私と我と俺のお仕事。   作:CoCoチキ

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百五十三話 元祖魔弾の射手!

 

 「う〜ん?」

 「どうした?マリネル、朝から唸って」

 「いえ、なんだか懐かしい気配を感じまして」

 

 おっと?ということはそろそろあいつが来たのか。ジョシュアにメイソンもそうだけど専用装備持ちはなんかよく分からないけどそういうのを察知出来るみたいだし。

 

 「じゃあ行くか、二度あることは三度あるってよく言うし」

 

 今日もマリネルををお供に収容室に向かう。

 

 「…来たか、遥か彼方から現れし我が後継者」

 「待ってマリネルの口調ってこいつ参考にした?」

 「あ、はい!少しでも強気になれるかなと思って練習してました!」

 

 お前、うちの子に何を教えてやがる。

 

 「この世界では汝は星の光を弾としているか。それでこそ我が後継者、全ての物質を弾としありとあらゆる物体を貫くことこそが我ら魔弾の射手の宿命」

 

 見た目以上に饒舌なんだけどこの魔弾さん。

 

 『魔弾の射手』こと魔弾さんの厨二的発言が止まることを知らない。もう喋る喋る、マリネルとすごい喋ってるから俺も少しウトウトしてきた。

 

 「……」( ˘ω˘ )スヤァ…

 「聞いているか我が後継者の同胞よ」

 「( ゚д゚)ッハ…寝てない!寝てないぞ!……いや、寝てた」

 「なんで正直に言ったんですか?管理人」

 

 だって魔弾の射手に関してはマリネルの方が詳しそうだし。後近くで見ると目線が怖い。

 

 「最近は管理人も弱みを見せてくれるようになりましたし。かなり安心してくれてるんですね!その安心が続くように僕も頑張ります!」

 「なんか前も似たようなくだりを聞いたような」

 

 

 しかもここ最近。

 

 「管理人は管理人が思ってる以上に僕たちを頼っていませんよ?いざって時はいつも管理人が飛び出して行くじゃないですか」

 「そうだっけ?」

 「そうですよ」

 

 確かに飛び出してはいるけど、かなりみんなを頼ってると思うけど。白夜の時なんて列車の回復と攻撃が無かったら勝てる気しなかったし、他の場面でも状況的に仕方ないところあるのでは?

 

 「管理人は確かにヨウマさんの訓練を受けてますけどE.G.Oなかったら能力一般人なの忘れてませんか?」

 「……ソンナコトナイヨ」

 「どうやら忘却の彼方に羽ばたいて行ったらしいな」

 

 やかましいぞ魔弾。最近、嘴とか黒い腕とか色々使えるようになったから俺が人間って忘れるのも無理ないじゃん。ギフトのお陰で装備無くても能力使えるしさ。

 

 「我が後継者よ、汝の我が魔銃を授けよう。今の汝ならば魔銃の誘惑に勝ち、真に撃つべきモノを撃てる筈だ」

 「ありがとうございます!また大事に使わせてもらいますね!」

 

 サラッと軌道修正するのやめて?

 

 「我が後継者の同胞よ。汝も撃つべきモノを違えぬようゆめゆめ忘れぬことだ」

 「ん、忠告ありがとう、けどその心配は要らないぞ。俺は絶対に間違えないから」

 「…ッフ…若いな」

 

 −−−悪魔に魅入られたと言われる彼だけど。本当は心の奥底で後悔をしていたのだろうか?彼の言葉を聞いて、そう思った

 

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