仮面ライダー電王LYRICAL A’s   作:(MINA)

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第四十五話 「チームゼロライナーとの遭遇」

十二月も中旬から下旬と呼ぶに相応しい時期になっている海鳴の朝。

野上良太郎は朝食の準備に取り掛かっていた。

最近はエイミィ・リミエッタもリンディ・ハラオウンも忙しいため、主に家事全般を取り仕切っていた。

二人とも激務に疲れているためか私室で眠っている。

現在良太郎はキッチンに立って腕を組んで唸っていた。

(エイミィさんが洋食でリンディさんが和食を作って僕がその中間だからなぁ)

レパートリーが尽きてしまったのだ。

料理が出来るといっても何でもできる程の鉄人ではない。

「そういやまだアレは試してないなぁ」

良太郎は腕を組んで今まで作ってきた朝食を思い出しながら、まだあるものを作っていない事に思い当たった。

即座に例の物があるかどうかを棚を開けて探してみる。

「みんな、何だかんだで夜食にして食べちゃうからなぁ」

良太郎は棚の中を物色している。

「よかった。あった」

良太郎は例の物を無事に見つけることが出来た。

人数分あるがストックがないので夕方にはスーパーで買わなければならないが。

「流石にみんな驚くだろうなぁ」

驚く一同の姿を想像しながら良太郎は調理に取り掛かった。

料理名はラーメン。朝から食べるラーメンなので『朝ラー』などと呼ばれるものである。

朝食を食べ終えた良太郎を始めとするハラオウン家に住む住人達はそれぞれの業務に取り掛かっていた。

リンディ、クロノ・ハラオウン、エイミィ、アルフはアースラへと向かい、自分は本日もこれから『翠屋』でアルバイトで、フェイト・テスタロッサは今から学校だ。

インターホンが鳴った。

「あぁ、僕が出るよ」

良太郎が食器を洗い終えると、タオルで濡れた手を拭いて玄関へと向かっていった。

ドアを開くと、コートを羽織っている高町なのはがいた。

「おはようございます。良太郎さん」

なのはが笑顔で言う。

「おはよう。フェイトちゃんを呼びに?」

「はい」

なのはは首を縦に振る。

「フェイトちゃん、なのはちゃん来てるよぉ」

「わかったぁ。今行くよ」

支度を終えたフェイトがリビングから玄関へと早足でやってきた。

二人が仲良くマンションを出る姿を良太郎は見送った。

 

フェイトとなのははバス停まで歩いていた。

その間に自転車に乗って会社に出勤しようとするサラリーマンや大学生、高校生、中学生などが通り過ぎていく。

「体調大丈夫?」

「うん。魔法を使えないことがちょっと不安だけど、身体の方はもう大丈夫」

なのはが不安げな表情を浮かべるが、フェイトは笑みを浮かべて返す。

バス停まで着くと、二人の会話は口ではなく念話へと切り替える。

肉声で語るにはあまりにも浮いている話だからだということを二人は理解している。

(当面わたしとなのはは呼び出しがあるまでこっちで静かに暮らしててって)

(出動待ちみたいな感じかなぁ)

フェイトは頷く。

(うん。武装局員も増員して追跡調査をメインにするみたい)

(そっかぁ)

