「……いや、俺さ今日誕生日じゃないんだけど」
「いやいや!誕生日だとも!」
「なんの?」
「私とキミが出会った瞬間が、いま!誕生した!」
マジか、無茶苦茶なこと言ってるよう見えてちゃんとしたことを言ってやがる。けど誕生日は意味わからん。
「えっと、お前は『O-01-j52』で合ってるよな?」
「ふむ?それが私の番号かい?ならそれは『ライフ』という名前に変えておいてくれ!私の名前さ!」
まるで役者のように挙動に一つ一つが芝居掛かっている、こいつは自己紹介をした。
「俺はトラベラーだ」
「知っているとも」
「なんで?」
「私はこの世の生きとし生けるものモノ全てをことを知っている!ただそれだけの話さ!」
なんか凄いこと言ってるんですけど!?
「え〜じゃあなんで誕生日を祝おうとするんだ?」
「ふむ、キミは食事をするのに何か理由は必要かい?」
「…え?そりゃあ生きるためだろ」
シルクハットで顔を隠してニヤリと笑うライフ、質問にの意図がよく分からん。
「そう、それさ、私が誕生日を祝うのはそれが理由だからさ!」
「……つまり生きるのに必要なことだと?」
「exactly(その通り)」パチン⭐︎!
指を鳴らして肯定する。なんだかその挙動どれもがショーマンのようで話しづらい。
「私は″誕生″を祝いたいという誰かの想いから生まれた偶像、つまり!この世の全ては私に祝われなければならないのさ!」
シルクハットを回して被り直す。動作の全てが洗練されていて、圧倒される。
「誰かの誕生を祝いたい、誰かの出会いを祝いたい、誰かの終わりを祝いたい、誰かの別れを祝いたい、そう、この世に“生″を受けたからにはその全てに祝われる資格がある!」
指折りで数えて誰もが見惚れそうな笑みを浮かべ高らかに宣言する。
「キミもまたその一人さ、my Friend」
「……お前がすっごい奴だってのは分かった」
「HAHAHA!それで良いさ!私は凄い存在!そう覚えていてくれたら良いとも!」
パーティ会場のように飾り付けされた収容室も、ライフがいるだけで一つの劇場のように見える。
「さぁ、だからこそ祝わせて欲しい!今この瞬間の出会いを!数多の可能性から手繰り寄せられた。この奇跡に!」
あぁ、こいつは本当に凄いやつだわ。どの瞬間、どんな些細なことだろうとこいつにとっては″生″の誕生なんだろう。
「365日、その全てが誕生日!さぁ祝おう!誰かの“誕生″を!まだ見ぬ数多の可能性を!」
−−−これほど壮大で、眩しい奴は、見たことがなかった。
どんなif世界線を出して欲しいですか?
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(if)トラベラー
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(ねじれ)トラベラー
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図書館(指定司書)
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