私と我と俺のお仕事。   作:CoCoチキ

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二百四十五話 夢見る衝突!

 

 「昨日はすみません!!!!」

 「いや、大丈夫、俺もあいつらはあんなに食べるなんて思ってなかったし」

 

 あの後アン先輩に揃いも揃って叱られたな。後からやって来たロガティブにも連帯責任で叱られてたし……トボトボと帰っていく姿がかなり印象的だったけど。

 

 「…えっと今日の予定は、アビスとレリックは無理そうか…うん、メイソン、今日はお前が俺と一緒の担当な」

 「はい!!!!」

 

 新規のアブノマが来た時は大体誰か一人を連れて作業をしにいく、不足の事態になった際にいつでも救出出来るようにだ。ジョイとジェミニも銃の腕が上がって来たからいつでも鎮圧メンバーに入れられる状態だし。ほんと会社に来た当初よりも安定してきたよな。

 

 「…?スンスン……管理人!!!!なんだかブドウの香りがします!!!!」

 「ブドウ?ウェルチジュース…じゃないよな…ダメだブドウの話してたらブドウの飴を食べたくなってきた。メイソンも食べるか?」

 「いただきます!!!!」

 

 飴の包みを広げて口に入れるとコロコロと音が鳴る。俺のお気に入りの飴シリーズだ。

 

 「ん?飴?……あ、そうか、今回のアブノマは『夢見る流れ』か』

 

 確かあいつはブドウの飴が好きだったから。こっちに収容される前からその飴を貰ってた筈。それならブドウの匂いがするのも納得だな。

 

 収容室に入る前にブドウの飴を用意してると突然通路が虹色の液体で満たされた。

 

  「……」

 『『夢見る流れ』が脱走した!全職員は虹色の液体でから急いで避難しろ!オフィサーもだ!過去のデータによると液体の中にいるとやつの突進を食らうぞ!』

 「…メイソン、俺たちまだ誰も作業に入ってないよな?」

 「はい!!!!」

 

 だったら原因はただ一つだな。ジョシュアに頼んであのピエロをボコしてもらっとこう。変装なりなんなりしてアブノマを脱走させられるように何か細工してたんだろう。

 

 「メイソン、 俺が受け止めるからメイソンは受け止めたところを攻撃して」

 「分かりました!!!!任せてください!!!!う〜ワン!!!!」

 「だからそれ犬!」

 

 どうしていつも気合を入れる時の声が犬なんだ。そんなことやってるからオフィサーたちからこの間、骨っ子クッキーとか渡されてるんだぞ。

 

 「ァァァァァァアアアアアアアアアア!!!」

 

 ズドン!と大型のトラックに突っ込まれた時のような衝撃が身体中に響くが正直今となってはシアンの一撃の方が重いからなんともない。会社に入社したての頃だったら無理だったが今となってはWAW程度の攻撃を余裕で耐えれるようになった。ALEPHも、この間模擬戦で魔法使いと『規制済み』を同時に相手しても余裕で勝てるくらいには成長した。

 

 「突っ走って〜!!!!ワンワンワンワンワンワンワンワン!」

 「気の抜けるような掛け声やめてくれるか!?」

 

 メイソンの方もオオカミからギフトを貰ってからか攻撃をする時に目が光るようになって攻撃の威力も心なしか上がった気がする。

 

 「お、チャージを始めたな。だったら後は一気に落とす!」

 

 勢いが無くなったところで俺は夢見る流れを思いっきり地面へと叩き付けて集中攻撃を食らわせたら鎮圧完了だ。

 

 「ふぅ、お疲れメイソン」

 「余裕です!!!!」

 

 −−−尻尾の幻影まで見え始めたんだけど、流石に気のせいだよな?

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