私と我と俺のお仕事。   作:CoCoチキ

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二十一話 ルールは守るべきもの!

「おはようございま…くっさ!なんだこもタバコ臭は」

「む、ゼロか、どうやら職員どもが使ってた喫煙室が壊れてしまったらしくてな。いまはタバコを廊下で吸うやつらの対処で忙しい。全く、この場所にここまで喫煙者がいたとは嘆かわしい!」

 

 な、なるほど、この臭いの原因は喫煙室の故障か。だとしても臭すぎる!

 

「今日がツール型だってのが唯一の救いだな」

(そんなにキツいの?)

「もの凄く」

 

 あ〜別に吸うなとは言わねえけどさ。喫煙所壊れたなら吸うなよ。迷惑だろうがよ。

 

「ん?今回はこいつか『行動矯正』って効果あんのか?」

 

 俺の身体だけどそうじゃないからな。真面目な性格になるのか?

 

「ま、ものは試しってやつだな」

 

 行動矯正を首に下げてみると。特に何ともなかった。

 

「やっぱそうだよな」

 

 情報を開示出来るまでは身につけておこうと思い収容室の外に出ると、テンテンが鼻を抑えて待っていた。

 

「テンテン!収容室の外で待ってたのか?」

「う、うん、でも煙が凄くて」

 

 思わず舌打ちしそうになる。確かにここは子供が来るようなとこではないけど流石にこれは酷すぎる。タバコの煙がここまで来てるってことは近くに必ず吸ってる奴らがいるはず。

 

「ん?罰鳥か、ま、安定の無視で…いや、こいつ追いかければ」

(な、なんかいまのトラリン怖いんだけど)

【完全に行動矯正の効果が出ておるな】

 

 罰鳥が飛んでいく方向を追ってみるとそこにはタバコを吸ってるティファニーと数人ほど集まっていた。足元にはタバコの吸い殻が落ちてるのを見ると完全にこいつらだな。

 

「あたた!またキミかよ!」

「ティファニーお前マジで鳥に突かれるの多いよな!」

「好きで突かれてるわけじゃないだけど」

 

 後ろに立ってる俺には気付かず、タバコを吸いやがって。

 

「おい、規律違反だぞ」

「ん?お前は期待の新人か?ちょっとくらい良いじゃねえかよ喫煙所が壊れちまって吸うとこねえんだからよ」

「あ、新人ちゃん」

 

 ティファニーは顔を青くさせて逃げようとするけど、罰鳥がそうはさせない。扉の前でカバディしてるのはちょっと笑う。

 

「さて、覚悟は良いか?」

「え、ちょ、おじさんこれから仕事だから見逃してくんない?」

「問答無用!鉄拳制裁!」

 

 その後は情報チームの廊下で複数人の悲鳴が聞こえてきたとか。

 

 

 

 

「全く、何がちょっとくらいは〜だ。廊下に充満するくらい吸っておいて」

「ゼロ、私の代わりに規律を正してくれてありがとうございます。いつものらりくらりと躱されて手を焼いていたんです」

 

 イェソドにそう言われるが、俺としてはあの程度で反省するようなやつではないような気がする。

 

「とりあえずは大丈夫だと思いますけど。気を付けてくださいよ。ああいうのはまたどっかで吸ってますよ」

「そうですね。私も注意しておきます」

 

 ーーー今日は罰鳥と会社内を見た方が良さそうだ。

 

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