私と我と俺のお仕事。   作:CoCoチキ

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二百四十六話 世界一のピアニスト!

 

 −パラリラパラリラ!

 −ツクテーン!

 −ギャーン!

 −ドンガラガッシャーン!

 

 「うるさい!何やってんだお前ら!!!」

 

 「うぉ!か、管理人!」

 「お前ら会社が防音になってると言っても限度はあるだろうが!なにこの騒音!」

 「え〜っとだね。管理人、実は…」

 

 ギターを弾いていたアンソニーによると、昨日、静かなオーケストラがバンドを組もうと言ってきて音楽教室を開いていたらしい。それで見事にどハマりしたエヴァンジェリン、リン、アンソニー、ロキが確実楽器を持って来て練習していたと。

 

 「だったらそう言うのは娯楽室でやってくれ!ここはメインルームでオフィサーや他の職員も仕事してるんだから!そもそもロキ!お前は警戒チームだろ!何しれっとサボってんだ!」

 「「「「はい、ご尤もです/っす」」」」

 

 ってか静オケもなんか昨日収容室にいないと思ったらそんなことをやってたのか。

 

 「前の講演会もそうだけどほんと好き放題やってるな静オケ」

 「あぁ知ってるよ!管理人はボーカルと言うかコーラスをやってたんだろう?マルクトから動画を見せてもらったよ!いや〜直で見たかったな」

 

 マル先輩。一応あれ静オケの講演会なんだから簡単に見せたらダメだろ。大丈夫みたいだったけどこれがもし精神汚染のある講演会だったらとんでもない武器になってた。

 

 「じゃあ俺は収容室行ってくるけどくれぐれも!ここで楽器を演奏するなよ?」

 

 メインルームに居たメンバーに念を押してから収容室に向かうと微かにピアノの音が通路に漏れていた。

 

 「今回来たのはあんたか『ラ・ルナ』。意外だな、あんたがピアノ弾いてるところ初めて見た」

 「っふ、モニターの向こうから聴くには味気ないだろう?異なる世界から訪れし観客よ」

 

 どうやらラ・ルナも俺のことを認識しているみたいでそう返された。

 

 「それに、久々に興が乗ったのさ。昔全てを出し尽くしたと思ったが。私はまだ至高の旋律を奏でていないとあの舞台で知った。あの魂が震えるような旋律を私は奏でたい」

 「あの舞台、祭りのことか?あの時あんた凄い興奮した様子だったな。魂の輝きがどうのこうのって」

 

 貪欲の王とジョシュアって同じ武器なのかして戦闘方法も似たり寄ったりなんだよな…もしかしてジュシュアって貪欲の王に戦闘を教わってたとか?いや、今は関係ないな。

 

 「それと…」

 「なんだ?」

 「先ほどのノイズはなんだ。あれは音楽とは言えん。ただ音を鳴らしてみただけの音をよくあそこまで響き渡らせることが出来るな」

 「あ〜それは、まぁ。ちょっと訳ありで」

 

 −−−ことの経緯を話すと彼女は静オケの収容室に入り込んで一発杖で殴ってから娯楽室で鬼のようなもうレッスンをさせられたと後にアンソニーから聞いた

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