教会廃墟地下、ヘスティアファミリアの
「ふむふむ、それでダンジョンに行く気力も残ってなくて、
あれだけ冒険したいとか息巻いといて、無収入、というか、そもそもダンジョンにすら行かなくてすみませんッ!!
みたいな感じの内容で、あなたは
「キミはまだボクの眷属になったばかりなんだし。……それに、その件のアドバイザーくんから教わったダンジョンについての知識はダンジョンで必ず役に立つはずさ」
「知っていると知らないのとでは、きっとダンジョンでの生存率も変わってくるよ」
「ボクとしては、
ヘスティアさまは、とても優しい。
あなたがヘスティアさまの優しさに浸っていると…。
「あの、神様、そちらの方は……?」
少年の声が一つ。
ヘスティアさまは、「フッフッフ」と得意げな笑みを浮かべ、その白髪の少年、ベル・クラネルを見た。
「喜べ、ベルくん! ──くんは、今日、僕らのファミリアに入ってくれた、ヘスティアファミリアの新しい団員さ!」
──です。今日からよろしくお願いします。
友好の印に右手を差し出して、握手を求める。
ベル・クラネルは「新しい団員……!!」パーと明るい表情になり、あなたのその手をとる。
「僕、ベル・クラネルっていいます! よろしくお願いします──さん!」
ヘスティアさまは、あなたとベル・クラネルの初々しいやりとりを見て、やれやれと肩を竦めてみせた。
「なぁ、ふたりとも」
「……? なんですか神様?」
「僕らは同じファミリアで、家族みたいなものなんだぜ? そんな他人行儀な言葉使いしないで、もっと砕けていこうじゃないか」
「えっ、いきなりそう言われても……」
「まずは、お互い名前を呼び捨にしてみるのはどうだい?」
あなたは、呼び捨てでいいし、言葉使いももっと親しげな感じでいいと意思表明をした。
「そうですか? ──さんが気にしないなら」
さんつけてるし、あと言葉も硬い。と、指摘する。
「あ、ごめん! 改めて、よろしくね──」
よろしく、ベル。
あなたとベルの距離が少し縮まった!
その後、新団員加入祝いと称して、ヘスティアさまが、賄いのジャガ丸くんで歓迎してくれた。
あなたは、ベルが英雄譚が好きという事を知っていたので、ベルの好きなものは? へぇ、英雄譚好きなんだ? 実は、──*1も好きなんだ。みたいな流れで、話題を提供した。
「え、──も英雄譚好きなの!! 僕、英雄譚の中でも特にアルゴノゥトの話が好きで」
ベルは、英雄譚の話題に、めっちゃ食いついてくれた。
あなたは、ダンメモの周年イベントストーリーで、アルゴノゥトとフィアナ騎士団について少しばかり知っていたため何とかベルとアルゴノゥトとフィアナ騎士団に関しては話を合わせる事ができた。
ヘスティアさまは最初こそ蚊帳の外でつまらなそうにしていたが、途中から、あなたとベルの古代の英雄たちの話を、映画に夢中になっている子供のような真剣な眼差しで、聞き入っていた。
「でね、次は、英雄アルバートの話なんだけどッ!!」
そして、あなたはベルから、盛大かつ、重大なネタバレをくらったのであった……。
それはダンまちの原作や、ダンメモの周年イベントストーリーをもう読めないかもしれないあなたからしたら嬉しいことではあったけれど……。
同時に、大森先生の小説やアニメで見たかった!! と思わずにはいられない胸熱展開満載の素晴らしい物語で、まだオラリオに来て一日も立っていないのに、少しばかし故郷の事が恋しく思えた。
因みに英雄の談義は、夜中まで続いた。
ベルくんについて。
皆さんは、どの時期のベルくんがいいですか?
①憧憬一途をまだ獲得してない頃のベルくん
②憧憬一途を獲得したけど、まだ神様のナイフを持ってない頃のベルくん
③憧憬一途を獲得していて、神様のナイフも持っている頃のベルくん。
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追記
(2023/06/06 01:01:07)
アンケートについてですが、選択肢③は、シルバーファングではなくシルバーバックです。
シルバーファングはワンパンマンのキャラです笑
ご指摘頂いた方ありがとうございました┏○ペコッ
時系列は何処がいいか?
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ベルくんがまだ憧憬一途を所持しいない頃
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ベルくんが憧憬一途を所持した後
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シルバーファングを倒した後