そうなると戦闘がメインとなる自分達は正直蚊帳の外状態になる。

聖祥学園へと向かうバスがやってきたので二人は乗った。

聖祥学園へと到着し、教室に入って二人は鞄を置いてからHRが始まるまでの間にアリサ・バニングス、月村すずかと共にフェイトの席を中心にして集まっていた。

「入院?」

「はやてちゃんが?」

フェイトとなのはがすずかが口にした内容を受け入れるために聞き返す。

「昨日の夕方に連絡があって、そんなに具合は悪くないそうなんだけど検査とか色々あってしばらくかかるって……」

すずかは両手を胸元で組んで八神はやての近況を報告した。

現在この中で最もはやてと縁が深いのはすずかなのだから当然といえば当然だ。

他の三人はまだはやてに会った事すらないのだから。

「そっかぁ……」

アリサを始めとして皆が何かできることはないかと考え始める。

他人の不幸を自分のようにして考えるのは彼女達の最大の長所だろう。

「じゃあ放課後みんなでお見舞いとか行く?」

アリサが切り出した。

「いいの?」

すずかはアリサの提案を嬉しくもあるが同時に申し訳なく感じてしまう。

「すずかの友達なんでしょ?紹介してくれるって話だったしさ。お見舞いもどうせなら賑やかな方がいいんじゃない?」

アリサはなのはとフェイトの意見を求める。

「うーん。それはちょっとどうかと思うけど……」

なのはとしては賑やかにお見舞いというものには抵抗があるらしい。

「まぁアンタの家は毎日賑やかだもんね。賑やかなのがいるし」

それがモモタロス達の事を指しているのは誰にでもわかる事だった。

「にゃははは。モモタロスさん達といると毎日がお祭りみたいな感じがするんだよ」

「毎日がお祭り、いいなぁ。はやてちゃんも喜ぶと思うよ」

なのはの感想にすずかは羨望の眼差しを向ける。

「いいと思うよ。ね?わたしも良太郎を連れてきていいかな?」

フェイトは賑やかにお見舞いに行く事に賛成のようだ。

「うん!もちろんだよ。ありがとう!」

すずかは笑顔になって三人に礼を言った。

「すずかちゃん、モモタロスさん達連れてくるのはいいけど顔を見て驚いたりしないかな?」

なのはの尤もな質問をすずかにぶつけてみる。

「大丈夫だと思うよ。はやてちゃんにもモモタロスさん達みたいな人がいたし」

「そうなの?」

フェイトは確認するように訊ねるが、すずかは首を縦に振る。

「うん。デネブさんなんだけど凄く美味しいキャンディー持ってるんだよ」

「そうなんだぁ」

なのはは聞きながらも念話の回線を開く。

(フェイトちゃん、もしかして……)

(間違いなくイマジンだね。あとで良太郎に聞いてみるよ)

二人が念話の中でやり取りをしている間に、すずかはメールを送信していた。

 

八神家ではシャマルとデネブがキッチンで弁当を作っていた。

作っているのはシャマルであり、デネブはそれを監督する役割だった。

デネブは何も言わない。

弁当箱に入っているおかずはすべて試食して問題なかったからだ。

シャマルの料理の欠点はあくまで『味』であり、『見栄え』に関しては特に問題ない。

「あら?」

スカートのポケットに入っている携帯電話が鳴り出したので作業を中断する。

「どうした?シャマル」

「メールみたいなの……。ええと送信者はすずかちゃんね」

カチカチと携帯電話を操作しながら、シャマルはメールの内容を見ていく。

 

『シャマルさんへ。こんにちは月村すずかです。今日の放課後、友達と一緒にはやてちゃんのお見舞いに行っても大丈夫でしょうか?』

 

メール内容をシャマルが読み上げ、デネブは横で聞きながら目頭を押さえていた。

「八神にも友達が増えてよかった。本当によかった……」

「本当に……。すずかちゃん、いい子ね」

シャマルはデネブの仕種を止める様な野暮なマネはしない。自分も似たような気持ちだからだ。

更にカチカチと携帯電話を操作する。

 

『もしご都合が悪いようでしたら、この写真をはやてちゃんに見せてあげてください』

 

