私と我と俺のお仕事。   作:CoCoチキ

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三十九話 審判の時来たれり!

 

 「おぉ!結構馴染むなこれ!」

 「フフフ、ジョシュアよ、貴様に黄金卿の名を授け「いらん」……」

 

 そりゃあ馴染むだろうな、お前の専用装備だったし、あとマリネルお前偶然か狙ったか知らんけど同じ名前だぞ。

 

 「さてっと今日の作業に行きますかね」

 「なんかお前手慣れてるな、それにゼロの性格に似ているような?」

 「幼馴染だしそうだろ、あとはまぁ、なんとなく話聞いてたし」

 

 これからジョシュアにも鎮圧組として働いてもらいましょう。案山子が待ってるぜ。

 

 「さて、それはそれとして今日のアブノマは誰かな?」

 

 −チーン

 

 「……遂に来たか」

 「え?なに?トラリン何か知ってるの?今の音」

 

 あいつしかいないよなぁ、俺も全部の数字を把握してるわけじゃないけど。そうかぁ、来たか。

 

 収容室に入ると中にはほっそりとして包帯で目を覆い左側に傾いた天秤を持った鳥がいた。

 

 「……やぁ〜これちょっとヤバいか」

 

 流石に今の施設の状態でアレ来たら対処できる気しないんだよなぁ、どうしよう。

 

 「……」チーン

 「…え?いやいや、え?天秤が……右に傾いてる」

 「ふむ、無罪だと、良かったな」

 

 いきなり捌かれていきなり許された。何がしたかったんだこいつ。

 

 「ねぇねぇ!鳥ってことはさ!この子も罰ちゃんたちの仲間だよね!」

 「というか最後の一匹だな、罰鳥、大鳥、そして審判鳥の三匹だ」

 

 これ揃うとねもうヤバい。何がヤバいって言われるとね。とにかくヤバい。

 

 「……」

 「どわぁ!?お前もか!?お前も俺の頭をわしゃるのか!」

 「トラリン鳥に好かれてるねぇ」

 

 なんだなんだ!?俺なんか気に入られるようなことしたか?無言で撫でるな審判鳥!ってかサラッサラだな羽!

 

 「ん?いやまた一発かよ!お前ら俺のこと好きすぎ!」

 「これ罰ちゃんからも貰えるのでは?」

 「何気に今まで一回も突かれておらんもんなトラベラー」

 「むしろ一緒になって突きにいったよね」

 

 ん〜なんでだろうな?大概は行動矯正付けてる時しか突きに行ってないけど。いやもしやそれ狙ってる?俺の目に包帯を巻きつけて満足気な審判鳥に言いたいことはあるかけどもこれ便利だからな、しかもアブノマの中で良い子の部類だし。

 

 「トラリンそれすっごい似合ってる。可愛い系から美人系って感じ」

 「それで自画自賛になってないんだから不思議だよな」

 

 ってかレリックのやつここ最近ほとんど可愛いって言ってる気がするんだけど。可愛いに目が無さすぎでは?

 

 「ただ、これでALEPH装備が二人になるわけで誰が装備するよ?」

 「「トラベラー(リン)」」

 「口揃えて言うんじゃない」

 「むしろトラリンしか勝たん」

 

 戦闘は苦手なんだけど。前の案山子だってほぼほぼ装備に助けられた形だったし、もっと他の奴が良いんじゃないか?

 

 「鳥たちもお前じゃないと納得しないと思うぞ」

 

 じゃあ俺なのか。

 

 ただALEPH装備だからテンションが上がってるのは確かだ。俺もこれでALEPH職員になれたと思うと感慨深い。

 

 −−−この世界に来て身体を得て、ようやく生を実感できた気がする。

 

 

 

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