ペパーと別れたユウ達は洞窟の入り口で話をしていた。
「さってと、それじゃあ潜鋼のヌシとも出会えた事だし、次はスター団・どく組のアジトに向かおうか」
「うん。メロコさんから聞いた話だとそこのボスは自分を忍者の末裔だと信じて止まない人で、スター団の服飾担当なんだっけ。僕も裁縫は好きだから会えるのが楽しみだなぁ」
「フツウダッタラソノカンガエデイイケド、スター団ガワカラスレバ、コッチハカチコミカケテアジトヲツブシテマワッテルクセモノダシ。ダカラ、マンガイチノコトガアッテアオイヤハルトヨリモハヤクツイタラショウトツハサケラレナイシ」
「それはたしかに……でも、二人より早いってなったら、その時は二人に連絡してみようかな。確実に僕達よりは早いはずだし、ペパー先輩も二人からスター団のアジトに向かうって聞いてるみたいだし」
「どこかで休憩してたって言われる可能性もあるけどね。さて、それじゃあ歩きながら念のために毒タイプ対策も考えようか」
ネモの言葉に頷いた後、ユウ達はゆっくり歩き始めた。
「毒タイプについておさらいすると、毒タイプの技は草タイプとフェアリータイプに対して効果は抜群だけど、鋼タイプには無効にされるね。そして、地面タイプとエスパータイプには弱いんだけど……私達は地面タイプとエスパータイプに乏しい上に弱点を突かれちゃう草タイプも持ってる。
一応、ミミが加入したから相手の毒タイプの技はどうにかなるけど、地面タイプとエスパータイプの技がないから有利に戦えるかと言えばそうでもないし……」
「中々難しいね。でも、エスパータイプならシンもいるから、ここはシンに頼る事になるかな」
「ソウナリソウダシ。ソモソモミュウジタイガヨニモメズラシイスベテノワザヲオボエルポケモンダカラ、コンカイミタイニアイテガワカッテルトキニハソノアイテニオウジテワザヲカスタマイズスルノモヨサソウダシ」
「あ、そうか。他のポケモンだと難しいけど、ミュウならそれが出来るんだ」
ユウの言葉に対してシュリは頷く。
「ダシ。マアドクジョウタイニカンシテハサスガニフセゲナイカラソコハドウニカスルシカナイシ。ジョウタイイジョウニナッテモモンダイナイヨウニシテモイイシ、サレルマエニソッコウデタオシニイクデモイイカラ、ソコハトレーナーデアルユウノセンスダシ」
「僕に委ねられてるんだね……仲間になってくれたのは嬉しいけど、そこは少しプレッシャーだなぁ……」
「まあもう少しバトルに慣れてきてからそこは考えれば良いと思うよ……っと、見えてきたよ。スター団・どく組のアジトがあるしるしの木立ちが」
ユウとシュリが前方に視線を向けると、そこには多くの木々があったが、木々には不思議な模様が描かれていた。
「これ、なんだろう……?」
「オソラクタギングルトイウポケモンノシワザダシ。タギングルハドクノダエキデモヨウヲエガクラシイカラ、サワラナイノガミノタメダシ」
「そうだね。よし……まずはどく組のアジトに行ってみよう!」
ネモの言葉に頷いた後、ユウ達はアジトへ向けて歩き始めた。
「ケロ……」
その様子を青いカエルの姿をしたポケモンが見ている事には気付かずに。