四話 幻の名店
「さって!今日は明日に備えて買い溜めしとくか!」
ーーーそれなら善は急げだ!明日は我の番であるからな!?良いか!?良いな!?
ーーーだからさっきの悪かったって、方法があれしか思いつかなかったし。
ーーー理解はしておるが、食べたいものは食べたいのだ。あれほど美味い菓子など世界のどこを探しても中々見当たらんぞ?
((めっちゃ分かる))
あれ?私の車の前に誰かいない?
ーーー誰かって、まさか盗人か?こんなところで堂々と盗人とはいい度胸してるじゃねえか!
ーーーむ、待て、あの人物は泥棒ではなく…
「俺の車に何をしようとしとんじゃこの盗人!」
ーーー気付かれてない間に不意を突いてチョップを繰り出すと、当たる直前で腕を掴まれた羽交い締めをされた。
「いきなり殴りかかってきた上にこの私を盗人扱いとはいい度胸がおありだな?」
「あ、あれ〜?この声ってもしかして」
ーーー聞き覚えのある凛とした声に冷や汗を書いてしまい、いま絶対に後ろを振り返ってはいけないと身体中の警告が鳴り響く。
「え、えっと、アハハハ、さっきぶりですね。アン先輩」
「…そうだな?つい先程も私達はすれ違っているというのに忘れているのだな、私の姿を思い出させてやろうか?」
ーーー後ろを振り向かなくても分かるほどのオーラが俺の視界の端をチラチラと覗いているところをみるとどうやらかなりお怒りのご様子です。ハイ
ーーブクブク
ーーーおい、こやつが泡吹いて気絶しとるのだが。
ーーーまさかの精神攻撃!?
ーーー俺はなんとか声を振り絞って返事をする。
「ケ、ケッコウデス」
ーーーやばい、マジでやばい、まさか支配人が車の前にいるとは思わないじゃん!
「支配人!仕事を超特急で終わらせてきましたよ!っと?新人くんじゃないか!どうしたんだい?支配人とプロレスごっこかい?」
ーーーごっこて、大の大人に向かってごっこて
「あぁ、そうだとも、新人と親睦を深めようと技を掛け合っているのだよ。なぁ?」
ーーーギリギリと腕に力を込めてこちらを覗き込むようにしているが怖くて後ろをみれたもんじゃないし、そもそも逃げたくても羽交い締めにされてて動けない。車を置いていますぐにでもここから逃げ出したいよ。
「それで!あの夕暮れ亭の位置を把握したというのは本当ですか!支配人!」
「正確にはその場所を知っている人物と知り合いになっていると言った方が正しいな、お前もその人物と既に出会っているぞ」
ーーーんん〜?あれ?店の話ってアン先輩にしたっけか?
ーーーいや、もしや収容室での会話を聞かれていたのか?
え、それってやばいじゃん!あの辺の会話とか聞かれてたらさ!?
ーーーそこは大丈夫なんじゃね?バレてたら帰してもらえないだろうし俺らのこと厨二病とかにしか見えてないって、てか起きたんだ。
それはそれで私はなんか嫌なんだけど。
ーーーそうか?
「後はマルクトや他の奴が来れば出発するぞ。案内してくれるな?新人」
ーーーあ、逃げ場なしですか。
「ハ、ハイ、セイシンセイイアンナイサセテイタダキマス」
「どうしてロボットみたいになってるの?」
「気にするな、私と親睦を深めているのだよ」
ーーーマル先輩やヨウマ隊長(と呼んでおこう)後は見たことがない人が二人ひど来るまで俺は羽交い締めのまま頭を撫でられていた(なぜ?)ようやく解放された俺は会社の先輩方を連れてあの菓子の店に行くことにまった。
ーーー車は良いのだろうか?
「おい、本当にこんな薄暗い森の中にあるのか?」
「どこか不気味ですよね。案山子が看板を持っているのも」
あ、店主さんの言ってる看板ってあれのことだったんだね。てっきり打ち捨てられた案山子だと思ったよ。
「はい、確かに道はこっちです。薄暗いのは森の中だけなので、竹林に入ればこの薄暗さともお別れですよ」
ーーーいまは夜ですっかり暗くなってるから、俺の言葉を半信半疑でみんなきいている。
ーーー我も最初あの光景を見た時は信じられなかったな。
あ!目印の竹があったよ!
「フッフッフ」
「どうしたいきなり笑い出して、気味が悪い」
「この光景を見ても、そんな余裕な態度でいられますか?見よ!この竹林を!」
ーーー目印の竹を通過した直後、景色が切り替わったかのようにホタルのような青い光が周囲に溢れ出した。
淡く光る竹林をと相まって、とても幻想的な景色を創り出して誰もがその光景に息を呑んだ。
「これは……」
「綺麗ですね。なんだかここだけ世界が違うような気がします」
ーーーフハハ!どうだ!美しいであろう!綺麗あろう!壮観であろう!
ーーーなんでお前がドヤってるんだよ。
「こんな場所にあるのなら、見つけられないのも頷けるな」
「あ、そのことなんですけど?店主は常連しか来ないって嘆いてましたよ」
ーーーそう返事を返すとリムとヨウマ隊長は「ウソだろ?」みたいな顔を向けてきたけど無視した。
ーーーーーー青い光が増え始めたころに俺は先輩方に声を掛けると同時にある物を渡した。
「そろそろ店に着くのでこれどうぞ」
「…サングラス?」
「あ、結構オシャレなのもありますね?」
ーーーサングラスを渡されたことを理解出来てない先輩方を尻目に俺は星型のサングラスを掛けた。
ーーーサングラスって選び方によって人の個性がでるよね!
「とりあえず付けてみたが、一体このサングラスになんの意味があると…」
ーーーアン先輩が言い切る前に眩い光が車を覆った。徐々に光が薄れてくる同時に車の速度を緩めて、完全に収まりきったじ頃にブレーキを掛けた。ちなみにハート型を付けていたのは意外だった。
「着きましたよ皆さん、ここが多分ですけど皆さんがお探しの店だと思います」
ーーーサングラスを外して見てみるといきなり現れた巨大な建物に全員驚きを隠せていなかった。
いや〜アブノーマリティとかの不思議な存在がいる世界だからね。
ーーー私も驚いたけど、何をどうしたらこんなことになるんだろうね?
どんなif世界線を出して欲しいですか?
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