「…え、これ全員俺に?」
「そう言うこと、大人しく受け取りなさい!トラリン!逃げるだけ無駄よ!」
「どういうキャラ付けしてんだよ!そもそも逃げてねぇし!」
マジでどうすんだこの量の花。
【 たった一つの罪と何百もの善→ペンタス、花言葉『願い事』 】
「いやはや、花を用意するのは些か大変でしたね」
「お前それどうやって持ってんの?」
つみぜんさんは花を目の窪みの部分に花を入れて持って来ていた。
「まぁまぁ、それはさて置いて、願いとは今を生きる生物たちに取っての活力です。これから先も、貴女がこの平穏を望むのなら。“偶像”を押さえ込む力を持つことですよ」
「それは分かってるよ。正直アブノマ以外でも危ない奴はこの世界にもいるみたいだしな」
俺が知ってる特色たちは人が良かったけど、別の特色がそうとは限らないし…まだ触れてはならないを送りつけて来たクソ野郎の件も片付いてない。油断は禁物だな。
【 妖精の祭典→スイートピー、花言葉『優しい思い出』 】
「わぷ!」
−−−ヘイ!
妖精にスイートピーを顔に押し付けられた。そしてなんか声も聞こえてくる。
『どうかしら!優しい人は優しさで包まれて嬉しいかしら?きっと嬉しいに決まってるのだわ!だってこんなに優しさで溢れてるのだもの!これからも私たちと一緒に居てほしいのだわ!ね?とっても良い考えでしょう?』
……ずっとこんなこと考えてたのかこの妖精、ずっとウマーとかヤミーとかしか言ってないからそれだけ考えてると思ってた。
【 蓋の空いたウェルチアース→ツクシ、花言葉『意外』 】
「どうぞこちらを」
「それとこちらのサーモンを」
「エビはどうした!?」
いつもならエビを渡してくるのに。
「今日は意外性で攻めてみました、どうですどうです?意外でしょう?そしてサーモンよりも私たちの獲ったエビを食べたくなるでしょう?」
どういう理論?
【 1.76 MHz→ワスレナグサ、花言葉『私を忘れないで』 】
「ん?この花は?」
「これは1.76 MHzの収容室内に落ちてたんですよ、不思議ですよね」
花にはメッセージカードが付属されていて中にはこう書かれていた。
『この出来事を覚えていて、我々と同じような犠牲を生み出さないために』
【 罰鳥→コブシ、花言葉『友愛』 】
「ピヨ!」
「おぉ、お前もか、いやそりゃそうかお前にギフト貰ってたし」
「ピピ!」ドヤァ
眉をキリッとさせてドヤってる。
【 部屋の片隅で→サルビア、花言葉『家族愛』 】
「えっと、お姉ちゃん」
「お、居ないと想ったら今日は先に来てたのかテンテン」
「うん、これお姉ちゃんにあげる」
「ありがとうな」
これ多分、テンテンも花言葉知ってるよなぁ、これ後で全員分調べるの大変だな。
【 マッチガール→ライラック、花言葉『思い出』 】
「………」
「……えっと、ありがとう?」
「…♪」
花を受け取ると満足そうに戻っていったからどうやら俺宛の花だったらしい。
【 宇宙の欠片→サルビア、花言葉『知恵』 】
『#%\}^;€wdl?¥』(今度は花という触媒を通して知識を授けて見ようと思う!)
「な〜に言ってるのか全然分かんねえな」
『#^\jd!』(ダメだった!)
【 テンチョウ→ハボタン、花言葉『利益』 】
『コチラアナタ様宛ノ荷物デス。判子ヲオ願イシマス』
「あ、はい」
『デハマタノゴ利用ヲオ待チシテオリマス』
なんも注文してないんだけど今回はちゃんと商品持ってたな。
【 大鳥→ムラサキシキブム、花言葉『愛され上手』 】
「キュキュ〜♪」
「なんで会うたびに頭をわしゃわしゃするんだ!花冠がズレる!」
何を撫でることにそんなご執心なんだ大鳥!
