「腕はこう伸ばして、杖を構える!」
「こ、こうですか?」
「そう!、そしてあとは貴女の気持ちを魔法に込めて撃つ!」
「え、え〜い!」
旅人事務所のトレーニングルームでルーフェと憎しみ女王の修行風景を眺めてると、ルーフェの杖から憎しみの女王よりも太いビームが訓練用の木偶人形に突き刺さる。
「……元々強いじゃん、え?俺ちょっと判断ミスった?」
夢幻、今度は仲間連れてくるって言ってたよね?これでルーフェ強化されたらそれこそやばいんじゃ。
−バタン!
俺が少し焦り気味で訓練を持てると荒々しく扉を開ける音が後ろからした。振り向くとそこにはなんとなく不機嫌だというのが分かるシアンが黒い大剣を持って入ってきていた。
「ん?あちゃ〜ありゃいまさいっこうに機嫌が悪いなシアンのやつ」
「マジですか、さいっこうに悪いのか」
「おう、フィーネはこの時間帯はいねぇしな〜」
いつもと変わらないように見えて滅茶苦茶機嫌が悪いってことか、余計にタチが悪いな。
俺がそう思ってると、唐突にシアンが俺を肩に担いだ。
「え?え?」
「……付き合え」
「何に!?」
担がれてから分かる不機嫌さを隠そうともしないシアンに嫌な予感を覚えるとクリークは苦笑いをしてこう言った。
「すまん!こいつの憂さ晴らしに付き合ってやってくれ!しばらくしたら落ち着くから!」
憂さ晴らし!?黄昏のない俺は一般ピーポーなんですど!?こんな大剣で斬られた日にはトマトケチャップになってしまうぅう!!
「装備なら借りた……ぐだぐだ言わず付き合え」
「あんたわざわざ会社まで行って取ってきたのか!?」
何をそんなにお前を駆り立てるんだ!
強制的に黄昏を着せられた俺は、だたっ広い訓練場でシアンと対峙していた。そんな中で俺はというと。
(うわ〜これが俺じゃなかったら絶対写真映えしてるじゃん)
現実逃避をしていた。あの時はマッチガールの爆発があって合格を貰えただけでなんにもないこも場所で俺が特色相手に生き残れるわけないじゃん、十秒耐えれたら良い方だわ。
「……いくぞ」
そんな俺とは対照的にシアンはやる気満々で大剣を構える。というか目の前から消えた。俺は今までの勘を頼りに避ける。髪が少し切られ、パラパラと数本ほど散る。
「こっっわ」
「…避けたか」
そら避けるわ、あれ当たってたらいくら黄昏でも首飛んでたろ。特色ってアブノマよりも強いのがデフォルトなの?そもそもあんな大剣持って振り回すとかどこのアニメだよ。
「……お前から来い」
無茶をおっしゃる。けどやらないとダメだよな〜今使えるのって……うん。
あまり使いたくはないけど黄昏ワープを使って四方八方から斬りつける。上から横から正面から斜めから、攻撃の速度にも違いを出して出来るだけ慣れないように繰り返す。もちろん素人の剣なので普通に防がれるしパターンも多くない。
「…なるほど、考えは悪くない…が」
右から左に抜けるように突きを放つと腕を掴まれた。
「…遅い」
「あ、うわ!?」
そのまま勢いを殺さずに投げ飛ばされ壁に叩きつけられた。シアンが同じように飛んでくるのは見えて慌てて横に顔をずらすとシアンの大剣が深々と刺さった。
「……思ったより反応がいいな」
「そらな、寸止めしてくれてるみたいだけどこれは明らかに狙ってたよな?」
「………出来ると思ったから斬った。それだけだ」
俺はこいつが大剣を抜く前にワープで離脱、使えないならいっそのこと投げてしまえば良いと思い黄昏を投げ飛ばす。
「…武器を捨てるとは」
「馬鹿だって?」
どんな相手でも飛んできた武器の方に注意が向く、だからその無意識を利用してまた懐に潜り込んだ。
「……」
「捕まえた!」
俺が投げた黄昏が背中に刺さり、痛みが走るがシアンは捕まえた。流石に聞いていたとはいえ実際にやるとは思っていなかったようで、俺の行動に僅かに目を見開く。
「いい加減っ!終われ!!」
「……っぐ」
頭がカチ割れるくらいの力を込めて頭突きをすると俺の頭から血が出てシアンはちょっと青痣を作っただけの結果で終わった。
「……確かに…師範の言葉は正しかったな」
「いっづ〜おい、お前の頭どうなってんだ。カチ割ろうとした方の頭が割れるって中々だぞ」
「…鍛え方が違う」
−−−そんな会話をした後はまだ戦闘を続けようとしたシアンが帰ってきたフィーネにしばかれ、ルーフェに慌ただしく包帯を巻かれた、既に巻かれてるんだけど包帯
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