「サア、ガンガンイクシ! ミカヅチ、なみのりダシ!」
「ピッチュ!」
ミカヅチが再びなみのりを使うと、ミミズズはバカにしたような笑みを浮かべた。
「ミズ、ミズミズ?」
「タシカニサッキハフセガレタシ。ケド、ネライハホカニモアルシ! ミカヅチ、なみのりデミミズズノマワリヲグルグルスルシ!」
「ピッチュ!」
ミカヅチが周りをなみのりで移動し始めると、ミミズズは自分にかかる飛沫に顔をしかめながらも警戒しつつその様子を窺った。
「ミズ、ミズ……」
「上手く迷わせられてるね。でも、ここからどうするの?」
「ユウ、ピチューノトクチョウハオボエテルシ?」
「特徴……まだ小さくて電気を溜め込むのが下手とかちょっとしたショックで電気が漏れちゃうとかそういう事?」
「ダシ。ソシテピチューハかみなりガアルケド、ショウジキソンナフアンテイナジョウキョウデメイチュウリツモフアンテイナかみなりヲスルノハアマリニモカケガスギルシ。ダカラ、カクジツニかみなりヲアテラレルジョウケンヲトトノエナイトイケナイシ」
「かみなりを確実に当てられる条件……それがあまごいだよね?」
ユウの問いかけに対してシュリは頷く。
「アメノトキハかみなりヤぼうふうガヒッチュウニナルシ。ケド、イマハあまごいヲシテモマタすなあらしデテンコウヲカエラレルシ。タダ、イマモギジテキニかみなりアタリヤスイジョウタイニナッテルシ。ユウ、コノコトバノイミガワカルシ」
「当たりやすい状態……あっ!」
「ワカッタヨウダシ。サア、ヤッタルシ! ユウ!」
「うん! ミカヅチ、最大パワーでかみなり!」
「ピッチュ!」
ミカヅチは軽く跳躍すると、電気袋を放電させて電撃を放った。放たれた電撃はバチバチと火花を散らすと、そのままミミズズへ向けて落ちていった。
「ミズミズ……ミズ!?」
「キヅイタシ。サッキなみのりデマワリヲグルグルサセタノハ、ミミズズジシントソノシュウイヲミズデヌラスタメダシ!」
「水は電気を通す。この後に起きる事は……わかるよね?」
「コノイッパツデタオセルカハカケダシ。ケド、サイテイデモマヒハキタイデキルシ!」
「ミズ……!」
「サア、ウケルシ! キアイノコモッタイチゲキヲ!」
そして落下したかみなりはミミズズに命中し、その身を焼き続けた。
「ミズ……!」
かみなりを受けたミミズズは苦しそうな声を上げると、その場に倒れこみ、静かに目を回した。
「ミズ……」
「ミミズズ、戦闘不能! よって勝者は、ユウ達!」