【 墓穴の桜→ソメイヨシノ、花言葉『純潔』 】
「トラベラー、墓穴の桜の収容室の前にこれがありましたので渡しておきます」
「桜の枝?あ、花が咲いてるわ」
ここに墓穴の桜以外の桜があるのかなぁ、あったらみんなと花見がしたい。
【 白夜→タンジー、花言葉『あなたとの戦いを宣言する』 】
「Xよ!貴様との戦いはまだ終わってはいないぞ?貴様に勝ち逃げされては敵わんからな、これはその予約だ」
「予約て、俺は出前じゃないんだぞ」
まぁ前世では間違いなく勝ち逃げだったけど。
【 知恵を欲する案山子→ブルーベリー、花言葉『知性』 】
「……案山子です」
「うんそうだな、ってか今日はチューチューさせろって言わんのな」
「お祭りをしている時に脳を求めるのは優れた知恵とは言えないので」
あ、そういう分別の仕方なんだ?
【 貪欲の王→ルピナス、花言葉『貪欲』 】
「はい、あげるわ」
「ども、お菓子いる?」
「貰うわ、あなたのお陰で私は普通の生活をすることが出来るようになった、感謝しているわ」
こんなのまだまだ序の口だからな、この程度で満足してもらっては困る。
【 審判鳥→ツキミソウ、花言葉『無言の愛情』 】
「……」
「…ねぇ、大鳥もそうだけどなんで大体のやつは俺のことそんなに撫でるん?楽しいか?」
俺の疑問には答えずに髪を梳かすように審判鳥は撫で続けた。
【 月光の少女→黄色のクロッカス、花言葉『私を信じて』 】
「…あんなことをした……私が言えることじゃない……でも…信じて欲しい」
「別に怒ってないぞ?これからもレリックと仲良くしてくれればそれで良いさ」
あれで俺の異常性も理解できたし、そもそも俺のE.G.Oが増えた分、かなり有利では?自分から出たとは思えないほど高性能だったし。
【 終末鳥→クチナシ、花言葉『喜びを運ぶ』 】
「うわっぷ!」
「〜〜♪」
今度は合体した三鳥が大量の花を俺の上にばら撒いて周囲を花畑にした。なんというか花で囲まれる辺りどこか白雪姫感あるな、俺そこまで美人じゃないけど。いや、元がレリックだから、美人なのか?……分からん。
【 憎しみの女王→ホタルブクロ、花言葉『正義』 】
「ねぇねぇ、これ花を貰ったら嬉しくなって悪いことをしなくなるとかある?」
「…ないな」
「へぇ〜じゃあこれはあげないわ!」
「っえ」
何がしたいんだこの魔法少女は。
「ちょ!ちょちょっと!そんな顔しないでよ!ちょっとしたジョークじゃない!ね?ね?」
どんな顔してんの俺。そんな子供あやすように言われてもな。
【 レティシア→ネリネ、花言葉『箱入り娘』 】
「おちびからの贈り物だよ!お友達も選ぶの手伝ってくれたんだ〜!花冠!」
「お、ありがとう、お友達にも俺が喜んでたって言っといてくれな」
「ふふん♪」
どうやってその友達が花を選んだのかは気になるけども。
【 雪の女王→ワレモコウ、花言葉『変化を好む』 】
「トラベラーよ、これを貴殿に贈ろう」
「今日は意外とまともだな」
「うむ、この尊み溢れる祭りでは私が何もせずとも良いからな」
結局それか!
「実に執筆が捗る」
【 幸せなテディ→白のサザンカ、花言葉『愛嬌』 】
「っちょ!ハグしないで!首しまってる!グェ!せめて首じゃなくて別のとこ抱きしめて!」
数分後、離れると胸ポケットに花が入っていた。いつの間に。
【 ライフ→カランコエ、花言葉『幸福を告げる』 】
「hey!Friend!これをキミにpresentだ!そしてhappy birthday!」
「お前はマジシャンか、何もないところから花が出てきたぞ」
「HAHAHA!これも楽しませるための小手先さ!この花の名はカランコエ、花言葉は、幸福を告げるだ。素晴らしいだろう?」
へ〜幸福を告げる、ねぇ、まるで使者みたいな花だな。
【 ゼンマイ仕掛けの魔法使い→ブバルディア、花言葉『交流』 】
『やぁ、最初はすまなかったね、代わりになる部品がなくて劣化が酷いんだ』
「今日は大丈夫なのか?」
『念入りに整備してもらったからね。今日一日はゼンマイを巻かなくても平気さ』
こいつも難儀だよなぁ。せめて部品の代わりが見つかれば良いんだけど、これの代わりになるようなもんが見つからん。
【 地中の天国→オオデマリ、花言葉『天国』 】
−−−ズボ!