添付されている写真の映像を見て、シャマルは目を大きく開いた。

そこにはすずかの他に知らない金髪少女と、なのは、フェイトが映っていたからだ。

菜箸がシャマルの手からカランと落ちた。

「シャマル?」

デネブはシャマルが手にしている携帯電話を失礼だと思いながらものぞき見る。

「月村と残りの三人は?」

「一人はわからないわ。でも残りの二人は私達と現在進行形で戦っている魔導師なのよ」

「何だってぇ!?」

デネブも驚きを隠せなかった。

シャマルは動揺を隠せずにオタオタしていた。

「シャマル。とにかく落ち着いて」

そう言ってデネブがシャマルにデネブキャンディーを渡す。

シャマルは中身を口の中に放り込む。

「あひぃふぁふぉお。ふぇべむひゃん。(ありがとう。デネブちゃん)」

口の中でコロコロとデネブキャンディーを味わってから人差し指にはめているクラールヴィントを起動させてシグナムに連絡を取る事にした。

 

桜井侑斗は現在、公園でゲートボールを観戦していた。

そのゲートボールチームはヴィータが所属しているのだが彼女は現在、次元世界で蒐集活動をしているためここにはいない。

懐から良太郎から貰った写真を取り出して、じっくりと見る。

「コイツが『時間の破壊』の首謀者か……」

写真にはピンボケしてはいるが『時の列車』が映っていた。

(だが、こいつが『あしながおじさん』って事はないだろうな)

侑斗は、八神家の財政を支えている『あしながおじさん』の正体を探る中でこの『時の列車』の所有者は真っ先に外した。

『時間の破壊』はいわば世界消滅のようなものだ。そのような事を企てている輩がわざわざ破壊対象の一部に情けをかける必要があるのだろうか。

「カイが起こしたみたいにやるのはわかってるんだけど、何のために……」

侑斗は以前にカイが『時間の破壊』を過去の時間で起こした事を目撃している。

辺り一面が砂となり、そこにいたはずの人間はもちろんの事、草や木や湖といったものは最初からなかったかのようになり、辺り一面砂漠となった。

カイは目的を達成し、砂漠の中を大笑いしながら歩いていた。

(今まで時間を改変しようとした奴等に共通する点は自分達が『得』をする事だ)

カイにしろ牙王にしろ死郎にしろネガタロスにしろ自分達にとって『得』があるから起こすのだ。

悪事を働く事で自身にとっての『得』が得られるというのも悲しい事だが。

(今回の首謀者が俺達の世界の住人だったら何故別世界の時間を破壊しようとするんだ?)

今までの説ではどうにも説明できなくなる。

別世界の時間を破壊したところで自分達側の時間に影響が出るとは思えないからだ。

「わからん」

侑斗はベンチから立ち上がろうとせず、天を仰いだ。

寒い空だが雲ひとつなかった。

 

 

「何!?」

岩山が目立つ次元世界でレヴァンティンを構えて紫色の魔法陣を展開させていたシグナムは作業を中断した。

レヴァンティンを下ろし、足元に展開している魔法陣は閉じた。

「テスタロッサ達がどうしたって?」

確認するようにシャマルに問いかける。

『だから!テスタロッサちゃんとなのはちゃん、管理局の魔導師の二人と多分だけどデンライナーの人達が今日、はやてちゃんに会いに来ちゃうの!』

シャマルがクラールヴィントを通して、これから起こりうる事を告げてきた。

口調からして予想外の出来事なのでかなり狼狽していた。

(まさか、主はやてのご友人がテスタロッサと繋がりがあったとは……)

世間は広いようで狭いと改めて認識させられ、このような事が起こり得ることだと想定しなかった自分の甘さを責めた。

(桜井と野上が繋がりがあったことからそのように考えるべきだったか……)

