「んんん?」
「なんだ…これは」
なんでこんなにペットフードというか、肉があるんだ?
俺はアビスと顔を見合わせて肩を竦める。誰かペットでも連れてきたんだろうか?
「よく分からないけど今日はいつにも増して変な感じだな」
とりあえず、どうすることも出来ないし収容室に行くしかないか。
パラパラと散らばっているペットフードを見ながら収容室に向かうと、そのペットフードは収容室の方に向かって落ちていた。
収容室の中に入るとそこには小さな犬が一心不乱にペットフードを食べ続けていた。
「あ〜〜こいつか」
ん?待て、こいつが来たってことはレリックが危ないんじゃ。
隣を見ると案の定、レリックがプルプルと震えて何かを我慢している。
「カワイイ!!!!!!」
「「うるっさ!?」」
収容室の外にでも響きそうなほどの大声を出してペットフードを食べてる犬にをだらしない顔で眺めていた。
「耳が〜〜〜」
「ぐぅ、我の鼓膜が破れるかと思ったぞ」
そんなレリックをちょっと睨んで抗議するもレリックは犬に夢中になって、話を聞いてなかった。
「トラベラー、なんだこの犬は」
「えっと、こいつは『キュートちゃん』だ。なんか実際に見るとあまりの可愛さにこいつがなにをしても許してしまうとかいう能力を持った食にしか興味のない食いしん坊」
俺がキュートちゃんと言ったところで訝しげに俺を見たが能力を聞くと「あぁ」と納得した顔をした。
「それならレリックのやつには有効だろうよ。可愛いモノが好き過ぎるこやつにとって、キュートちゃんとやらの能力はよく効く」
そりゃそうなんだけど。ここまでになるとは思わんじゃん。まさか鼓膜が破れそうになるほど叫ぶなんて。
「可愛いな〜!食べる姿も本当に可愛らしい!」
デレデレだな。
「…うん?なら我らはなぜそれが効かんのだ?」
「さぁ?別に動物嫌いってわけじゃないけど、そこまで可愛いわけでもないしな。いや、犬としては確かに可愛いよ?でも、なんでも許せるかと言われたらなぁ?」
正直言って微妙、人によるのかもしれないけど。
「毛もフワフワしてる!目もつぶらで可愛いな〜」
「やれやれ、ベタ惚れになっとるではないか。元に戻るのか?」
あれを目にしなければ特に影響はないらしいけど。
「ほ〜らもっとご飯をあげるからね〜」
なんだかさっきからモヤモヤとしてくる。なんであんなポッと出の犬っころなんかにレリックが取られないといけないんだよ。
俺はそんなモヤモヤとした気持ちを抱えたままレリックに近づくとそのまま腕を掴んで俺の頭に乗せる。
「…え〜っとトラリン?」
突然のことにレリックも俺を困惑して見てる。
「………本当にたまにだけど、俺を撫でるだけじゃ足りないのかよ?」
嫉妬にも似た気持ちをレリックにぶつけると、レリックが固まってまた震え始めた。
「ん?お〜い?レリック?」
固まったレリックの前で手を振っても反応を返さない。
「……ず」
「お?」
「……それは……ズルいよトラリン」
「はいぃ!?」
レリックが突然鼻血を出して倒れた。
−−−急いでメインルームまで運んで介抱してると、口元を押さえて携帯を向けるアビスがすごい気になった
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