私と我と俺のお仕事。   作:CoCoチキ

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 コントロール39
 情報23
 教育37
 安全30


二百二十四話 黒の亀裂!

 

 「うわ!?ちょっ!危ない!」

 「痛くないんだから別に避けなくても良いだろう?」

 「当たることに慣れたら元の姿でも同じ戦い方しそうだからな」

 

 青いのと黒いのの連携が抜群過ぎて反撃の隙が見当たらない。お互いの隙になる部分をカバーしてやがる。

 

 「うぉ!お前、さっきから態と俺を狙ってるだろ!」

 「何を言ってるんだ?俺がそんなことするわけないじゃないか。ちょっと自意識過剰なんじゃない?」

 「ついにボケたか?お義兄様?」

 

 と思ってたら急に喧嘩始めた。なんだこいつら。

 

 「言っとくけどまだお前を認めた訳じゃないからな」

 「態々飯をたかりに来てるクセに何言ってんだか」

 「…先に俺たちの決着を着けるかい?ローラン」

 「…良いぜ?負けたら今度のハムハムパンパン奢りな」

 

 ……何しに来たんだこいつら。

 

 「管理人!…どうしたの?」

 「あ、ポチ、なんでお前ミミック持ってんの?」

 「拾った!」

 

 そっか〜拾ったのか。マル先輩よ。支援物資の中にE.G.Oを入れるのはどうかと思うんだ。これ下手したら参加者ミミックに乗っ取られてたぞ。あ、良いこと考えた。

 

 「ポチ、それ俺にくれない?」

 「良いよ!」

 「よし、じゃあ、ポチ…あそこで喧嘩してる二人がいるのが見えるか?」

 「うんうん!」

 

 俺は犬に話しかける様にして喧嘩中の二人を指差す。

 

 「あの黒いのをやっつけてくれ、俺は青いのをやっつけるから。出来る?」

 「もっちろん!!いってきまーーす!!」

 

 ポチが走り出した後ろに付いてポチがど真ん中をぶち抜く様に攻撃したところにミミックで思いっきり斬り掛かる。

 

 「ちょっと、邪魔しないでよ」

 「いや知らんし喧嘩なら他所でやってくれ」

 「しまった。そういやこいつら居たんだっけか」

 「ドッカーン!おじさん覚悟してよ!僕がやっつけてやる!」

 

 良い感じに分断出来た!これなら二人相手にするよりやりやすい!ん?残りのやつはどうしたかって?…終末鳥が相手してるよ。

 

 「正直お前ら残して置くの不安しかないから倒す!」

 「へぇ?俺を倒すなんて簡単に言ってくれるじゃないか。何か作戦でも?」

 「もちろん、力押しだ」

 「……ん?」

 

 憎シミに持ち替えて両手に憎シミとミミックを構えて両腕を振り下ろす。

 

 −ガリガリガリガリ!

 

 騒音と共に砕けた瓦礫が飛び散る。

 

 「お前みたいに技術が優れたやつに小手先で挑むのは俺じゃあ無理だ。なら、どんな技術でも通用しないような圧倒的な火力で制圧する。そうでもしなきゃ守りたいもん守れるなくなるしね」

 「…考えるのを放棄しただけかと思ったけど。結構考えてるんだね。なるほど、力押しか」

 

 シアンの持つあの圧倒的な暴力とも言える斬撃、あれくらい出来る様にならなくちゃいざ特色レベルの化け物が襲ってきた時にあいつらを守れない。

 

 「うらぁ!」

 「っ!流石に受け流せないな」

 

 例え受け流せたとしても受けた衝撃が腕を伝って痺れる筈だ。そう言う風に力を込めた。

 

 「……荒々しく。だけど身体の芯に響く様な一撃を!」

 

 意識するのはそこに存在するだけで背筋が凍りそうな殺意を持つ、黒の殺戮者、いま必要なのは夢幻の様な臨機応変な戦い方でもゲブラーの姐御の嵐の様な戦い方でもない。シアンの一撃必殺による短期決戦型、それをするには…

 

 「これは、勢い付けさせたら不味そうだね。眷属を見つけて倒していかないと」

 

 狙いをあの青いのに定めて切先を向ける。後は…ただ剣を振るうだけ。

 

 「スゥ………ッハ!」

 「…ちょっと遅かったか」

 

 俺が剣を振った先にはあの時のシアンが作った様な亀裂がビルに走っていた。

 

 「出来た!どうだシアン!俺だってやれば出来るんだ!お前の専売特許だとでも思ったか!あっははははは!」

 「通りで見たことあると思ったらあの戦闘狂の攻撃か!」

 

 ん?あの黒いのシアンも知ってるのか?………いや、ローラン?どっかで聞いたような。まぁ、後で思い出せるか。

 

 「お前は絶対にここで仕留める!夢幻を相手する前に負けるわけにはいかないんだよ!」

 「まさか俺が前座扱いを受けるなんてね。この子にとってのメインステージはここじゃないってことか……悪いけど、俺は一旦退かせてもらうよ」

 「あ、逃げるな!」

 

 くっそ、青いのに逃げられた!

 

 「ん〜管理人!黒いの逃げた!」

 「マジで!?そっちも逃げたのか……夢幻と合流されたらキツイな。しょうがない!ポチ!俺たちは中央に戻って体勢を立て直そう。お前の体力が回復できるしな」

 「は〜い」

 

 『教育チーム『残響楽団』のグレタ選手、ブレーメン選手、エレナ選手、プルート選手、ゼホン選手、ターニャ選手脱落!』

 

 どうやら終末鳥の方は片付いたらしい。そりゃ卵がどこにあるかも分からないし即死級の攻撃をばかすか撃ちまくるあいつに勝てるやつは少ないわな。

 

 −−−ただ、嫌な予感ってのは当たりやすいもんだ。俺は間違いなくまたあの青いのと戦うことになるだろうな

 





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 教育:『残響楽団』『旅人事務所』『視線事務所』『奥歯事務所』『R社』『ツヴァイ協会』『黒雲会』
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