ポケットモンスター~偽竜の司令官~   作:九戸政景

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第百八話

「このポケモンはたしか……」

「フクスローダシ。チョットキレイズキナトコロハアルケド、シンカシタコトデマエヨリモツヨクハナッテルシ」

「なるほど。えっと、技は……」

 

 

 ユウはスマホロトムを使い、フクスローに進化したリーフの技を確認した。

 

 

「……リーフブレードにつるぎのまい、かげうちにブレイブバード。特に技は変わってないみたいだね」

「ダシ。タダ、ソノブンタタカイヤスサハカワラナイシ。シンカシタブンノチカラヲミセツケルシ、ユウ!」

「うん! よし……リーフ、かげうち!」

「ホロ」

 

 

 リーフは落ち着いた様子で答えると、細くしていた目をカッと見開いた。すると、リーフの影がマリルへ向かって伸びていき、マリルが何事かと辺りを見回す中で伸びた影は後ろからマリルを攻撃した。

 

 

「リル……!」

「マリル!」

「かげうち、ヒットダシ!」

「よし……それじゃあ続けて、ブレイブバード!」

「ホロ」

 

 

 リーフは一度前髪をかき上げると翼を軽くはためかせた。そして空に飛び上がって俯せになりながら飛ぶと、勢いよくマリルに衝突した。

 

 

「ホロウ!」

「リル!」

 

 

 マリルは衝撃によって吹き飛び、バトルコートの上を転がる。そして仰向けになると、そのまま目を回した。

 

 

「リル……」

「マリル、戦闘不能! リーフの勝ち!」

「よし!」

「リーフモシンカシテイイカンジダシ! コノママガンガンイクシ!」

「うん!」

 

 

 ユウが嬉しそうに答える中、アオイはマリルをモンスターボールに戻した。

 

 

「マリル、お疲れ様。やっぱりユウ君達は強いね」

「リーフが進化して頑張ってくれたからだよ」

「ツギニクルノハホゲータダトオモウケド、コノママガンガンイカセテモラウシ!」

「うん、次はホゲータだよ。でも、私達だって最後まで諦めないよ!」

 

 

 アオイはモンスターボールを手にしながら言うと、モンスターボールのスイッチを押して天高く放り投げた。

 

 

「行くよ、ホゲータ!」

「ホゲ!」

 

 

 ホゲータは気合いのこもった声を上げながら出てくると、アオイを見上げながらコクリと頷いた。

 

 

「ホゲ」

「うん、そうだね。マリルの仇を取ろう、ホゲータ!」

「ホッゲ!」

 

 

 ホゲータが拳を握りながら答えたその時、その体は青い光に包まれ始めた。

 

 

「えっ!?」

「イ、イマシンカスルシ!?」

「ホゲータ……」

 

 

 アオイ達が見守る中、ホゲータは進化していき、青い光が消える頃にはホゲータは頭上にタマゴ型の火玉を載せたポケモンに進化していた。

 

 

「このポケモンは……」

「アチゲータだよ! これでかなりパワーアップしたはずだよ、アオイ!」

「アチゲータ……よし行こう、アチゲータ! 強くなった力を見せよう!」

「ゲータ!」

 

 

 アオイの言葉に答えると、アチゲータは空を見上げながら勢いよく炎を吐き出した。

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