私と我と俺のお仕事。   作:CoCoチキ

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百九十九話 四回戦!たった一つの赤い靴!

 

 『それでは次の対戦チームは配置に着いてください!教育チーム!『残響楽団』代表のプルート選手!』

 「契約に基づき誠心誠意、勝負させて頂きます」

 

 残響楽団……もしかしてあそこで俺のことずっと見てる銀髪の人の集団のことか?同じスーツ着てるし、なんかあそこだけ雰囲気が異質だし。怖いし、あの青いの。

 

 『安全チーム!『ピエールのミートパイ』代表のピエール選手!』

 「そろそろ新しい食材探しに行こうと思ってたのよ〜渡りに船とはこの事ね!」

 

 あの人は23区の料理人か。う〜ん、なんだか血の臭いがする。さっきまで食材かなんかの血抜きしてた?

 

 『プルート選手が『たった一つの罪と何百もの善』!ピエール選手が『赤い靴』を選びました!どちらも動くところを見たことがないアブノーマリティで戦闘能力は未知数!どうなるのでしょうか!』

 

 「では、よろしくお願いしますよ」

 「えぇ、微力ながら力になりましょう」

 「ンフ♪その斧良いわねぇ、スパっと肉を切れそうだわ」

 「肉を切ることには興味ないわぁ、ただ踊れれば良いものぉ」

 

 もちろんどちらも擬人化薬で人間になってもらってます。大きな十字架を背負った神父のような男性がつみぜんさんで、赤いドレスを纏った気怠そうな女性が赤い靴だ。赤い靴は木偶人形じゃまともに踊れないってことで薬を使った。

 

 『レディー!ファイト!』

 

 「踊りましょうかぁ!」

 「では僭越ながらお相手をさせて頂きましょう」

 

 『開始と同時に赤い靴が駆け出し斧を振り下ろす!しかしそれをたった一つの罪と何百もの善は大きな十字架で防いだー!』

 『どうやらたった一つの罪と何百もの善はその場から動かず反撃するカウンター型みたいだな。元の姿の名残なのかしてその場から動こうとしない』

 

 カウンターか、つみぜんさんって白夜を鎮圧する程のパワーがあるけど、一番低いリスクレベルなんだよな。マジで何者なんだ。

 

 「罪と善、薙ぎ払ってください」

 「こうですか?」

 「赤い靴!避けちゃって!」

 「女性のことはもっと優しくリードするものよぉ?」

 

 『たった一つの罪と何百もの善から白い光の刃が振り抜かれる!そして赤い靴はそれを下がることで回避しました!』

 

 「そのまま追い込んでください」

 「分かりました」

 

 『ここでたった一つの罪と何百もの善が反撃ー!十字架を大剣の様に振り回し赤い靴を追い詰めていきます!』

 

 「赤い靴!斧を振り回して近づけせないで!」

 「荒々しい踊りは好きかしらぁ」

 

 おぉ!なんだか武闘会みたいな感じで良いなこう言うの!

 

 『ここで両者攻撃を繰り出しましたー!踊る様な攻めを見せる赤い靴と確実に攻撃を当てていくたった一つの罪と何百もの善!どちらも着実にダメージが蓄積していきます!』

 『本来、攻めに向いていない筈のたった一つの罪と何百もの善を攻めさせることで赤い靴の動きを阻害しているな』

 

 確かに上手い攻めだけど、こっちに近寄ってきてないか?あの二人。

 

 「今です!投げ飛ばすのです!」

 「ダンスはこれでフィナーレとさせて頂きます」

 「っきゃ!」

 

 『たった一つの罪と何百もの善が十字架に引っ掛ける様にして赤い靴を投げ飛ばしたー!』

 

 「え!?」

 

 赤い靴が俺の方に飛んできたら慌てて受け止めた。

 

 『赤い靴!場外落ちにより勝者!プルート選手!』

 

 「当然の結果です」

 「そうですか?」

 「うっそ、負けちゃったわ」

 

 −−−なんかさ、こういう祭りの日でも俺へ被害が来るのはなんでなんだろうな?

 

どんなif世界線を出して欲しいですか?

  • (if)トラベラー
  • (ねじれ)トラベラー
  • 図書館(指定司書)
  • 図書館(司書補)
  • 図書館(館長)
  • L社(セフィラ)
  • フィクサー(特色)
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