「いや〜僕の武器は弾かれたのなんていつぶりだろう!こんなにワクワクする戦いは久しぶりだよ!」
心底楽しみといった様子の夢幻を警戒する。あんな銃を持っていたんだし他にも大量の武器を持っててもおかしくない。
「ねぇ!今度はどんな作戦で僕を出し抜いてくれるんだい!」
「そんなぱっぱと思いつくようなら苦労はないっつぅの!」
「じゃあこんなのどうかな!」
レリックが『黒い月』に何かを装填して足元に向けて撃つ。
−−−キィイン!
「およ?」
「うるっさ!?」
当たった矢は甲高い音を発して炸裂し、夢幻を吹き飛ばす。
「メイちゃんお願い!」
「ファイトーーー!!!!」
吹き飛ばした先でメイソンがランプで殴り飛ばす。
「なぁ、いつ超音波?の矢を作ったんだ?」
「あ、言うの忘れてた」
「おい」
下手くそな口笛を吹きながら目線を逸らす。こいつもこいつで事後報告が多いんだけど?
「あっははは!良いね〜!ちゃんと武器の適正を理解してるよ!」
「お次は魔法はどうだ?」
「子供の頃は魔法使いに憧れたなぁ〜」
雑談混じりにアビスの星型弾を弾いていく夢幻にバレないように収容室の扉に近づく、ここは情報部門、火力には困らない子がいる。
「ん?何をしてるのかな?」
「あんたの相手は俺だ!」
やばい気づかれた!急いで収容室を開けないと!
「うぉ!なんだこの白いの!?」
ジョシュアが夢幻の杖から出た球体に行手を阻まれて通路から出る。
「は〜い!そこまで!」
「いいや!」
カードキーを叩きつけて収容室を開ける。そこから出てきたのは全身が煤で出来ている少女、『マッチガール』だ。
「今回の訓練の内容分かってる?アブノマの収容だよ?」
「知ってるか?火ってのは色が白に近ければ近いほど温度が高いんだ」
「知ってるよ?でも急にどうしたの?」
俺は保存ポケットの中からある瓶を取り出す。それを合図に俺以外の全員が通路から避難する。
「あれれ?これも何かの作戦?」
「もちろん、ここに用意するは一升瓶のスピリタス」
「……お酒?、え、まさか」
流石にここまできたら察してくれたようで慌てて通路から出ようとする夢幻を黄昏で押さえつける。
「あちゃ〜、僕もこれは予想外!」
「これぞ昔から使われてきた愛され伝統芸能!」
俺はニヤリと笑ってスピリタスをマッチガールに落とす。
一升瓶はマッチガールに拾われ飲み干されていく、ゴクリ、ゴクリと音が鳴るたびに炎の色が青くなる。飲み干された瓶はカラカラと音を立てて転がり、マッチガールの目が赤く染まる。
俺が今回やったことは単純、マッチガールのクリフォト暴走を意図的に引き起こすことだ。そしていま情報部門にいるのは俺と夢幻の二人だけ、ターゲットマーカーも二人にしか付かないというわけだ。
「そう!“爆発オチ”だ!」
「あははは!キミってばさいっこう!」
−−−青白い閃光が俺たちを巻き込んで弾け飛ぶ。
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