私と我と俺のお仕事。   作:CoCoチキ

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百四十一話 武器ガチャ!

 

 「あぁ!負けた!」

 「……お姉ちゃんゲーム弱すぎ」

 「いやミライが強すぎるんだよ」

 

 昼はミライが暇をしないようにゲーム機を持って来て鎮圧アブノマファイターズで対戦してたんだけど。初期キャラのはずのつみぜんさんの扱いが上手すぎてさっきから負け越してる。ちなみに俺の持ちキャラは溶ける愛と三鳥、それと妖精だ。

 

 「つみぜんさんバランスは良いけど白夜以外には決め手がないのによくこんなバシバシ無双できるな」

 「緊急回避を上手く使えばなんとかなる」

 

 このゲームは格闘ゲームだけどもRPGみたいな感じでレベルが存在してる。初期ではつみぜんとさんと自分で作った初期職員しか使えないんだけどストーリーを進めていけば次から次へとアブノマやE.G.Oが解放されていく仕様だ。

 

 「…トラリンとミライくんの距離感近すぎない?」

 「ん?そうか?」

 「だって膝に乗せてギュッてしながらゲームなんて、もう仲良しじゃん!」

 

 いや、テンテンともやってるだろ?あんまり気にすることじゃない気が。

 

 「トラリンの妹ポジという個性がドンドン薄れていく!」

 「お前はそれ以前にキャラが濃いから平気だ」

 「私も撫でろー!」

 「本音はそっちか!?」

 

 ミライごとを抱きついて来たので、しょうがなく頭を撫でると非常に満足そうな表情を浮かべる。『にへ〜』とでも音が付きそうな顔だ。

 

 「まったく、子供に嫉妬するなよな〜」

 

 こんな顔してるやつがボウガンを連発してるんだぜ?信じられるか?

 

 「満足!」

 「そりゃ良かったな」

 

 丁度ゲームも一区切り付いたので二人を連れて収容室まで行く、え?散々危ないって言ってたのに連れていって良いのかって?正直ツール型は個人的に害悪過ぎるのは出尽くしたから平気。

 

 「で、ツールはこれか」

 

 エジブトの絵に出てくるような爬虫類が二体ほど球体にくっ付いたオブジェが目の前にはあった。

 

 「トラリン、これなに?」

 「武器ガチャ」

 「武器ガチャ!?」

 

 厳密には武器の強化ガチャだけど、低確率だけど失敗すればE.G.Oを失う。つまり下手をすれば失楽園とか黄昏を一発で失うから割に合わないんだよな。

 

 「あ、月ちゃん装備が強くなって帰ってきた」

 「もう試してんのかよ!」

 「……あ、これアブノマファイターズの武器強化画面にあったやつ」

 

 なんか静かにしてるなと思ったらそんなこと考えたのかミライ……そうじゃん、こいつ武器の強化画面に居たじゃん。

 

 「あっちでは失敗してもお金失うだけだけどな」

 

 むしろあっちの方が良心的な気がする。E.G.O失ったらまたアブノマのところをE.G.O出るまで周回しないといけないし。

 

 −−−あの後、全員が強化ガチャをやった結果、ジョシュアの黄金狂だけがなくなった

 

 

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