私と我と俺のお仕事。   作:CoCoチキ

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五十三話 狂った研究者の置き土産

 

 「で、トラリンはそのケーキを貰ってきたと」

 「おう、あの店と同じくらいには美味いぞ」

 「ずる〜い!」

 

 そのケーキを横からパクパクと食べてるんだから良いだろうが、しれっとイチゴも持っていきやがって。

 

 「それは置いといて今日はツール型の受け入れもやってたはずだけど」

 「あぁ、それならもう持っておるぞ。『狂研究者のノート』と言うらしいな。能力は作業効率の上昇、それと30秒以内に返却をすれば破裂、一定のダメージを受ければ破裂だ」

 

 お、結構使えるツールが来たじゃん。これのお陰で色んな害悪共を安全に管理することが出来たからな。これは是非取るべきのオススメのアブノマだ。

 

 「………ふと気になった。これを案山子に装着させるとどうなるのかを」

 「…おい、変なことを考えるなよアビス」

 「なので、脱走させてみた」

 「ヒャハハハ!この僕を敢えて出すとは貴様!優秀な知恵を持っているな!」

 

 出たよ〜害悪な案山子〜あ、けどいまここにいるのはALEPHとWAW装備しかいなかったわ。まぁ、これなら安全か。

 

 「ヒャハハハ!さぁその脳みそをチューチューさせろぉ!」

 「食らうがよい!!狂研究者のノート!!」ザシュ!

 「「あ、刺した」」

 

 ノートから本来しない音がしたんだけど。なんで刺さるんだよ。

 

 「うわぁああああああああ!!!」

 

 なんかスパークしてる、すっごいスパークしてるんだけど。

 

 「我こそは叡智の権化、いまここに全知全能の知恵を手にした」

 「「いやいやおかしいでしょ!?」」

 「ふむ、こうなるのか」

 

 変なやつに変な変化を与えんな!え、これどうしろってんだよ。

 

 「あ!それじゃあさ、あの腕輪の使い方を聞いてみない?なんか分かるかも」

 「この世の果ての世界にその方法は存在する」

 「……はぁ?」

 

 え、なに?つまりこの会社にはないって言いたいの?

 

 「えぇ、これ本当に知恵を得たの?あれって″狂″研究者のノートだろ?」

 「それは個々の解釈によって異なるであろう」

 「おい、これってはぐらかすのが上手くなっただけだろこいつ」

 「そうであるかも知れないしそうでないかも知れない」

 

 マジでなんだこいつ、面倒さが上がっただけじゃん。

 

 「そう!我は全能に知恵を手にして悟った!この世界に真の全能とは存在しないのだと!故に我はこの叡智を遥かなる宇宙の果てに!「興味深い結果だがそろそろ返せ」…ッハ!僕は今まで何を?」

 

 こいつサラッと収容室どころかこの地球からの脱走しようとしてたんだけど。あと宇宙からの知恵枠は欠片で埋まってるから結構です。

 

 

 −−−結論、案山子に装着しても変な方向に賢くなっただけだ

どんなif世界線を出して欲しいですか?

  • (if)トラベラー
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  • 図書館(司書補)
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