ハルトの言葉にユウは警戒した様子を見せた。
「てつのこぶし……?」
「パンチケイノワザノイリョクヲアゲラレルトクセイダシ。ソノトクチョウジョウ、セッショクスルコトデコウカヲハッキスルトクセイノエイキョウヲウケテシマウケド、パンチケイノワザナラドレデモタイショウニナルカラポケモンニヨッテハカナリヤッカイナトクセイニナルンダシ」
「もしかして今のかみなりパンチの威力は……」
「パーモットノタイプトワザノタイプノイッチ、ソシテてつのこぶしノエイキョウダシ。ケド、パーモットノトクセイガてつのこぶしダトハンメイシタノハラッキーダシ。アトハアイテヲヤケドニデキレバダイブバトルガラクニナルシ!」
「そうなるとだいもんじでそれを狙う事になるけど、パーモットは速いみたいだから結構苦労する事になるね……」
ユウの言葉にシュリが頷く中、ハルトはニッと笑った。
「やけどを狙うのは良いけど、そう簡単にはいかないよ。パーモット、マッハパンチ!」
「パーモ!」
パーモットは一度地面を踏みしめると、目にも止まらぬ速さで移動してホムラを殴り付けた。
「グルゥ!?」
「ホムラ!」
「マッハパンチ……でんこうせっかノカクトウタイプバージョンダシ。ソシテソレモパンチダカラてつのこぶしノコウカガハツドウシテパーモットガカクトウタイプナノモアッテサラニイリョクアップダシ」
「物理攻撃力も高いパーモットにはうってつけの技だからね。せっかくだから、最後の技も続けて見せてあげるよ! パーモット、そのままれいとうパンチ!」
「パモ!」
パーモットは右の拳に冷気を纏うと、そのままホムラに振るった。
「ジメンタイプタイサクノれいとうパンチカダシ……! ダッタラ、コレデドウダシ? ホムラ、きあいだまデウケトメルシ!」
「グルォ!」
ホムラは両手の中できあいだまを作り上げると、きあいだまでれいとうパンチを受け止めた。そして、きあいだまとれいとうパンチはぶつかり合い、やがて相殺されると大きな爆発を起こした。
「くっ……!」
「バクハツハソウテイノハンイナイダシ……! ホムラ、ジャンプシテカラアシモトニだいもんじダシ!」
「パーモット、そのままの方向に向けてマッハパンチ!」
「グルォ!」
「パモッ!」
爆発による砂煙が起きる中でホムラとパーモットは同時に動き始めた。しかし、パーモットの動きが一歩速かった事でホムラが跳ぶより先にパーモットの拳はホムラの腹部に食い込み、砂煙が消える頃には目を回しながら倒れるホムラとそれを見下ろすパーモットの姿がユウ達の視界には映った。
「ホムラ……」
「シュリタチノマケ、ダシ……
ユウとシュリは倒れるホムラを見ながら悔しそうな顔で俯いた。」