−ピンポーン!
「は〜い!」
昨日言ってたビナー様の友人が来たのかな?
「どちら様?」
「私だ」
「…………誰?」
私だって言われても分かんないよ。なんかビナー様と似たような服を着てるけど。それと後ろに居るのって爪だよね?
「ふむ…ガリオン、いや、ビナーから聞いてないかな?私のことを」
「あ〜!ビナー様の友人ってあんたのことだったのか!入って入って!」
「お邪魔させてもらうよ」
今この人が言ってたガリオンってビナー様の前の名前かな?こっちでは人間なのにどうしてセフィラのみんなは元の名前じゃなくてセフィラの名前を使ってるんだろう?
「紅茶どうぞ」
「ありがとう、バラル、お前も座れ」
「……」
バラルとやら。お前も無口なのか。せめて紅茶を飲む時くらいはその仮面?を外せ。
「…うん、香りの良いし、味も良い、それに茶菓子選びのセンスもある。ガリオンが気にいる訳だ」
俺の話をビナー様から聞いていたのかして納得したように頷く彼女。
「おっと、自己紹介がまだだったね。私は『調律者』のジェナと言う、私の隣いるのが『処刑者』のバラルだ」
「処刑者!?」
俺の頭にギロチンが思い浮かんでしまいバラルから咄嗟に距離を取る。
「俺なんかしちゃいましたか!?」
「おや、勘違いさせてしまったようだね。バラルのこれは特色のようなモノだと思ってくれ」
「…あぁ〜なるほど」
二つ名みたいなもんか。なら安心…なのか?
「えっと、ところで『頭』所属の二人がただの職員である俺になんの用なんだ?」
「…そうだったね。実は一度あの支配人に声を掛けたことがあったのだけどね。お前の方がそういう話はアイデアが出ると勧められてね。だからガリオンに頼んで会わせてもらうことになったのさ」
そういうアイデア?どう言うこと?
「実は私も『頭』から『翼』企業のどれかから人々を驚かせるような都市全てを範囲とした大規模な祭りのアイデアを採用して欲しいと言われてね。今のところはこれと言った良いアイデアが無くほとほと困り果ててるんだ」
都市全てを対象とした大規模な祭り?え、その祭りを俺に考えてくれって言ってるの?マジか。
「それと、こちらも期限が迫っているから今日中に答えを聞かせてくれると助かる」
「今日!?」
無茶振りが過ぎるぞ調律者!いくらなんでも今日はないでしょ今日は!
ただ、断れる雰囲気でもないので俺は必死になって頭を働かせて祭りの内容を考える。
【 一時間後 】
「…う〜ん、いや、流石に無理か?でも、もうこれ以上の案が思い浮かばないし」
「なんでも良いから浮かんだ案は言ってみてくれ。駄目かどうかは聞いてから判断させてもらう」
「あ、そうですか……アブノマの力を借りて様々な種目を用意した祭りはどうでしょうか」
俺が言えるのはほんとにこれだけなんだよ。いくらこっちのとこのアブノマが協力的とは言え危険なのには変わりないからなぁ。
「ふむ、そのアブノーマリティをどうするのか聞かせてくれるかな?」
「えっと、アブノマを選んでもらってアブノマ同士で戦わせてみたり。アブノマのランクに合わせてポイントを入れて、鎮圧とか収容とかをして競い合うとか」
言ってみてなんだけどこれ一般の人向けとは言えない祭りだよな。
「なるほど……バラル、早速上に報告をして日時と場所、そして明確なルールを決めよう。これなら『頭』も満足してくれる筈だ」
「っえ」
ジェナがそう言うとバラルが空間を裂き、中に入っていく。
「今日は実に興味深い話が聞けたよ。それでは次は祭りの日に会おう」
……本当にこれで良いのか。どうしよう、これもしかしてこの祭りで怪我人とか出たら俺の責任問題になったりする?
−−−そう思うと震えて夜も眠れなかった
どんなif世界線を出して欲しいですか?
-
(if)トラベラー
-
(ねじれ)トラベラー
-
図書館(指定司書)
-
図書館(司書補)
-
図書館(館長)
-
L社(セフィラ)
-
フィクサー(特色)
-
その他