「あ〜〜」
俺は昨日の『ゼンマイ仕掛けの魔法使い』を鎮圧したあと精神的に疲れてメインルームのソファでだらけていた。オフィサーとかも通るけど気にしない。もうね俺疲れた。
「あいつはどうしたんだ?」
「えっとですね、今までの鎮圧での精神的ストレスが祟ってイヤイヤ期に入りましたゲブラーさん」
「なんだそれは、いや、元は一般人なのだから無理もないか、むしろ今まで平気な顔をして戦闘に参加できていたのが可笑しいんだ」
もう働きたくないでござる〜
「あぁ!トラリンがカタツムリみたいに羽に閉じこもった!」
このまま昼寝したい、ダラダラと一日を過ごしていたい。
「トラリン、そのままでいるなら抱きついても良いよね?」
「それはダメだ」
あいつの抱き締めをくらったら間違いなく背骨が折れる。断固拒否せねば!
「ざ〜んねん」
それでもやっぱりやる気が起きないのでソファに座っていると社内放送が入る。
『全職員に通達、今すぐ管理室前に集合せよ、特別講師がやってきたぞ』
アン先輩がそんなことを言って放送を切る。
「特別講師?」
誰のことなのか気になりはしたけど、それは直接会えば良いかと思ってソファから降りて管理室に向かう。
「一体誰なんだろうな〜」
「ッフ、我が存在を世界に知らしめる時、いざ対面と行こうではないか」
「皆さん元気に挨拶しましょう!!!!」
各々が言いたいことを言いながら集まると、管理室の前でアン先輩とリュックを背負った男性?青年?が立っていた。
「えっと、アン先輩、そっちの人が特別講師ですか?」
「そうだ、自己紹介を頼む」
アン先輩がそう促すと彼が前に出てくる。
「はいは〜い、僕は今日!ここに特別講師として来ることになりました『旅人事務所』所属のフィクサー、夢幻って言います!今日一日はみんなよろしくね〜♪」
そう彼が自己紹介すると会社内の音が一切無くなった。誰も彼もが唐突に静かになった。
「あれれ?どうしたの?僕何か変なこといったかな〜?」
心底分からないといった様子の夢幻が首を傾げると、突然音が爆発した。
「「「「極彩色の旅人!?」」」」
「うるっさ!」
レリックも揃って大声を出すせいで耳がキーンとする。アビスの耳は押さえてないけど不快そうだ。
「は〜い♪」
「え?なに?有名なの?」
「トラリン知らないの!?特色持ちのこと!」
いや知ってるよ、姐御のことだろ。
「特色はね!一級のフィクサーがハナ協会に認められて名乗ることを許されるフィクサーの中のフィクサーたちのことだよお!」
「興奮してるのは分かったから揺らすななななな」
おぇ、こいつ加減忘れてるのかして揺れが激しい。
「そしてその中でも『極彩色の旅人』は初めて一色以上の色を付けられたフィクサーなんだから!」
「え〜?僕ってそんなに凄いかな〜?ただ旅をしてただけなんだけど」
夢幻が不思議そうな顔をして俺とレリックの顔を交互に見る。
「あ!でも戦闘経験ならいっぱいあるから胸を借りるつもりでドーンと来てね!」
−−−なんだか人当たりの良さそうな人だなと、俺は思った
どんなif世界線を出して欲しいですか?
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(if)トラベラー
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(ねじれ)トラベラー
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図書館(指定司書)
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