ポケットモンスター~偽竜の司令官~   作:九戸政景

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第百三十三話

 ユウ達が歩いていった後、ハルト達の目の前には大型のモニターが運び込まれた。

 

 

「さあ、これからこのモニターに映し出される映像を観て、アカデミーさん達を探してもらうよー!」

「このモニターで……」

「一番難しそうなのは……やっぱりシュリかな? 分類もぎたいポケモンだから、本気で隠れたらかなり難しくなりそうだし……」

「ニシシ、見つけてもらう順番はジェントルさん、シュリ氏、ユウ氏&ネモ氏の順だよ。ではでは、準備は良いかな?」

 

 

 その言葉に三人が頷いた後、モニターには映像が映し出された。映し出されたのはポケモンセンター周辺の映像であり、それを三人は眺めていたが、すぐにメロコがある一ヶ所を指さした。

 

 

「これじゃねぇか? ポケモンセンターのカウンターに立ってるの」

「……あ、本当だ! メロコさん、スゴい!」

「おお、大正解! メロコ氏、助っ人としての実力をいかんなく発揮していくー!」

 

 

 ナンジャモの声と同時にコメント欄には多くのコメントが流れ始めた。

 

 

『助っ人姐さん、強すぎんか!?』

『てか、あの助っ人さんよく見たらスゴく美人じゃね!?』

『うわぁ、メロちゃん大活躍だね。頑張れー!』

『助っ人さん頑張れ代¥5,000』

「あははっ! メロコ氏、大人気じゃん!」

「う、うるせぇな! ほら、次の問題に行けよ!」

 

 

 メロコが軽く顔を赤くし、ハルトとアオイがクスクス笑う中、モニターには次の映像が映し出された。映し出されたのはバトルコートであり、バトルコートではポケモンバトルが行われていた。

 

 

「さあ、第二回戦! シュリ氏はどこかな~?」

「シュリが他の人のバトルの手伝いをするのはちょっと考えづらいよね……」

「たしかに……それに、シュリはユウの言う事なら仕方ないとか言いながら色々聞くが、本当に関わりのない奴の指示はしたくも聞きたくもないって言いそうだしな」

「うん。そうなると、いそうなのは……」

 

 

 そう言いながらハルトは映像をくまなく見回した。そして程なくしてアオイと同時にある一ヶ所を指さした。

 

 

「「あ、いた!」」

「ん、どこだ?」

「ここ。端っこだけど、揺られてる船の上にいるよ」

「もっと具体的に言えば、船の上にいる人が持ってるお寿司の中に紛れてるよ」

「どれどれ……お、マジだな。ナンジャモ、どうだ?」

「うん、大正解! ハルト氏、アオイ氏、お見事!」

 

 

 その言葉を聞いたハルトとアオイが笑いながら両手でハイタッチをしていると、それを見たコメント欄に様々なコメントが表示された。

 

 

『チャレンジャーの二人、お見事!』

『ハイタッチがスゴく微笑ましいよな。観てて心が洗われる……』

『心のクリーニング代¥5,000』

「さーて、それでは最終問題! ユウ氏とネモ氏、二人を見つけてもらうよ! 映像、カモーン!」

 

 

 それと同時にモニターには映像が映し出された。そしてカフェや飲食店が立ち並ぶ中、ハルト達は同時にある一ヶ所に注目したが、その顔は微笑ましそうだった。

 

 

「……ナンジャモさん、もう少しだけ二人きりにしても良いですか?」

「本当はすぐに答えられますけど、なんというか……二人きりでもう少し話させてあげたくて」

「同感だな。あんなに楽しそうにしてんのに邪魔なんて出来ねぇよ」

「僕も賛成かな~。画面の前の皆の者はどう?」

 

 

 その言葉と同時にコメント欄には多くのコメントが流れ始めた。

 

 

『俺達も賛成。あそこまで綺麗な青春見せられたら邪魔出来ねぇよ……』

『あそこまでバトルが恋人っぽかったネモネキが……ヤバイ、目からハイドロポンプが……』

『なんか感動するよな。そしてあんな顔をさせられるもう一人の挑戦者もスゴいし、めっちゃ応援したくなるな』

『俺達が忘れかけていた物を思い出させてくれる感じで……ヤバ、俺も目からしおみずが……』

『ありがとう代¥10,000(涙)』

「皆の者達も賛成のようだね。それじゃあもう少し見守らせてもらおうか」

 

 

 それに対して全員頷いた後、ハルト達は映像の中で談笑するユウ達を静かに見守っていた。

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