私と我と俺のお仕事。   作:CoCoチキ

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二百四十四話 芋虫vs提灯アンコウ!

 

 「はぁ」

 「昨日は凄かったね〜トラリンの声メインルームまで響いてたんだってさ」

 

 あの後メインルームに戻ると俺の姿を見た全員がギョッとした顔をしていたので理由を聞いたら、どうにもその時の俺は頭の目が赤くなっていて羽もブワリと威嚇するように下がっていたらしい。ジョシュアにますます鳥になってるなと言われてしまった。

 

 「もしかして俺は大鳥だった?」

 「何を言っとるんだ貴様?」

 

 ついつい馬鹿みたいなことを考えていると収容室の前に二匹の芋虫…いや一匹は芋虫じゃないけどそれっぽいのがいた。

 

 「お前、ついに普通に会社に入って来たな。ディッシュ」

 「食材!」

 「試練の放送は来てないだろうが!やめろ!」

 

 なんでジョシュアもレリックもこいつのこと食材に見てるのか分からん。いや虫料理ってのは知ってるけど明らかにこいつは食用の虫じゃないだろ見た目的に。

 

 「キシャー!」

 「………」

 「で、目の前にはサラッと脱走してるアブノマの『肉の灯篭』マジで何やってんの?」

 

 最近会社では業務中だろうが普通に通路でアブノマとすれ違うことが多くなって来た。この間なんてオフィサーと歌う機械が腕相撲してたし。

 

 「あ、トラベラーさん、どうにもロボットさんの話によるとこの芋虫さん、ディッシュ?さんが肉の灯篭に挑戦状を叩きつけたらしく」

 「今に至ると?それって物理的な殴り合いなのか?」

 「いえ、大食い勝負だそうです」

 

 その場で見守っていたオフィサーくんに話を聞いたらそんな答えが返って来た。ロガティブのやつは合体ロボ持って戻ってくるとその場を後にしたんだとか。

 

 「で、お前らは俺たちに食糧持ってこいと?」

 「キシャァア!」

 「…………」

 −ゴハン!

 

 大食いと聞いて妖精まで出て来た。ここから食堂って結構遠いんだよなぁ。どうしようか。

 

 そう悩んでいたらガラガラと何かを転がす音が近づいて来たのでそっちを見るとメイソンがワゴンの上に山盛りの料理を持ってやってきた。

 

 「…メイソン?」

 「なんでしょう!!!!」

 「…うん、やっぱりなんでもない」

 

 目を輝かせているメイソンに俺は何も言えず、そのまま餌やりの感覚で料理を食べさせ続けるメイソンを見ていることしかできなかった。

 

 【 一時間後 】

 

 「あの、メイソン?」

 「はい!!!!なんですか!!!!」

 「いつまで料理を持ってくるつもり?」

 「………分かりません!!!!」

 

 収容室前の廊下にはもう通れる幅がないくらい料理の皿が置かれていた。オフィサーくんたちも困った顔をして俺たちの側に居た。

 

 「トラベラーチーフ、そろそろお皿を退かさないと僕たちの歩く場所が本当に無くなります」

 「ごめんオフィサーくん、もうないみたい」

 「……みたいですね」

 

 −−−結局ヘルパーくんに来てもらって皿を回収してもらったが二匹+αの決着は着くことがなかった

どんなif世界線を出して欲しいですか?

  • (if)トラベラー
  • (ねじれ)トラベラー
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