私と我と俺のお仕事。   作:CoCoチキ

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⚫︎並行世界
二百三十三話 並行世界旅行!


 

 「今度はD社の商品をテストして欲しいって。あの、ほんと前振りくれないか?アン先輩」

 

 脱走祭から数ヶ月経った今日、俺たちが愛用している『共鳴の鏡』の開発元であるD社が並行世界へと行くことができる『共鳴の扉』のテストをして欲しいと言う依頼が来た。どうやら共鳴の鏡シリーズの第二弾でもし問題になく動作したならこのこれをタダでくれるらしい。

 

 「まぁ、俺は良いと思うけど。他のみんなはどうなんだ?」

 「概ね賛成だそうだ。ただし人数制限があり同時に三人までしか使えないそうだ」

 

 三人…なるほど、並行世界に行ったことがあるのと俺たち三人はいつもセットだからか。

 

 「分かった。今度は並行世界に行くことが出来るってことなら自分と入れ替わるってことはないんだろ?じゃあ行く」

 

 なんだか楽しそうだしな。

 

 「分かった。なら少し準備が必要になるから待っていてくれ」

 

 それにしても並行世界か。行ったことがあるのは俺が元々この世界の人間でL社の職員である世界と、何があったのかがよく分からないけどバラバラになってたし……うん、最初にあそこ行くか。

 

 「ねぇねぇトラリン、その扉って最初はどこに出るのかな?L社かな?」

 「さぁ?アン先輩はそう言うことをまだ説明してないけど。共鳴のって言うだけあってその世界の自分のところに飛ぶんじゃないか?」

 

 多分、確証はないけどな。複数人が使うってなると全員が違うところに言ってそこに扉があるってことになるからそれだけ扉の数が増えるんだよな。

 

 「トラベラー、ゼロ、アビス、準備が出来たぞ。この扉の使用方法は共鳴の鏡と大差がない。並行世界の自分が写し出されレバーを引けば鏡の割れる音と同時に扉が開く、違う世界が良ければ右のレバーを引くと違う自分が写し出される。分かったか?」

 

 確かに同じだな。いや、そもそも共鳴の鏡って俺しか使ってなくないか?毎回失楽園の俺と入れ替わってたんだけど。なんで他のメンバーは使わないんだ。

 

 「まぁ、良いや。それじゃあレリック、アビス、俺の後ろに立っててくれ」

 「はいは〜い」

 「うむ」

 

 扉の前に立つとそれはガラス扉になっていて俺とレリックとアビスの姿が写るようになっていた。そこには失楽園の俺と黄昏のレリック、笑顔のアビスが写っていたからifの方の世界だろう。試しに右のレバーを引くと扉が反射して姿が変わった。羽毛の腕を持つ俺と図書館司書の様な格好のレリック、スーツ姿のアビスが写った。

 

 「ん?この世界のアビスは死んだ筈じゃあ?」

 「確かに、妙だな?」

 「言ってみれば分かるよ!えい!」

 「「あ!こら!」」

 

 −−−鏡が割れる音と同時に扉が開き、俺たちはその中に吸い込まれた

どんなif世界線を出して欲しいですか?

  • (if)トラベラー
  • (ねじれ)トラベラー
  • 図書館(指定司書)
  • 図書館(司書補)
  • 図書館(館長)
  • L社(セフィラ)
  • フィクサー(特色)
  • その他
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