「ふむふむ、我の適性はBLACK属性の装備だと思い込んでいたが。クハハハ!とんだ掘り出し物ではないか!ここまで我と相性の良いE.G.Oだったとはな!」
アビスが今までにないテンションで高笑いしてる。今回共鳴起こしたのはアビスだったか〜。
「それにしても蛇を巻き付けた銃って不思議だね?重くないのかな?」
「さぁ?自制が足りてなかったら自制が必要になる武器は重くなるらしいし、素の能力は関係ないのかもしれないな」
黄昏は全部EXが必要とか言うとんでも条件だったけど。それだけの強さがあるしな……あれ?思ったんだど俺のステータスどころかみんなのステータスもあの『永久の欲望』のお陰で限界値が突破してるけどEX越えの表記は何になるんだ?
そんなどうでも良いことを考えていると突然第二アラームが鳴り始めた。
「…ウッソでしょ?」
『緊急事態が発生した!『赤鬼に焦がれた桃太郎』と『火の鳥』が『桃太郎に成れなかった赤鬼』の脱走に合わせ脱走した!更にそこで『赤ずきん傭兵』も脱走し、『大きくて悪いオオカミ』が触発され脱走!鎮圧に迎えるの者は各個撃破してくれ!オオカミの方にはアドムを向かわせた!』
相当焦ってるのかして捲し立てるように管理人が言う、相当状況が悪いんだろう。
「よりにもよってそいつら?いや、オオカミと赤ずきんの姐さんはアドムでなんとかなるけど。残りの二人が未知数なんだよな」
鬼に関してはあいつZAYINだけど大丈夫……ランク詐欺かあいつも。
「おぉ!ここに居たのでござるか!雉よ!うむ!犬と猿も居るでござるな!」
「…雉が俺で犬がメイソンなのは分かるけど。猿は誰?」
「そこにいるでござろう?」
そこって……ジョシュア?
「俺ぇ!?俺が猿!?」
「そのフィジカル!そしてその茶髪!どこからどう見ても猿でござろう!」
「なんじゃそりゃあ!?」
マジか、この鬼もうE.G.O関係なしに配役決めてきたぞ。
「見つけたでござるぞぉ!“桃太郎“ぉ!」
「来たな!“赤鬼“!」
「「いざ!勝負!」」
桃太郎の刀と赤鬼の棍棒がぶつかり合い衝撃波を起こし逃げ遅れたオフィサーたちが何人か吹き飛んだ。
「おっと!キャッチ!」
「あ、ありとうございます!」
「気にすんなって、非戦闘員を守るのも職員の仕事だしな」
真っ直ぐに飛んできたオフィサーを受け止めてそのままワープで逃す。他のオフィサーもみんなが受け止めてくれたようで次々と入っていった。
「久しいなぁ!小僧!元気でござったか!」
「元気と言えば元気ではござったよ。だが!拙者は鬼としていまここに立っている!つまらぬ戦いだけはするなでござるよ!」
ややこしいが桃太郎(鬼)からは見た目から想像が出来ないほど巧みに刀を使い赤鬼(桃)からの棍棒によるパワフルな一撃を受け流す。
「これ俺たちあの桃太郎(鬼)サイドだよな?後輩」
「そうだな先輩」
「でしたら鬼退治です!!!!」
どっちに味方するべきかを考えてるとメイソンが真っ先に突撃して赤鬼(桃)を切り裂いた。
「犬がお供とはまさに“桃太郎“らしいでござるな!」
「はっはっはっは!そう褒めるな!本番はこれからでござるよ!」
「お前ら喋り方がややこしいんだよ!どっちか口調変えろ!」
ジョシュア、一々ツッコミ入れてたらキリがないぞ。
俺は桃太郎(鬼)の上に飛び上がり黄昏を投げ飛ばし憎シミに持ち変えた瞬間に縦斬り回転を喰らわせる。
「っぐ!空からの強襲とはお主は雉でござるな?」
「まぁ、そんなところかな?」
どっちかと言うとカラスの方が近いと思うけど。
「さぁ!猿!お主の力を見せてやれ!」
「俺は猿じゃねえよ!」
ジョシュアがツッコミと同時に拳を地面に叩きつけ爆発を起こして目眩しをする。
「お供が勢揃いでござるな、拙者はその“桃太郎“を倒し、ようやく鬼になれるのでござる!」
赤鬼(桃)が棍棒を大きく振り回して煙を吹き飛ばす。それと同時に衝撃波も引き起こし真正面に居た俺はもろに受けた。
「桃太郎の何に不満を感じてるのかは知らんけどそれに俺たちを巻き込まないで欲しいんだけどな」
ただ今の一撃で赤鬼(桃)は今の俺にはそこまで強くないことが分かった。これなら苦戦することなく鎮圧出来るとは思うけど。鎮圧した後の桃太郎(鬼)の反応が分からないんだよな。
「行きます!!!!」
「どっせぇい!」
メイソンが目にも止まらぬ速さで接近するとタイミングを合わせたかのように赤鬼(桃)が棍棒を振りメイソンを奥の壁に叩きつけた。
「ふぎゃう!?」
「メイソンの攻撃に合わせてカウンターをした!?」
前言撤回!こいつ攻撃力は大したことなくても技術では間違いなくALEPHクラスだ!メイソンの速度に追いつけるなんてたくさんの目がある俺でも無理なのに!
「どうしたでござるか?桃太郎のお供とはその程度でござるか?」
「拙者を忘れてもらっては困る!チェストォォオオオオ!」
入れ替わるように桃太郎(鬼)が飛び上がりそれはもう見事な袈裟斬りを繰り出し赤鬼(桃)の腕を斬り飛ばした。
「ぐぁ!」
予想外のところからの大ダメージを喰らって赤鬼(桃)が体勢を崩し蹌踉けた。
「先輩!チャンス!」
「任せろ!」
他にも脱走してるしてるやつがいるしすぐにでも蹴りを着けるために総攻撃をする。
「復活!!!!」
「メイソンも攻撃に加わってくれ!」
「分かりました!!!!オオカミの力を見せます!!!!う〜!ワン!!!!」
「「いやだからそれ犬!」」
メイソンはオオカミと犬の違いを分かってるのか?
「ぐ!やはり……拙者にはお供が居なければ何も出来ないのでござるか………結局…拙者は役者でしかなかったでござるか」
赤鬼はそう言い残し倒れ伏した。
「良くやったぞ!桃太郎伝説ここに爆誕でござる!宴だぁ!ハッハッハ!」
「いやまだ残ってんだけど相手が」
桃太郎(鬼)が味方だった分あっちの二人の方が脅威度は上なんだよ。
そう思っていたら後ろから爆音が鳴り響く。
「………」
後ろには先ほどは違い、覇気のようなものを纏った赤鬼(桃)が立っていた。いや…もう赤鬼と言って良いのかも分からない変化っぷりだった。
「所詮拙者はお供が居なければ何もできない子供でござる…どこまで行っても拙者は“桃太郎“でしかなかった…だがそれで良い……拙者は桃から生まれた桃太郎…鬼を退治する運命を背負えど何も“剣“だけが退治する方法とは限らない……」
なんか…やばそう?
「ただ今は……拙者の焦がれた鬼と純粋に戦いたい!この勝負!受けてくれるでござるな!」
「…ほう?良いだろう!その勝負!乗ったでござる!」
桃太郎(鬼)も同様に変化を起こし、闘気が溢れ出る。
−−−いまここで、本当の
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