私と我と俺のお仕事。   作:CoCoチキ

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六十話 衝突!極彩色の旅人と終末の旅人

 

 【トラベラー視点】

 

 じっくりと考えた結果、俺たちから出向いて迎撃することにした。夢幻のあの長距離射撃を考えるとずっと止まってると蜂の巣にされる。

 

 「あ!見つけた!」

 「あれはヨウマと戦っているのか」

 

 隊長以外全滅してるじゃねえか!?その隊長のやられかけてるしかなりギリッギリだったんだな。

 

 「お?来たね?」

 「どうやら俺の粘り勝ちのようだな」

 「そうだねぇ、でももう限界でしょ?」

 

 あの人が分かりやすく色分けをしてくれてるなら攻撃の属性はすぐに分かる、けどそれでも対応できるかどうかはまた別の話だ。

 

 「隊長!こっち来れます?」

 「行けるように見えるか?」

 

 いや〜隊長なら余裕かと思ったけど流石に無理か。

 

 「あ、じゃあこっちから行きます。ジョシュア頼んだ」

 「はいはい、ったく、変なことを考えるなぁお前」

 「なになに〜?何するの〜?」

 

 俺は後ろにいるジョシュアに向き直って剣を盾にように構える。

 

 「ん〜?キミが盾になってこっちに来るってこと?でもそれじゃあ僕の銃は防げないよ?」

 「いんや?」

 

 ジョシュアが黄金狂を正拳突きに構えで溜めに入った。

 

 「俺が飛ぶ」

 「ん?」

 「おらぁ!!」

 

 −−ズガン!!

 

 会社中に響き渡るほどを爆発音を響かせて俺のことを殴るジョシュア。

 

 「え?」

 

 夢幻は呆けたような顔をしてジョシュアと俺のことを見る。まぁ、そりゃあそうだ。自分に仲間を攻撃するなんて普通はありえない“普通”はな。

 

 「これぞE.G.Oがあるから出来る無茶苦茶ぁああああ!!」

 「ウッソでしょ!?本気!?」

 

 対して力も込めてない構えではジョシュアの殴りに耐えられない、今回の狙いはそれだ。俺がやってることは例えで言うなら人間大砲だ。下手すりゃあ死ぬからALEPHかWAW相当の防具がないと無理だけど。

 

 「ドロップキック!」

 「おっとと!」

 

 盾で防がれたけど問題ない、俺の目的はあくまで夢幻を隊長から引き離すこと。

 

 通路の地面から火花は出る勢いで夢幻をコントロールチームから追い出す。

 

 「わぁ、驚いたよ、そんな奇抜な作戦を考えてくるなんて、普通なら怪我を負わないように立ち回るのが良いんだよ?」

 「常識なんてここに来てから壊されっぱなしなんで今更だな」

 

 っていうかあの蹴り受けてもケロリとしてるようなやつに言われたくないんだけど、体感ではRED40くらいは入ったと思ったんだけど。

 

 「けどここからでも十分にあそこを撃つことは出来るから多少の時間稼ぎにしかならないんじゃない?」

 「この距離で俺を無視して撃つのか?」

 「……無理かなぁ」

 

 やろうと思えばやれるって顔してるけど?

 

 「特色って人外しかいないのかよ」

 「さぁ?どうだろうね?僕は興味ないけどフィクサー業って力関係のインフレが激しいらしいからね〜」

 

 会話しながら様子を窺っているが、まるで隙がない、けど動かないと事態は動かない。

 

 「なら!まずはその銃から壊させてもらうぞ!」

 「おっと!いきなりだね!」

 

 黄昏で斬りかかるも盾で防がれる。ダメージは入って入るだろうけどこの盾で半減している。どの武器も一長一短の性能をしてるけど、それを瞬時に切り替えて対応することが出来るあたり姐御よりも戦闘に長けてるかもしれない。

 

 「…!」

 「わ!足癖悪いね!キミ」

 「生憎とこっちは一般人なんで、使えるものはなんでも使わないとこっちが死ぬ」

 

 そう、例えば。

 

 「後ろから失礼!ウサギアタック!」

 「あ、銃が」

 

 反対側から回り込んでもらって不意打ちとかな。

 

 「あ〜、短時間で考えた作戦だったから上手くいくか分からなかったけど良かったわ」

 「へ〜、僕が気付いてるとは考えなかったんだ?」

 「考えたはした、けど俺が突拍子もないことをすればお前はまた何かしでかすんじゃないかって考えて、俺を警戒することに賭けをしただけ」

 

 要するに行き当たりばったりとも言う。

 

 「凄い凄い!ブラボ〜!確かに僕はキミに注意が向いてたよ!」

 

 よく出来ましたと言わんばかりに夢幻は拍手をして賞賛する。

 

 −−−この人、なんでアブノマよりもアブノマしてんだよ。

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