私と我と俺のお仕事。   作:CoCoチキ

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七十一話 オールアラウンドヘルパー

 

 「昨日はなんだったんだ?」

 

 昨日のニュースの後、特に何も起こらず穏やかな時間だけが過ぎていった。全員がバラバラな性格だけど、側から見れば仲がよく、夢幻だからこそああやって集まったんじゃないかと思う。あの人の判断基準は子供にように気に入らなければ気に入らないし、気に入ったらそれこそ友達と接するように無邪気だ。そんな性格な彼だからこそ、慕われている……と思う。

 

 俺はぼーっとテレビを眺めながらそんなことを思う。

 

 『次のニュースですが家庭用ロボットを販売しているXX社が今日、商品を購入した人たちから傷害を受けたと抗議を声を受け、ツヴァイ協会が調査した結果、生活サポートロボットで知られる『オールアラウンドヘルパー』に取り付けられた刃物などを発見、これによりXX社の社長、及び開発に携わった者たちが逮捕され会社は倒産−−−」

 

 「っぶぅうう!?」

 

 ニュースから流れる内容に思わず飲んでいた紅茶を吹き出して咳き込む。

 

 「ゲホ!ゲホ!倒産!?しかもヘルパー君作ってるとこじゃん!」

 

 待って、じゃあうちにいるヘルパー君にも刃物が付いてたりするの?あれってアブノマになってる一個だけだと思ったんだけど。

 

 噂をすればなんとやら、早速ヘルパー君が転がってきて吹いた紅茶を雑巾で拭き取っていく。

 

 「………やっぱそんな風には見えないよな」

 『…ピピ』

 

 うん、うちのヘルパー君は普通のヘルパー君だな。良かった。

 

 「そもそも家庭用ロボに物騒なのを積み込むなっての、どっかで戦争でもする気かよ」

 

 ってかツヴァイ協会ってなに?またどっかのフィクサー協会なのか?今更だけど俺って本当にフィクサーについてなんも知らんな、知ってることと言えば姐御が赤い霧って呼ばれてたくらいだし。

 

 「ヘルパー君よ、ツヴァイ協会って知ってる?」

 『ピピ!』

 

 丸っこいボディーを左右に振って知らないという仕草をする。まぁ、お掃除ロボットが知ってるはずないよなぁ。

 

 「あれか?アン先輩の要求突っぱねたから潰されたか。XX社」

 

 う〜ん。そもそもあの映像が出た時点で終わってたか。そりゃそうだ、明らかになんでも変えて差し上げますは殺意に溢れてたからな。あんなんでよく売り出そうと思ったわけだ。

 

 「うん?夢幻からメールだ」

 

 昨日、帰る前にメアドを教えて欲しいと腕を掴まれたまま言われたので帰るために教えた…ら、クリークたちにも共有された。だからまぁ、こうやってやりとりするのはこれが初めてである。

 

 『やっほ〜!僕だよ!ねぇねぇトラベラーくん!いま暇?もし暇してるならL社に来て!これから僕の仲間と一緒に料理大会を開くことにしたんだぁ、それで審査員をやってほしくってね!お願い!僕の知り合いはみんな忙しくって来れないみたいなんだ!』

 

 そんなメールを送ってきた。まず言わせてほしい。

 

 −−−何があったらそんなことになるんだよ

 

どんなif世界線を出して欲しいですか?

  • (if)トラベラー
  • (ねじれ)トラベラー
  • 図書館(指定司書)
  • 図書館(司書補)
  • 図書館(館長)
  • L社(セフィラ)
  • フィクサー(特色)
  • その他
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