翔のミュージックバー   作:太陽に恋したライオン

1 / 18
翔のひとりごと

俺は翔大(しょうた)。翔で通ってる。親が残してくれたミュージックバーの店長だ。ダーツやビリヤードも置いてあって、音楽をかけながら気ままに楽しめる店だ。たまにライブもやったりしてる。

 

金儲けをする気は無いし、のんびりしたもんだ。

最近結婚して、奥さんは身重で実家に帰ってる。店は高校生アルバイトの龍介(りゅうすけ)と2人で回してる。

 

龍介は、俺の奥さんと龍介の姉さんが友達という繋がりで、中坊の時から知っている。奥さんが家庭教師をしていて、店で勉強もしてたから、常連客にも可愛いがられてる。あんまり愛想は良くないが、真面目で仕事が早く、頼りになる。

店の常連客には甘えた態度を取る時もあるのに、何故か俺の前だと生意気になるのは何でなんだか。

身内って、そんなものなのか?

 

店の常連客は個性的なやつが多い。なんだかんだ、よく相談を持ち込まれる。

 

真琴(まこと)は、ミュージシャンを目指してて、たまに店で弾き語りとかもしてる。根は真面目で根性があるが、すごいギャグセンスが高くて変なやつだ。俺もよく変人と言われるけど、あいつも相当だと思う。2人揃うと、たまに手をつけられないくらいフザケ倒してしまうので、龍介に冷たい目で見られる。

 

駿(しゅん)は、真琴の後輩で同じくミュージシャンを目指してる。よく食べるやつだ。ストイックな性格で内向的だけど、真琴には懐いてて弟みたいに可愛いがられてる。ちょっと生意気だけど、頑張り屋で応援したくなるやつだ。

 

玲音(れおん)は、明るくて元気で声がでかい。いかにも体育会系だけど、実は繊細で寂しがり屋で、一番悩み相談が多い。小説家志望でバイトしながら、書いてるらしい。人の輪の中心にいるタイプで太陽のように華がある。背が高くて人目を引く容姿だ。正直、男として、ちょっと憧れる。本人はまったく無自覚で、PURE過ぎて天然なところがある。

 

最近、玲音と仲がいいのは、純(じゅん)、玲音とは同い年だ。背が高く、細見で女のモデルみたいに綺麗な顔立ちをしている。玲音が太陽だとしたら青白い月のような雰囲気だ。性格はおっとりしてると思いきや、結構、はっきりしていて、真っ直ぐだ。周りに流されない、超マイペースなタイプで話すと真琴並みに面白い。超天然くんだ。まさに、純って感じだが、本人は嫌がってて、J(ジェイ)があだ名だ。

 

その純といつも一緒なのが陸樹(りくき)。クオーターで英語がペラペラだ。高級車を乗り回してる。なんでうちみたいな隠れて地味なバーに来るのかわからないけど、純がいるからだろう。

 

純は超天然だから気が付かないらしいけど、あからさまに陸樹は純に好意を寄せている。その純はどうも玲音が気になってるらしい。でも、玲音はまったくのノーマルだし単細胞だから、これまた全然気が付かないという、厄介な三角関係になってるみたいだ。

 

みんな、いい奴らだから幸せになって欲しいけど、人の気持ちは複雑で難しい。恋愛相談にはあまり乗れないなww

 

 

END

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。