「そんなこんなで新しい部門があっという間に出来たとさ」
「ほんとあっという間だったねぇ、新人くん」
匠事務所の面々が来て一日で部門が出来上がった。なんでかって言うと、L社でお馴染みの時間操作だ。あれで増築場所だけ時間を進めて完成を早めたらしい。なので実際にはかなり時間が掛かってるはずだ。
「とりあえず!知ってると思うけどここ研究チームでは私たちが新人くんたちのお世話で手に入れたエネルギーで研究を進めていく部門だよ!リーダーはもちろん私のお姉ちゃんだよ!」
「…よろしく」
研究チームの見た目は如何にも研究室と言った感じでフラスコやガスバーナー、あとなんかクルクルしてるチューブとかもあった。
一通りメインルームを眺めた後はそのまま収容室に向かう。いつものことながらタブレットに書かれてる番号はさっぱり忘れてしまった。数字で覚えるよりもフレーバーテキストで覚えることが多かったから実際に見るまでは本当に分からないんだ。
収容室の中に入ると、そこには頭が蝶になっているスーツの男、男?が立っていた。
「……人は死んだらどこへ行くのでしょう?この場で朽ち果てる?或いこことは別の場所へと消えてしまうのでしょうか?」
「…異世界に転生するとか?」
俺がそうだったし。
「…なるほど、面白い解釈ですね。しかし、私はこの会社の残酷さを知っている、せめて私の手で安らかに眠らせたいと願う」
「ここ死人ゼロです」
「…………なんですと?」
『死んだ蝶の葬儀』こと葬儀さんは一度視線を落としたかと思うと綺麗に俺のことを二度見してきた。
「そんなバカな、そのようなことがあるはずがありません」
「データがあるんだよなぁこれが」
この会社の今までの業務記録、本当に支部が出来上がって間もない頃の俺たちは入社したようでつみぜんさんから始まってから死亡数ゼロである。
「なんと言うことだ。まさかこれは改竄されているのでは?」
「んなわけないでしょこれが現実だ」
タブレット取らないでそれないと困る。
「…本部にもいなかった未知のアブノーマリティがこんなにも、それを相手に死者数がゼロ?そんな」
驚くのも無理はないけど早くタブレット返して、次の作業に行けない。こいつ地味に身長が高いから飛び跳ねても手が届かない。
「しかし、これは紛れもないデータ。こんな奇跡があるのか!」
「返せってば!!」
「後少し、後少しだけこのデータを見させてください!これを元に対策マニュアルを作ればきっと良くなるはず!!」
「良いから返せってば!今じゃなくても良いだろ!!」
−−−あの後一時間くらいはピョンピョンと飛び跳ね続けて、疲れたのでメインルームに戻ると速攻で寝た
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