「だぁああ!さっきから団子が痛い!」
あれから一時間は戦い続けているが、まるで倒れる気配がない。むしろ勢いが増してきてる気がする。二回連続タックルがデフォルトで三回連続をしてくることがあるからメインルームのオートリジェネが追いつかない。
「今生で人生最大のピンチ!!」
団子の方も明らかに体当たりより痛いし。これ間違いなく割合ダメージ上だよね?体力ゴッソリ削られるんだけど。
「トラベラー!まだ行けるか!」
「出来る出来ないじゃなくていまタンクできるの俺しかいないでしょが!」
「良い加減トラリンから離れろ!!」
レリックが黒ウサギの頭を殴り飛ばして仰け反らせた。え、強くない?
体力に余裕がないからヒットアンドアウェイに切り替えて攻撃される前に避ける。後ろに周る、メインから出るを繰り返した。
「………」ッダン!…ッダン!
「勢いがなくなった!二人とも頼んだ!」
体当たりの勢いが弱くなったから一気にトドメを指してもらおうと攻撃を受け止めてその場に縫い付ける。
「えい!」
「獲った!」
「………!!!」
二人にトドメを刺された黒ウサギは上を向き、蛍のような淡い光を出して消えた。
「……ハァ!ハァ!これでまだ一匹って、マジ?」
「ヨウマが少しでも多くを処理してることを祈るしかあるまい。はぁ、もう少し丈夫な装備があればすぐにでも片付けたのだが」
「ん?アビスンE.G.Oは結構丈夫だと思うけどダメなの?」
「全然ダメだ、せめて黒属性のWAW装備が無ければ我の力に耐えられん」
これ、他のALEPHも鎮圧出来そうだな。俺は壁になってただけだけど。
目を閉じて呼吸を整える。ヨウマ隊長がいるなら少なくとも一体は消えてるはず。他のメンバーはどうなってるのか知らんけど。掃除屋をすぐに片付けたジョシュアならワンチャンあるかもしれん。メイソン、マリネルコンビが心配だし。合流するならそっちの方が先か?
「どっちに行こうかな〜」
「戦力としては不安な方に向かうのが良いと思うが」
どれも倒せてなかったら残り五体がいるわけだし。慎重に考えないとな。
−−−プォオーーーーー!!
汽笛?……あ!
「そうじゃん!列車あるじゃん!」
「列車!あ!そうか!列車の回復効果!」
「なるほど、間に合わなかったとしても奴の進行経路にうまく誘導できればかなり良いダメージを負わせることも可能だな」
まさか列車が役に立つ日が来るなんて思いのしなかった!
「?…!?トラリン!後ろ!!」
「え?」
目を開けて振り返ると。部門から移動したのか、団子を投げつけてきた黒ウサギ。体力の回復は不十分、回避も間に合わない。これ。
終わったわ
………?
覚悟していた痛みがいつまで経ってもやってこない。恐る恐る目を開けると俺は黒くて黄色い、羽のようなものに包まれていることがわかった。
「え?え?生きてる?」
−−−チーン
天秤の音
「……なんで、お前が?」
審判鳥と同じ丸い顔は赤く、大鳥の黄色い瞳が中央に埋められている。お腹には罰鳥の赤い嘴が、翼が生えている付け根から、二つの大きい腕が、その腕の片方には巨大な天秤がぶら下がっている。
「″終末鳥″」
『−−−チリーン!!』
何がなんだかよくわからないが。俺はあの三匹に助けられたらしい。
−−−威嚇をするように、黒く正義感に溢れた三匹は天秤を鳴らす
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