「あぁぁぁぁ…本当にアレで決まっちゃったよぉ」
調律者のジェナが訪ねてきてから一週間、かなり仕事が早いのかそれとも人手が多いのかして祭りの告知が都市中にばら撒かれていた。祭りの内容は俺が提案したのとほぼ同じモノだった。
1、L社にちなんでコントロール、情報、教育、安全の四チームに分かれて種目を行う。
2、他チームの妨害などを行うと失格となる。
3、この祭りで怪我をしても自己責任なので文句は受け付けない。
4、不正行為が発覚した場合そのチームは即座に失格となる。
小難しい言葉を簡潔にした結果こんなことが書かれていた。そして種目はアブノマを各チームで選んで戦わせる『アブノマテイマー』と都市に散らばっているアブノマを鎮圧したり収容する『大脱走!アブノマエスケープ!』そしてアブノマを使った借り物競争『ワクワク!アブノマチョイス!』三種目になっていた。詳しいルールは祭り当日に説明されることになっていてかなりのスポンサーがこの祭りに居る。そのスポンサーにうちの会社のもちろんあった。
「こんなことになるなんて、もうこれ祭りじゃないじゃん。運動会じゃん」
「すご〜い、『頭』もかなり大胆な祭りを開催するね」
「そ、そうだね。あはは」
最後の種目以外は全部俺が考えたなんて口が裂けても言えねぇ。あと種目のネーミングよ。ノリ良すぎない?都市を牛耳る大組織なんだよね?
「あ、私たちはサポートとか運営に回るから参加禁止だって、残念」
「仕方がなかろう、あやつらのことをよく知る我らが参加しては出来レースになってしまうではないか」
「そっか!」
ビナー様が凄い和かに俺を見てる。あの人絶対察してるって、そりゃそうだよな!ビナー様がジェナのこと紹介したんだもんな!
「これで批判の嵐とかきたら俺もう立ち直れないかもしれない」
「そう悲観することはない、小さき小鳥よ、この提案を良しとしたからこうして祭りとなったのだ。自信を持ちなさい」
「……お茶ください」
「あぁ、良いとも」
この人、本家ではかなりドSだった気がするけどこっちじゃあ普通に良い茶飲み友達なんだよな。いや、むしろ俺が困るのを理解してて敢えてジェナと合わせたのかも?
「今宵はウバの茶を用意した。これは鮮やかなバラの香りと刺激的な渋みが特徴的な茶であり、ストレートだとその香りがより強く感じる。マドレーヌと共に飲むが良かろう」
…うん、ないな。この人ただの紅茶好きだしそれはないな。変に疑って損した。
「お〜ほんとに香りが良いですね。それにこの渋さがマドレーヌとの相性が抜群ですし」
あぁ〜落ち着く〜
−−−ちなみに祭りの日付は一ヶ月後になっていた。準備良すぎない?
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