私と我と俺のお仕事。   作:CoCoチキ

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四十八話 生命力爆発!こいつはダメだ!

 

 「わかった?ちゃんと人の話を聞くこと!もし守らなかったらまた来るからね!」

 「は〜い反省してま〜す」

 

 あれから三十分後、俺の顔を掴んで離さないまま憎しみの女王は叱ってから帰っていった。これ、対処としては間違ってないんだけど、ほんとにこんな小物臭溢れるやつでいいの?

 

 「………満足」

 

 でしょうね。心なしかキラキラしてるし黒い斑点浮かび上がってますし。これ絶対に次作業できないやつ。

 

 「はぁ、なんだか今のだけでドッと疲れた。なんかお前気に入られることした?」

 「最初の頃に抱き締めたくらいだけど」

 

 それか、間違いなくそれだ、愛着だけ高いとか普通だったしそれが原因だな。

 

 「女子会楽しかった!」

 「それは良かったな、おちび」

 

 小腹が空いたのでポケットに仕舞ったチョコバーを食べる。この保存ポケットも改めて二人分買い直した。これがあれば色んなものを仕舞えるからいざって時の武器も仕舞っておけばすぐに取り出せるかも。

 

 「で、次はツール型なんだけど、何が来てるんだ?」

 「あぁ、腕輪だ」

 「マジかよ!またかよ!」

 

 個人的三大クソツールの一角が現れやがって!

 

 「え?その反応ってもしかして」

 「そうだよ!その腕輪は体力増加とオートリジェネを付与するんだけど体力満タンで死ぬし体力が減ってる状態で返せば死ぬしでマジでクソ!!しかもボイコットしてたのか作業しても体力回復しなかったし!」

 

 あん時はマジで地獄だった。なんどやっても腕輪に職員持ってかれるしで活用方法がマジでない!!

 

 「お、おう、しかしここではそうでもないのでは無いか?」

 「……確かにそうかも?うん、案外使ってみれば役に立つかもしれないけどいまは全くピンチじゃないので使っても意味はないぞ」

 「今日の朝も言ったがお前はアブノマの本来の力を引き出すことが出来るようになっておるから、誰かに回復を付与するなんていう使い方も出来るのではないか?」

 

 俺のことを勝手に魔改造したことはまだ許してないからな。あいつのお菓子を目の前で食ってやる!

 

 「とりあえずやるだけやってみるけどさ〜俺のことをモルモットかなんかだと思ってない?」

 「思っておらんぞ?貴様だけ能力なしと言うのも味気ないだろうと思ってな」

 

 いや終末鳥に好かれるのはある意味能力では?とは思ったものの口には出さないでおいた。

 

 「………」

 「着け心地はどうだ?」

 「ん〜特になんともないな」

 

 急激に力が張ってくるとか気落ち悪くなってくるとかは特にないな。普通の腕輪をしてる感じだ。

 

 「まぁ、そろそろ外さないと危ない気がするし−−ッゴフ!」

 「キャー!?トラリンが緑色の液体を口から吐いた!?」

 「うぉおい!?はずせ!今すぐトラベラーから外せぇ!」

 

 周りで騒いでる二人を見て俺は呑気にこう思う。

 

 −−−やっぱこの腕輪はクソだ

 

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