「おう!?」
目の前に突然、地中の天国こと天ちゃんが現れて花を近くに置いていくとまた戻っていった。
「…えぇ〜」
【 ギャンブラー→シクラメン、花言葉『内気』 】
「フッフッフ、私の花が欲しいかい?欲しいだろう?ならギャンブルだ!さぁ!」
「いや賭け事ならやらん」
「っえ」
流石に前みたいなことになるとこの花束を持って帰るのが大変だ。
「そんなわけなので無理」
「…え、あの……それじゃあせめて、花だけは貰ってくれないかい?」
「まぁ、それなら普通に受け取るけど」
「やった!」
もしかしてこいつマリネルと同じタイプだな?
【 蒼星→トケイソウ、花言葉『信仰』 】
「……」
「お前もくれるのか、そもそもよく外に出る許可出たな」
確か見るだけで魅了されるんじゃなかったか?普通の人だと。
【 絶望の騎士→ムクゲ、花言葉『信念』 】
「トラベラーさん、こちらの花をどうぞ、あ、盾も入りますか?」
「いやだからそんな簡単に盾を安売りしないで!?」
「うふふ、冗談です♪」
お前が言うと冗談に聞こえないんだけど。前はマリネルとメイソンが盾もらっててめっちゃビビった。
【 大きくて悪いオオカミ→ホオズキ、花言葉『偽り』 】
「よぉ、俺をここから出してくれたら良いものをやるぜ?」
「良いもんだったらって、この会話最初にもやったろ」
「つれないねぇ、まぁ良いや、ほれ、俺はあの赤ずきんが来ないうちに退散するとするかな」
収容室が離れてて良かった。じゃなきゃ毎日あの二人の喧嘩を見る羽目になった。
【 捨てられた殺人者→オダマキ、花言葉『愚か』 】
「あぁ、可哀想な子羊よ。お前が何をしようとここでは全てが無意味となる。その前に私が終わりのない眠りに誘い、幸福なまま生を終わらせよう」
「お前はどこの宗教の神父だ!?」
よく見るとマル先輩とリンがセリフのようなものを一般人に読ませていた。
なにしてんだよ。
【 溶ける愛→コチョウラン、花言葉『純粋な愛』『あなたを愛してます』】
「好き、愛してる、可愛い、私を見て、あなたが大好き、あなたとなら幸せよ」
「むぐ//」
俺が会いに行くたびに愛の囁いてくるから言葉が流暢になっていった。毎日毎日同じように囁いてくるから頭がぼ〜っとしてきて顔が熱くなる。
「本当に可愛い人、愛してる、もっと顔を見せて」
「ちょっと、分かったから囁くのやめてくれ。頭がおかしくなりそうだ///」
これ俺さ、口説かれてるよね???
【 桃太郎に成れなかった赤鬼→シャガ、花言葉『友人が多い』 】
「おぉ!探したぞ雉!拙者の友人が送ってくれた花のお裾分けだ!」
「友人…鬼か?」
「うむ!気の良い奴でな〜拙者が桃太郎になると言えばこの鉢巻と羽織をくれたのだ」
こいつ赤鬼っぽいし青鬼か?その友達、かなり器用なんだな。
【 裸の巣→赤のグラジオラス、花言葉『用心深い』 】
「シャー!」
「お?やるか?カラスが蛇の目つつくって話を知ってるか?今度負けないぞオラァ!」
また乗っ取りをしてくるかと想ったら今度出てきたのは花だった。
「……お前もこういうことするんだ。初めて知ったわ」
【 ボーキュバス→ハイビスカス、花言葉『繊細な美』 】
「キュ〜♪」
「人懐っこいんだけどこれで棘が無ければな〜」
いやそれだとHEにはならないだろうけど。
【 規制済み→ハナビシソウ、花言葉『私を拒絶しないで』 】
「うん?……マジか、お前も来たのか」
周りを見てみると花で分かりずらいけど職員たちは全員メインルームからいなくなってた。
「…まぁ、ありがとう…ちょっと待って?お前花はどうやって用意したの?」
【 灰色の後悔→ウドンゲ、花言葉『滅多にないこと』 】
「っも」
灰が集まってきたかと思えば優曇華の花を咥えさせられた。こんなことをするのはあいつしかいないな。
−−−あなたの蕾が、満開の花を付けて咲き誇る。
今の俺、多分全身凄いことになってるだろうな。頭に花、口に花、周囲に花だ。このままだと新種のアブノマになりそう。
【 赤ずきんの傭兵→ブルーデイジー、花言葉『恵まれている』 】
「あんたモテモテだねぇ、特にあの粘液のあの子にさ?」
「揶揄わないでくれないか?姐さん」
「なんだい?別に満更でもないんだろう?付き合うことになったら教えておくれよ?」
「んな!?///」
知られてはいけない人に知られたかも知れない、この人、絶対に楽しんでる!