『すずかちゃんのお友達だから!どうしよう!?どうしよう!?』

「落ち着けシャマル」

相手が冷静になってくれないと、話すものも話せなくなる。

「大丈夫だ。幸い主はやての魔力資質はほとんど『闇の書』の中だ。詳しく検査されはしないかぎりはバレはしない」

こう言っては失礼だが、なのはやフェイトがそこまで時空管理局で大きな権限を持っているとは思えない。

それにチームデンライナーは魔導師ですらないのでその手の事に勘付くとは思えない。

『そ、それはそうかもしれないけど……』

シャマルはそれでも安心できない。

「つまり、私達と鉢合わせする事がなければ問題ないというわけだ」

シグナムが結論をシャマルに告げて、下手な考えを浮かばせないように先手を打つ。

『顔を見られちゃったのは失敗だったわ。出撃した時にせめて変身魔法でも使っていればよかった……』

シャマルは自分達の出撃の際の詰めの甘さを悔いているようだ。

「……今更悔いても仕方ない。ご友人のお見舞いの際には私達が外そう。後は主はやて、石田先生に我等の名を出さないようにお願いを」

シグナムは念には念を押す事にした。

『はやてちゃん、変に思わないかしら?』

「仕方あるまい。お前一人が不安なら桜井やデネブと共に口裏を合わせてくれ。あの二人が加われば何とかなるだろう。それにテスタロッサ達に顔が割れていないのは桜井とデネブだけだ。あの二人なら主はやての側においても何の問題もないだろう。仮に野上とそのイマジン達が二人の事をテスタロッサ達に教えていたとしても、テスタロッサ達が桜井やデネブの顔を知っているとは思えんしな」

『そうよね……。私達も侑斗君やデネブちゃんの証言と実物とで初めて良太郎君やイマジン達ってわかったくらいだものね……』

「とにかく頼んだぞ……」

シグナムからシャマルとの通信を切った。

シャマルの心労を察するが、それでも自分達もやらなければならない事があるので引きずるわけにはいかなかった。

 

 

夕方となり、八神はやては侑斗とデネブと一緒にババ抜きをしていた。

病院生活は退屈だろうと思って、デネブがトランプを持ってきていたものだ。

現在ババを持っているのはデネブだ。

「デネブちゃん。言うとくけど手加減はせえへんで?」

はやてはデネブの手札から一枚抜こうとする。

「八神、今日は負けない」

デネブも真剣な表情をしていた。

「お前等、ババ抜きのたびに聞くけどな。何でそんなにマジなんだよ?」

侑斗は呆れ半分の表情で手札を切っていた。

「残念やけど侑斗さんにはわからへん境地にわたしとデネブちゃんはおんねん」

はやては普段は出さない『闘争心』を出している。

「侑斗、ごめん。俺はこの戦いは引けないんだ」

デネブもまたはやて同様に『闘争心』を出していた。

しかも、はやてがただデネブの手札から一枚抜くだけという行為にだ。

見ていることしか出来ない侑斗はハラハラもドキドキもしない。

あまりにくだらなすぎるからだ。

コンコンとドアを叩く音がした。

「デネブちゃん。勝負はお預けや」

「了解。いつでも受けて立つ」

はやてとデネブは同じタイミングで手札を手放す。

手札となっていたトランプを侑斗は片付けていく。

片付け終えたトランプを侑斗は懐にしまい込む。

「はぁい。どうぞぉ」

「「「「こんにちはぁ」」」」

四人の少女の声がした。

すずか、アリサ、なのは、フェイトである。

「こんにちはぁ。いらっしゃい」

はやてが笑顔で迎える。

「お邪魔します。はやてちゃん、大丈夫?」

花束を持っているすずかが第一声で体調をうかがう。

「うん。平気や」

はやては下手に気遣われないように元気に答える。

「みんな、座って。座ってぇ」

はやてが立ちっぱなしを不憫に感じて、四人にお座敷に座るように促す。

「デネブです。はじめまして」

デネブがどこからか取り出したのかバスケットを持っており、デネブキャンディーを配り始めた。

すずかは一度受け取って食べているので、喜んで受け取るが他の三人は初めてのことなので戸惑いながらも受け取る。

なのはが両手で持っている紙箱をはやてに渡していた。

中身を見てみると、ケーキが三個入っていた。

「ゆっくりしていってくれ」

侑斗は短く四人に告げると、席から立ち上がって病室を出た。

「侑斗?」

デネブが何故病室を退室しようとするかを訊ねる。

「人数分のジュースを買いにいってくる」

侑斗は短く答えて病室を後にした。

 

