「〜♪」
そいつは俺に擦り寄ってきた。その時はまだ小さな小さな小鳥で、黄色い瞳が綺麗だったのを覚えてる。
『なんだなんだ?お前は俺が見えてるのか!まさに見る目のあるやつだな!』
あの時は確かレリックが寝たのを見計らってそこら辺を漂ってる時だった。なんで俺がここにいるのかとか、どうして俺は幽霊みたいになってるのかとかそういうのばっかりを考えてたような気がする。
『うん?黄色い目を持ってるなんて珍しいな?うん?黄色か?黄色かな?……まぁ、黄色か』
野生の鳥にしてはやけに人懐っこくてゴワゴワとした毛が無いはずの身体を温めてくれた。
『ごめんな〜ほんとは撫でてやりたいんだけど俺ってば見ての通り幽霊だからさ?触れないんだわ』
「キュ?」
小鳥は理解しているのか分からなかったけど、俺の言葉を聞いている風に見えたからちょくちょく声を掛けていた。なんせこん時は寝ることが出来るなんて知らなかったから夜は散歩して暇潰してたからな。誰でも良いので話を聞いて欲しかったのだ。
『で、結局出来ることはな〜んにもないからこうやって散歩で暇潰してるわけ』
「キュ〜」
相変わらず小鳥は首を傾げるだけだけど、それでの一人で居るよりはずっと心地が良かった。夜が明ける頃には小鳥はどこかに行っていた。
「それがまさか」
「キュ〜♪」
「大鳥だったなんてな、分かるはずないだろ明らかに目の二つだけだったし、大きくもなかったんじゃん」
図体が大きくなってもどこか人懐っこいのは変わらず、入った瞬間に擦り寄ってそのゴワゴワした体毛を擦り付けてきた。
(この子なに!?チョー可愛い!丸い!目が多い!ギャップがすごい!)
うるっさ、こいつは罰鳥の仲間の一匹で大鳥って言うんだよ。まぁ見ての通りでかい。あとこいつの持ってるランタンは魅了の効果があるからあんまり見るなよ。
「キュ〜!」
「おわ!!分かった!撫でる!撫でるから押し付けないでくれるかな!?滅茶苦茶ドアの方に押されてるから!?」
思いっきり愛着作業になっとるやんけ!いやそもそも俺はなんの作業しに入ったんだっけ?
「キュ!」
「ちょ!頭をわしゃわしゃしないでくれってかそんな歳じゃねえし俺」
ある程度満足したのかして、大鳥は頭をわしゃわしゃするのをやめた。今更だけどこれ大丈夫か?あと一匹来たらヤバい気がする。
作業を終えてメインルームに戻ると新人たちがギョッとした顔をして俺を見る。
「……どうした?」
え?なに?なんかすっごい視線を感じるわいろんなところから。
「先輩、それ、大丈夫なんすか?」
「汝、黄金色の頂を賜り違和感を感じてはおらぬか?」
「大っきい目がたくさんですね!!!!」
はぁ?大っきい目?んなもんギフト以外にあるはずが……
備え付けの鏡を覗いてみると俺の頭にビッシリと大鳥と同じ黄色い瞳がくっ付いていた。
「おぉ、一発でギフト貰えるとかこれどういう幸運?」
ゲーム越しだと分からなかったけどこのギフトって淡く光ってるんだな。ちょっと便利そう。
久しぶりの再会に驚きはしたものの
−−−これは嬉しい再会なことは確かだ。
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