「じゃ、また買いに来るわ」
『客として来るのなら歓迎しよう』
意外と美味かった黎明アイス、今度二人も連れて一緒にこよう。
そう思っていると視界に見覚えのあるリュックが目に入る。思わず立ち止まって服屋のマネキンが着ている服を眺める通行人のフリをする。
「あれれ〜?ここどこだろう?さっきまで確かに道は合ってたはずなんだけどなぁ」
地図を片手に首を傾げる夢幻がいた。
なんでこんなとこで迷子になってんのここ人通りが多いんだから聞けば良いでしょ。
気づかれたくないと思い必死に通行人のフリをする。真剣に見ているせいで周りからは恥ずかしくて服が買えないシャイな人なんじゃないかとひそひそと会話する。やめてくれその言葉は俺に刺さる。
「あ、そこの人〜ここってどこか知ってる?」
「え?あぁ、え〜とそうですね、ここはこの通りで」
普通に俺に声をかけてきたけどもしかして俺に気付いてない?それならそれで助かるけど。
「なるほどなるほど、ありがとう〜!」
「いえいえ」
「……あれ?トラベラーくん?」
「………」
いま気付くのかよ!?じゃなくて、気付くなよ!!
「なんだか可愛い格好してるね!オシャレさんなんだね!」
「あ〜いや、これは俺の趣味と言うよりはレリッ「僕の仲間と気が合いそうだよ!あ!そうだ!ねぇねぇ!いま暇かな!道を教えてくれたお礼に僕の事務所に来てよ!おもてなしするよ!」……」
レリックの趣味って言おうとしたら遮られた。そしてその華奢な見た目からは想像付かないほどの力で手を握られて俺の取れる選択肢はもはや一つに等しかった。
「それじゃあ早速レッツゴー!」
「いやだぁ!!絶対に行かないぞぉお!」
必死に抵抗をすることだった。必死になって腕を引き抜こうと力を入れてもびくともしない。そのせいで砂塵を撒き散らしながら俺は夢幻の事務所へと連れてかれた。
「ここが僕の事務所!『旅人事務所』だよ!」
リュックを背負った棒人間のようなものがトレードマークの四階建ての建物で、意外と普通の建物だった。
「みんな〜!たっだいま〜!」
手を引かれたまま俺は事務所内に引き込まれた。
「お!師匠!今日は結構早かったな!いつもならもっと時間が掛かると思ってたぜ?」
革ジャンとジーンズを着こなした青年が笑いながらそう言った。後ろからは仕事帰りなのかスーツ姿のままの女性がホッとした様子で胸を撫で下ろす。
「またどこかで事件に巻き込まれてるのではと心配しました。先生」
「あはは〜ごめんね〜迷子になってただけなんだ〜」
笑いながら言うことか!人のこと攫っといて!
ちょっとイラッとした俺である。
「……師範、そいつは誰だ」
「もしかしてまた勧誘してみたのですか?御師様」
マフラーで口元を覆った男性が口数少なく問いただして、剣道などで良く使われる道着を来た真面目そうな男性が眉を顰めてそう言う。
「違うよ〜この前に特別講師をしに行った会社の子に道を教えてもらったからさ、お礼のために連れてきたんだよ!」
「師匠のそれは攫ってきたと言うんだぜ?」
「事件に巻き込まれてなくて良かったですけど。人様に迷惑をかけてはいけませんよ?」
−−−これ、絶対に前言ってた仲間たちだよね?
どんなif世界線を出して欲しいですか?
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(if)トラベラー
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図書館(指定司書)
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