「リンカンガッコウ……ソンナギョウジモアッタンダシ?」
「はい。ブルーベリー学園は我が校の姉妹校でして、近年新設された新進気鋭の学校なのですが、ポケモンバトルの教育に力を入れているからか生徒達のレベルも高く、テラリウムドームという海中庭園にはカントー地方などで見られる原種のケンタロスなどやアローラ地方にしか生息していないポケモンもいるそうです」
「バトル特化の学園なんですね! わあ、良いなぁ……!」
「交換留学もしているので、ネモさんも訪れる機会はあると思いますよ。さて、クロスさんとライラさんがいらした理由ですが……ブライアさん、もう一度ご説明をお願い出来ますか?」
「はい」
ブライアは静かに答えると、ユウ達を見ながら微笑んだ。
「初めまして、私はブライア。ブルーベリー学園の教務主任をしているよ。そして、ここにいるクロスとライラを連れてきた理由なんだが、交換留学とは別にこの二人をしばらくこのアカデミーに留学させて欲しいからなんだ」
「留学……この二人が強いからですか?」
「その逆だ。二人とも、ブルーベリー学園の生徒の中でもあまりバトルが強くなくてね、それで二人の担任から相談を受けた時に環境を変えたら何か変わると思ってここを訪ねたんだ。丁度、宝探しという面白そうな校外学習もしているようだしね」
「ソウイウコトカダシ。マアソノカンガエハワルクナイシ。ココニハバトルガニガテデジシンソウシツシテタケド、チャンピオンクラスヤソレニヒッテキスルツヨサノトレーナーノライバルデジムメグリモジュンチョウニスマセテルトレーナーガイルカラダシ」
「ほう、そうなのか。流暢な話し方のシャリタツ、それが君のトレーナーなのかな?」
ブライアからの問いかけにシュリは大きく頷いた。
「ソノトオリダシ。シュリノミチビキコソアレド、ユウハノミコミモハヤイウエニジブンデアタラシイセンジュツマデウミダシ、サラニハさいきょうの証モチカラモシタワレルホドノトレーナーナンダシ」
「なるほど……それならこの二人の面倒は君に見てもらおうか。ユウ君、頼めるかな?」
「え、えっと……僕はネモとも一緒に旅をしているので僕の一存では決められないというか……」
「私は全然構わないよ。でもせっかくだから……ハルトとアオイ組、私とユウ組で一人ずつ受け持つのはどうかな? ハルトは本当にポケモンバトルが強いし、アオイだって同じくバッジを三つゲットしてるわけだから、実力不足って事にはならないしね」
「フム、イイカンガエダシ。ブライア、クラベル、ドウダシ?」
「私は良いと思いますよ」
「私も同感だ。二人はどうかな?」
ブライアからの問いかけにクロスとライラはそれぞれ答えた。
「俺も別に良いっすよ」
「私も異論は無いです」
「わかった。では、書類は早急に処理し、荷物はすぐに届けさせるから林間学校の時にまた会おう。クラベル先生、そして生徒のみんな、この二人をよろしくお願いします」
ブライアの言葉にユウ達が頷いた後、ブライアは校長室を出ていき、シュリはユウの頭の上から周りを見回した。
「トリアエズ、シンボクヲフカメルタメニショクドウニイクシ。ハンギメモドウジニシタイシ」
「そうだね。校長先生、それでは失礼します」
「はい。皆さん、宝探しの続きも楽しんで下さいね」
その言葉に頷いた後、ユウ達は校長室を後にし、その足で食堂へと向かった。