姿を現した僕の天敵、どこからともなく現れては掃除したばかりの家を泥まみれにする例のあいつ。僕は即座に対汚れ用クリーマーを展開してあいつを迎え撃つ。

 

 「ニャァア!」

 『ピピピ!!』

 

 汚した側から掃除してクリーマーを撃つ。そんな激闘を一時間ほどやってからあいつは出ていく。

 

 『ピピピ!』

 

 僕はこの仕事に誇りを持っている。どんな小さな汚れでも見逃しはしない。そしてどんな不審者も家に入れはしない。

 

 「たっだいまぁ〜!」

 「何も問題はなかった?」

 「ふむ、相変わらずの手際であるな」

 「良い子にしてた?」

 

 ご主人たちが帰ってきたのでアームを振ることで答える。ご主人たちが帰ってきてもやることは変わらずシャッキリご主人の料理作りを手伝ってお風呂の準備を終わらせる、そしてご主人たちが寝静まった頃に僕の活動もここで終わる。

 

 −−−これが僕の一日である

 

 

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