【 トラベラー視点 】
「おはようトラリン!昨日はどうだった?」
「え?あぁ…うん…ずっとドキドキしっぱなしだった」
「そっか〜!初デートお疲れ様!」
最後はずっとショートしてた気がするけど、ほんとに楽しい一日だった。それにいつもと違う彼女の服装もカッコよかったなぁ。
「あらら、またトラリントリップしちゃってる」
「トラベラー…惚けるのは良いが今は仕事だぞ」
「ッハ!悪い!」
今はアブノマの世話に集中しないと。
そう思いながら収容室に向かうと。なんだかピリピリとした雰囲気が漂っていることに気付く。
「んん?なんか覚えのある感覚…」
こう、何かしらの共鳴を起こすアブノマを前にした時みたいな感じで。
収容室に入ると上半身が女性で下半身が蛇のラミアのようなアブノマが佇んでいた。
「…あら?あんたたちから覚えのある匂いがするじゃない。ちょっと嗅がせなさい!」
「おう!?」
「わわ!?」
「む?」
そして近づいた瞬間に彼女に纏わりつかれ首筋に顔を埋められ順番に匂いを嗅がれた。
「やっぱり!あんたからはあの白玉の匂いがするし、そっちのあんたからは『¥&/¥』の匂いがするじゃない!なに!?あいつら私に黙って眷属作ってたわけ?うらや…妬ましいわね!」
白玉が誰かは想像付くけど。今の名前は誰のだ?聞き取れなかったな。
「うん?でもあんた……」
「む?我がなんだ?」
「……妬ましいぐらい美人じゃない。絹のような白髪に雪のように白い肌!なんなの!?あいつの眷属は可愛いだけじゃなくて美しくもあるの!?妬ましいわ!」
なんだこの人、面白いな。
「決めた!もう決めたから!私もあんたを私の眷属にするわ!あんた!名前は!」
『あんた』がゲシュタルト崩壊しそうなほどあんたって言ってるなお前。
俺がそう思ってるとアビスは合点が言ったように頷いた。
「もしや貴様のがあの腐れ白玉が言っていた『レヴィアタン』か?」
「へぇ?あんたもあいつには思うところがあるわけね。尚のこと私の眷属にピッタリじゃない!妬ましい程にはね!」
アビスの言うレヴィアタンって確か…人を殺す七つの大罪じゃなかったけ?そしてその中で妬ましいだの言ってる大罪と言えば………嫉妬の悪魔か!
「あと、さっきから幸せプンプンの匂い撒き散らしてるあんたはなんなのよ!独身の私に対する当てつけか!」
「俺!?」
「相手は誰!あの白玉!?やめときなさいあんな救済厨の迷惑団子なんて、絶対碌なことにはならないわ!(というかあいつに先越されるとかムカつくし!)」
えっと、俺のことを心配してくれてるのか?これ。
「えっと心配してくれてるとこ悪いけど俺も付き合ってるのは白夜じゃないよ?」
「あら?そうなの、別にちっとも心配してなかったけど良かったわ。あんな救済厨と付き合うだなんてその子が可哀想だもの」
スンと驚くべき速さで落ち着きを見せた彼女は大罪と呼ばれてはいるがそこまで悪いアブノマではない気がしてきた。
「それはそれとしてあんた普通に妬ましいわ。結婚式には呼びなさい。誰もが嫉妬する花嫁にしてあげるから」
「ふぁ!?///」
「お主さてはツンデレだな?ティファレトと同じ」
「誰がツンデレよ!デレてないわよ!ってか誰よ!」
なんでみんなしてそう話が飛躍するんだよ!
「あ、忘れるところだった。あんた名前は?」
「アビスだ…」
「なるほど。アビスね。それじゃああんたに私の眷属の印をあげるから顔を貸しなさい」
アビスは特に拒絶をするわけでもなく普通に近づくと、同じようにレヴィアタンも近づく。
「ふんふっふふ〜ん♪私だけの眷属〜♪」
ご機嫌に歌いながらアビスに何かをすると突然、俺の審判鳥ギフトと同じように目を覆う炎が現れた。
「はい!契約完了!これであんたはずっと私の眷属だから!私の装備使わないとこの会社潰すわよ?……そこのカメラで見てるあんたの聞こえてるんでしょ!この子に私の武器と防具渡さないとこの会社潰すから!」
あ〜うん、嫉妬の罪と言われるだけあって何事にも嫉妬するんだな。こりゃアビスとんでもない子に目を付けられたな。
「……ふむ、これで我も二つのギフトを有すると言うことだな?レリック、トラベラーよ。ようやく“お揃い“になれたようだな?クハ♪」
自覚があるのかないのか知らないけど。アビスは時々、ギザ歯になって弧を描くように笑う。
−−−どうやらアビスもそんな大差ない嫉妬心を持っていたらしい。見え隠れする目が笑ってるのに笑ってなかったから
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