アチゲータがやる気満々な様子を見せる中、その姿にユウは警戒した様子でアチゲータを見始めた。
「アチゲータ……向こうもかなりパワーアップしてるよね」
「トウゼンダシ。ソレニクワエテ、コッチハタイプアイショウガワルイシ。ホムラダッタラアイテカラノコウゲキヲウケテモマダダメージガスクナイケド、リーフハカナリノダメージガヨソウサレルシ。ユウ、キヲツケテイクシ」
「うん!」
ユウは返事をした後、リーフに指示を出した。
「リーフ、かげうち!」
「ホロ」
リーフは返事をすると、再び目をカッと見開いた。そしてリーフの影が伸びていくと、アオイは余裕ありげな様子を見せた。
「さっきはその技にすっかりやられたけど、もうやられないよ! アチゲータ、ほのおのうずを足元に!」
「ゲータ!」
アチゲータは返事をしながら足元に顔を向けた。そして炎を吐き出すと、渦を巻いた炎はアチゲータの体を包み込み始めた。
「えっ!? アチゲータが炎の中に!?」
「……ナルホド、アオイモカンガエタシ」
「どういう事?」
「ミテレバワカルシ」
シュリが静かに言っていると、リーフから伸びていた影は攻撃を仕掛けるためにアチゲータの背後に現れ始めた。しかし、アチゲータを包んでいた炎によってそれは阻まれ、やがて静かに消えていった。
「えっ!?」
「ホンライ、ほのおのうずハアイテヲウズノナカニトジコメテ、ケイゾクテキニダメージヲアタエルワザダシ。ダケド、アオイハソレヲアイテカラノコウゲキヲフセグバリアトシテリヨウシタンダシ。
えんかくデチョクセツテキナコウゲキアツカイニハナラナイケド、コッチノワザハセッキンシナイトイケナイモノガオオイカラコノヤリカタハヤッカイダシ」
「たしかに……」
ユウが呟く中、アオイはどうだといった様子で胸を張った。
「前々から何か欲しいと思ってたからね。それに、増えたのはこれだけじゃないんだよ。アチゲータ、バークアウト!」
「ゲータ!」
アチゲータは返事をすると、怒鳴るように大声を出した。その音波は大きく広がり、衝撃波となってリーフを襲った。
「ホロ……!」
「リーフ!」
「このまま一気に行こう! かえんほうしゃ!」
「ゲッタ!」
アチゲータは高温の炎を吐き出し、その炎はリーフの体を包み込んだ。
「ホロー……!」
かえんほうしゃを諸に受けたリーフはそのまま俯せで倒れこみ目を回した。
「リーフ、戦闘不能! アチゲータの勝ち!」
「リーフ……お疲れ様。ゆっくり休んでね」
ユウはリーフをモンスターボールに戻すと、頭の上のシュリに視線を向けた。
「シュリ、こうなったら……」
「ダシ。ホムラノデバンダシ!」
「うん! 行くよ、ホムラ!」
その言葉と同時にユウはモンスターボールを高く投げ上げた。そしてその中からはホムラが現れ、ホムラはやる気に満ちた様子で鳴き声を上げた。