「ふむむ」
「どうした?トラベラー、共鳴の鏡を覗いて」
「いや、前さ、平行世界の俺と入れ替わったじゃん?今度はなんか別の俺が鏡に写ってるんだよ」
レバーとかを引いてないからまだ小部屋が出来てない。だから今はアビスと話すことは出来てる。
「…久しぶりに使ってみるか?」
「ふむ、使うならば我がここに居よう。説明が必要であろう?」
「そうだな、よろしく」
レバーを引いて鏡の小部屋が作られる。鏡の中には黒いパーカーを着たラフな服装の俺が写った。ただ、右腕は羽根で覆われて赤い爪のような物が見える。
「これ、どんな世界なんだ?」
気になるけどどっちにしろレバーを引くと向こうに行くんだ、今気にしても仕方ない。
前と同じ手順を踏むと、俺の頭の中に鏡が割れる音が鳴り響く。
【 アビス視点 】
「……え?ここ、L社?」
「これは…どう言うことだ?」
つい先ほど、共鳴の鏡から出てきた平行世界のトラベラーを見て唖然とする。
やつは腕が羽に覆われ、その羽の隙間からは赤い爪が見える。足がまるで鳥類の足のようになっており、ハーピーという生物を想像させる出立ちになっていた。
「おい、我が分かるか?」
「…アビス?」
「ふむ、分かるようだな。では軽く説明をすると…む?」
このトラベラーに現状の説明をしようとすると控えめに袖を摘まれる。その表情は、迷子になった子供のように不安気で、いつものような楽しげな様子はなかった。
「どうした?」
「………俺を……俺を一人にしないで」
「…え?」
一瞬、何を言われたのか理解ができなかった。いや、我の頭が理解することを拒んだ。
そうであろう?トラベラーには我らが居るはずなのだ。それはどの世界でも同じはずだ。我らが共に居ないなど、それこそあり得ない。
「…置いてかないで……お願いだから」
何も言わない我に対し、何かを勘違いしたのか遂には泣き出した。あのトラベラーが。
「な、泣くな、貴様に泣かれるとどうすれば良いのか分からなくなる」
どうすれば良い?この状況で説明をするのは酷が過ぎる、しかし、我にはどうすることも出来ない。
『アビス、妙な反応があるのだがどうした?そっちで何が起こっている?』
「カメラを動かして確認するが良かろう。気にしてる余裕がない!」
我は今も泣き続けるトラベラーをあやすのに苦労しとるのだ!
『……ゼロを派遣する…なんとかしろ』
「出来ればやっとるわ!支配人!」
子供のように泣くので無く静かに涙を流す分、我が泣かしているように見えて罪悪感が!
−−−その後はレリックが来ると余計に泣き出して泣き止むまで実に数十分と時間が掛かった
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