【 オールアラウンドヘルパー→キキョウ、花言葉『従順』 】
「おう、ヘルパー君のここにいたのか」
『…ピピ!』
「いつも掃除ありがとな」
うん?アブノマの括りにいるけどうちのヘルパー君は普通のヘルパー君だよな?
【 静かなオーケストラ→ピンクのカーネーション、花言葉『美しいしぐさ』 】
「貴女は声だけでなく、講演会に見せてくれたしぐさもまた美しい、何れまた舞台に立ちましょう!観客たちも貴女を待っていますので!」
「あはは、考えとくわ」
これ、俺が断っても次があるパターンだ。
【 僕の憎しみ・貴方の恨み→紫のアネモネ、花言葉『あなたを信じて待つ』 】
「はい、これあげる」
「ミライもこっち側か」
「まあね……楽しみにしてるから」
「……?」
何をだろうか?もしかしてバレンタインみたいにお返しをする日があるとか?
【 女王蜂→テッポウユリ、花言葉『威厳』 】
「汝の献身に敬意を払い、この花束を授けよう」
「これは…百合?」
「我が子らが必死に集めた花束だ。丁寧に扱うように」
百合にも他の種類があるんだな。
【 夢幻→クレマチス、花言葉『旅人の喜び』 】
「ふぅ〜!ギリギリセーフ!」
「夢幻!?」
「トラベラーくん!はいあげる!」
いや嬉しいけどいまどっから来たの!?
「仕事が長引いちゃってさ〜急いでだから窓から入っちゃった!」
「窓から!?」
メインルームの窓に目を向けてみると一部開いてる窓があってそこからクリークたちも登ってきていた。
マジか。
【 クリーク→アヤメ、花言葉『よい便り』 】
「突然悪いな!折角知り合ったんだかお前らにも花を渡しておきたくてな!うん?トラベラーだけなのか?」
「他のみんなはどっか別のとこにいるぞ」
「そうか!じゃあ先にお前にやるよ!」
ほんと人当たりが良いなお前。顔が広そうだ。いや特色だから広いか。
【 ルーフェ→ミセバヤ、花言葉『つつましさ』 】
「す、すみません!正面から入りましょうと言ったのですが止められず!」
「気にしないで、よくあることだから(侵入者が)」
「よくあることなんですか!?(夢幻が窓から入ること)」
「うん、ほぼ毎日(黎明たち)入ってくるよ」
「ほぼ毎日(夢幻が)入ってくるんですか!?」
……あれ?なんか噛み合ってない?
【 シアン→ジニア、花言葉『注意を怠るな』 】
「…まだまだ甘いな。俺たちが侵入者ならお前は死んでいた」
「甘いなって言うけど逆に侵入者ならこのアブノマたちに出会うことになってたぞ?」
お前らみたいな特色以外だと普通に瞬殺されないか?侵入者。
【 フィーネ→コスモス、花言葉『謙虚』 】
「申し訳ございません、まさか窓から入ることになるとは」
「アラームは鳴ってないし、大丈夫じゃない?」
「ですが…」
「真面目なのも良いことだけどちょっとは力を抜こうか、フィーネは」
旅人事務所ってほんと個性的な人の集まりだな。ん?俺たちも大概だろって?なんのことだか。
「まったく、俺の周りだけ花畑じゃんか、どうすんのこれ?」
「その割には嬉しそうだね〜トラリン」
「そうかぁ?」
そうなんだけどね。花だけなら保存ポケットに入れればどうにでもなるけど飾るところが困るな。そこは要相談ってところか。
なんというか、面白い祭りもあったもんだな。
【 翌日 】
「……これで良しだな」
俺は昨日貰った花をそれぞれ一輪ずつ飾ったあと、誰もいない朝早くに会社に来て残りの花を飾った。
「みんな驚くぞ〜」
なんせ出勤すれば一番最初に目に入るのはこの花だからな。
そして俺は花瓶に一輪だけ別の花を入れて仮眠室で一休みしに行った。
トラベラー……スミレ、花言葉
−−−小さな幸せ
どんなif世界線を出して欲しいですか?
-
(if)トラベラー
-
(ねじれ)トラベラー
-
図書館(指定司書)
-
図書館(司書補)
-
図書館(館長)
-
L社(セフィラ)
-
フィクサー(特色)
-
その他