私と我と俺のお仕事。   作:CoCoチキ

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百二十四話 L社インタビュー

 

 【 第三者視点 】

 

 今日、トラベラーの勤めているL社の支部にカメラマンや取材班などが来ていた。その理由はアブノーマリティという存在を扱っているL社の職員が、普段どのように仕事をしているのかを取材するためである。かのL社の内情を報道出来るということから企業の競争率は高く、今ここにライバル社を蹴散らしインタビューをする権利を得た取材班がL社の職員たちにインタビューを行う。

 

 【 インタビュー、ゼロ 】

 

 Q.アブノーマリティとはどういう生物ですか?

 

 「そうだねぇ〜危ない子からそうじゃない子までいる不思議な生物かな」

 

 Q.具体的にはどのように?

 

 「危ない子でいうなら、そうだね。案山子やテンチョウかな、案山子はある程度の慎重さがあると高い知能を持ってるって思って脱走するし、テンチョウは暴力的な行動をすると脱走するの」

 

 Q.脱走するんですか?

 

 「するよ?ほぼ毎日」

 

 Q.大丈夫なんですか?

 

 「周りを見てみてよ!み〜んな普通に仕事してるでしょ?そういう脱走した時のマニュアルもあるし、何より大事にならないようにするのが私たち職員の仕事なの!」

 

 Q.ではアブノーマリティとの関係性は良くないのですか?

 

 「いや?むしろうちの職員たちの中は良好だよ?ほらあそこにオフィサーの子がレティちゃんとおままごとやってるし」

 

 カメラマンが人形のような姿の少女と職員の仲睦まじい姿を映し出す。

 

 「ね?あ、人の姿をしてるから人間ってわけじゃないのはなんとなく分かる?……良かった!そっくりな姿をしてるけどそもそもが生物として違うのは事実だからね、そこは忘れちゃダメよ?」

 

 【 インタビュー、ジョシュア 】

 

 Q.アブノーマリティについてどう思ってますか?

 

 「どうも何も、不思議な奴らだな〜ってぐらいだ」

 

 Q.では嫌悪感などはないと?

 

 「ド直球だな…最初は不気味だとは思ってたけど慣れりゃ可愛いもんだ。だからって安全じゃないけどな」

 

 Q.どのようなことをしてるのですか?

 

 「アブノマの好む作業やそうじゃない作業をして特殊能力を使わないようにエネルギーを集めること、後は侵入者の撃退とかだな」

 

 Q.その手に着けている武器は一体?

 

 「こいつか?こいつは黄金狂って言ってあるアブノマのエネルギーから抽出された武器だ。まぁ、一般人には扱えないな」

 

 Q.どうしてですか?

 

 「E.G.Oって武器は誰かの意識の殻だ。意思が弱ければ逆に武器に呑まれるからな、強い武器ほど強い意思が必要になる」

 

 【 インタビュー、アビス 】

 

 Q.その衣装も装備なのですか?

 

 「うむ、そうだな、見た目はあれだが性能は良い」

 

 Q.どのようなことが出来るのですか?

 

 「魔法が撃てる」

 

 Q.魔法が!?

 

 「それがE.G.Oだ、あり得ないと思うようなことを可能とする。む、すまんがこれ以上はあやつに質問をしてくれ、作業命令が入ったのでな」

 

 【 インタビュー、トラベラー 】

 

 Q.貴女が身に着けているそれらはなんですか?

 

 「あぁ、これはアブノマに気に入られると貰えるギフトだ」

 

 Q.ギフト?

 

 「アブノマの力が込められたあの子らの一部みたいなモノだな。例えばこの目だけど、視界が広くて360度全体的に見渡せるんだ」

 

 Q.本物の目のように感覚があると言うことですか?

 

 「いや、頭の目には感覚とかはないな、あるとしたらこの羽とかになるな」

 

 Q.日常生活の支障は出てないんですか?

 

 「むしろ大助かりだよ、これにお陰で周りは見やすいし、羽はクッションの代わりになるし、ん?」

 

 Q.どうかされましたか?

 

 「インタビューはこれで終わりな、アブノマが脱走したわ、俺は対処に行くけどあんたらは逃げた方が良いぞ」

 

 カメラマンがトラベラーが剣を手に持ち、脱走したと思われるアブノーマリティを鎮圧する一部始終を捉えた。

 

 −−−このインタビューを機に職員たちの強さに憧れ入社を希望する人が増えた

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