私と我と俺のお仕事。   作:CoCoチキ

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五十話 ハグとハグ 

 

 さっきはとんでも無いことを聞いてしまった。あんな威厳たっぷりって感じの声色でカップリングしてくるんだから驚きだわ。しかもアブノマと俺のカップリングも作りやがったし。

 

 「なんかすごい子だったね」

 「それで済ませられるお前もすげぇよ」

 

 アビスはなんか顔を赤くしている、もしかしてそう言うのには疎いのか?

 

 「とととんでもないアブノマであったな!あのまま我の頭を沸騰させようとしおってからに!」

 「アビスン照れてる?」

 「照れておらん!」

 

 こういう反応の人が近くにいると安心する。逆に冷静になれる。

 

 「で、もう一体のアブノマはなんだ?」

 

 収容室に入ると、そこにはボロボロになったテディベアが鎮座していた。

 

 「テディーかぁ、まぁ、安全な方だな」

 

 管理方法を間違えなければ。

 

 「むしろこれレリックにそっくりだわ」

 「え?どこが?」

 「ハグ魔ってところが」

 

 これの言えることはほんとそれだけ、同じを職員が二回作業すれば即死、ほんとそれだけ。

 

 だからこう、良くも悪くも普通なんだよ。テディー

 

 「じゃあ私が抱き締めてあげよう!この哀愁漂う姿がまた可愛い!」

 「お前あの女王といい勝負してるよ」

 

 可愛いに対してメンタル最強過ぎる。こいつ止められるやついるのか?

 

 「……」

 「お?お?キミも私を抱き締めてくれるのかな?じゃあ仲良く一緒にハグをしよう!」

 「あ、いや、そいつの抱擁は」

 「可愛いやつめぇ〜」

 

 なんで平気なんだよ。え?昨日の女子会の時、人外はレリック以外って言ったけどこいつも人外だった?

 

 「え〜と……抱き締めて大丈夫なのか?」

 「むっふっふ、羨ましいいのかな?トラリン」

 「いや全然」

 

 マジで平気そう、冷や汗すら出てないし。むしろ満足気な表情だし。

 

 「人間ってなんだっけ」

 「哲学の話かな?」

 

 なんか終末鳥の装備があるおかげで大体のアブノマの管理が楽になるから緊張感が無くなってきてる気がする。あれ?最初からか?

 

 「満足、満足!私の欲求は満たされた!今は!」

 「こやつのハグには毎回注意しなければならんのか?」

 「え〜?こんなに可愛いのに?」

 「貴様のことだこの馬鹿力め」

 

 ALEPHを抱き殺すテディーと同じくらいの腕力を持ってる初めて知ったんだけど。え?俺さ今までレリックの身体借りてたのにその力の1%も引き出せてなかったの?

 

 「俺って一番非力だったんだなぁ」

 「何を今更なことを言っておるのだ貴様」

 

 そんハッキリ言わんでも。

 

 「ん〜むしろトラリンみたいな感性を持ってる人って案外貴重だったりするんだよ?フィクサーみたいな仕事やってると力関係にインフレが凄いから基準なんてつけようがないの」

 「フィクサー業過酷過ぎんか?」

 

 俺、こいつがフィクサーに仕事やってる時いつもハイテンションで突っ走ってるイメージがあったんだけど。

 

 −−−レリックほど人は見かけに寄らないという言葉が似合う奴はいないだろうな

 

 

 

どんなif世界線を出して欲しいですか?

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