病室を出た直後に侑斗の両目に映ったものは金髪で、茶色のコートと黒のサングラスをかけた女性だった。

それが誰なのかは侑斗にはすぐにわかった。

「病院内でそんな格好したらかえって怪しまれるぞ?シャマル」

シャマルはビクッとしていた。

「ゆ、侑斗君!?わ、私はシャマルではありませんのことよ……」

侑斗が呆れた表情でシャマルを見ている。

シャマルにしてみればその視線は痛い。

「う、うう……」

シャマルは身を捩じらせている。

「桜井君、シャマルさんってシャマルさん、何ですか?その格好」

廊下を歩いていた石田医師も呆れの表情でシャマルを見ていた。

「え、あのですね。その……」

(元々、アドリブに強いわけじゃないんだからツッコミどころ満載の格好なんてしなきゃいいのに……)

侑斗としてもシャマルにはこれ以上助け舟は出せないと判断した。

「中に入ればいいじゃないですか?と訊ねるのは禁句なんでしょうかねぇ」

苦笑いを浮かべてフォローする石田医師であった。

三人は場所を変えた。

ガコンという自動販売機で侑斗が病室にいる人数分のジュースを買っている中で、シャマルと石田医師が話をしているので聞いていた。

「変な言い方かもしれませんが、はやてちゃんの主治医と致しましてはシャマルさん達には大変感謝しているんです」

ガコンと自動販売機からジュースが出てきたので、侑斗は取り出す。

「はやてちゃん、本当に嬉しそうですから」

石田医師は嘘偽りのない表情でシャマルに告げる。

「はやてちゃんの病気は正直、難しい病気ですが私達も全力で戦っています……」

「はい……」

石田医師は、はやての現状を嘘偽りなく口に出し、シャマルもそれを黙って聞いている。

人数分を買い終えた侑斗はジュースを二本、シャマルと石田医師の側に置く。

二人は侑斗に声に出さずとも、頭を軽く下げる事で感謝の意を示した。

「今一番辛いのは、はやてちゃんです。でも皆さんやお友達が支えてあげる事で勇気や元気が出てくると思うんです。だから支えてあげてください。はやてちゃんが病気と闘えるように」

石田医師は勇気付けるようにしてシャマルの手の上に自分の手を置いた。

侑斗は先に病室へと戻っていった。

四人が帰った後、病室にいるのは自分とはやて、デネブにシャマルの四人だった。

「お友達のお見舞いはどうでしたか?」

シャマルはすずかが持ってきた花を生けていた。

「うん。みんな、ええ子やったよ。また時々来てくれるって」

はやては嬉しそうに答えていた。

侑斗とデネブは窓から見下ろすように病院から自宅への帰路を辿っている四人を見ていた。

「それはよかったですね」

シャマルはまだ花を生けている最中だった。

「もうすぐクリスマスやなぁ。みんなとクリスマスは初めてやから、それまでに退院してみんなでパーっと出来たらええねんけどぉ」

「もう、クリスマスになるのか……。随分と早く感じるな」

はやての言葉に侑斗は素直な意見を出した。

「うん」

デネブも首を縦に振るだけだ。

十二月も中旬になるのに事件は何一つ片付いていない。どうせならば全て片付けてからクリスマスを楽しみたいというのが、侑斗の本音だったりする。

相手の出方をうかがうことしか、こちらに与えられた唯一の方法なのが侑斗にはむず痒くて仕方がなかった。

 

人が持つ様々な想いなど関係なく、ただただ非情に無慈悲に時間は針を動かして時を刻んでいく。




次回予告

第四十六話 「イブ前日」
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