昨日のあれは衝撃的過ぎて全く仕事に集中出来なかった。ここの血の風呂がそんな風に生み出されてるなんて。
「なんか昨日は凄いこと聞いちゃったねトラリン」
「……本部にはアホが多いのか?トラベラー」
「俺に聞かないで、俺だって予想外だったんだから」
コギトを注入した結果、本当の血になったってそれどこの錬金術師だよ。
「いや無事で良かったんだけどさぁ、この世界の血の風呂の不憫さよ」
「血ではなくケチャップだからな」
この際、血の風呂のことは忘れてしまおう。今日はツール型だし、どんなやつが来るのかを機にしとけば良いな、樹液なら飲まなければ良いし。
収容室に入るとそこには黄色く光る結晶のようなものが浮かんでいる。その時俺は悟った「あ、これ知らないツールだ」と。
「で、この結晶なんだろう?」
「う〜ん、分かんないけど。今もの凄く可愛い子たちをナデナデしたい!」
急にどうした。いや、でも言われてみれば俺もなんか食べたくなってきたような?まさかこのツールって貪欲の王を量産するツールか?
試しに触れてみると俺の黄昏が消えて初期職員のスーツになった。
「………“ハ“ァ“?」
「こわ!トラリンが凄いドスの効いた低い声出してる!」
「そらいきなり装備消し飛べばそうなるわな」
おいこら俺の黄昏に何してくれてんだこの野郎、粉々に砕いてやろうか?
「落ち着けトラベラー、それを壊したところですぐに治るぞ。労力の無駄だ。だからその怖い顔をやめて結晶を置け」
命拾いしたなこの野郎。
『…トラベラー、ちょっとメインルームまで来て』
「うん?分かった」
アリスから呼び出しが来るのは珍しいな、なんだろう。
「…来たね。椅子に座って、あと男性はメインルームから出てって」
「あれ?身体検査って前にやらなかったっけ?」
「ちょっと気になることがあるから」
アリスがそういうとテキパキと服を脱がして身長だの体重だのを測っていく、その後は身体能力を正確に測ることが出来る機械でチェックだ。
「……ふ〜ん」
「何か分かったのか?」
カルテを持って興味深そうにデータを見ている。俺はその間になんでスーツに戻ったかを考える。
「トラベラー、どうやらあなたの能力は会社に入社したての頃に戻ってるみたい。そしてそれとは関係ないんだけどあれには装備を強制的にスーツに戻す効果があるみたい」
ステータス初期値?マジで?
「だけど、能力の限界値が上がってる。これ……人間が無意識にセーブしてる能力の限界を突破させるツールね。でもそれだけじゃないはず。身体能力が限界になってない職員は使わないように言っといて、私の予想だけど限界になってないとあれから出るエネルギーに耐え切れなくなって爆発四散するか。狂人になるかのどっちかだと思う」
何それ怖い。アビスの即死無効があって良かった。
「まぁ、そういう事であなたには二つの選択肢がある。一つはしばらくこのチームから離れてゆっくり能力を戻すこと。もう一つはTT2を使って今日中に能力を戻すこと、私としては一つ目をオススメする」
チームから離れる…………レリックとアビスから?離れる?無理。
「二つ目で」
「即決ね。そんなに離れるのが嫌?」
「嫌です。絶対に嫌」
「…そう、分かった。じゃあ二つ目で」
−−−今日、滅茶苦茶残業した
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