「サッソクイクシ! ユウ!」
「う、うん……! ホムラ、りゅうのはどう!」
「カゲ!」
ユウの指示にホムラは返事をすると、口から青い光線を吐き出した。すると、青い光線は細長い竜の形になり、 そのままホシガリスへ襲いかかった。
「そんな技まであるのか……! ホシガリス、もう一回よけろ!」
「ガリス!」
ペパーの指示でホシガリスがりゅうのはどうを避けると、その衝撃で砂が吹き飛び、辺りには砂煙が立ちこめた。
「くっ……ホシガリス、気をつけ──」
その瞬間、ペパーは何かに気づいたようにホシガリスに視線に向けた。そして、ホシガリスの後ろに忍びよっている小さな影に気づくと、慌てた様子を見せた。
「やばい……ホシガリス! 横に避けろ!」
「ガ、ガリッス!」
ペパーの動揺が伝わったのかホミガリスも焦りを感じた表情で横に跳んだ。その瞬間、ホシガリスがいた所にはエネルギーの球体が衝突し、再び辺りには砂煙が上がり始めた。
「す、すごい砂煙……でも、本当にこれで良いの?」
「イインダシ。サテ……ユウ、ソロソロショウブヲキメルトキダシ」
「う、うん……!」
ユウは返事をした後、ホムラに指示を出した。
「ホムラ、地面に向けてだいもんじ!」
「カゲ!」
ホムラは返事をすると、地面に顔を向け、大きく口を開けてだいもんじを放ち始めた。
「カゲー……!!」
「おいおい、何やってんだ? 技は相手に当てなきゃだぜ?」
「そうだよ、シャリタツ。こんな事をしても意味は──」
「モンダイナイシ。サア、カツモクスルシ!」
シャッタツが大声を出したその時、高温の炎を浴びせられた砂が煙を上げ始めた。
「な、なんだ……って、あつっ!?」
「砂が熱せられて……すごく熱くなってる……!」
「フッフッフ……サア、ネッサノウエデクルシムシ!ホシガリス」
「シャリタツ……なんだか悪役っぽいよ……?」
ユウが少し引いた様子を見せる中、視界が熱でゆらゆらと揺れる程に砂が熱を帯びると、砂の熱さでホシガリスは足を上げ下げし始めた。
「ガリッ!ガリッス!」
「ハッハッハ! コレデヨケタクトモヨケラレナイシ!」
「それはそうだけど、なんだか可哀想な気が……」
「チノリヲエルノモショウブニヒツヨウナコトダシ。サア、 イッキニイクシ、ユウ。ソウジャナイト、サンパワーノコウカデホムラモタイリョクヲケズラレルシ」
「わ、わかった。 ホムラ、だいもんじ!」
「カゲ!」
ホムラは返事すると、高温の砂の上で逃げられなくなっているホシガリスしてだいもんじを放った。
「ガリー!!」
「ホシガリス!」
ペパーの声が響き渡る中、だいもんじを諸に受けたホシガリスは仰向けに倒れ、目を回している様子を見たネモは大きく頷いた。
「ホシガリス、戦闘不能! ホムラの勝ち! よって、このバトルは…. ユウとシャリタツの勝ち!」
そんなどこか嬉しそうなその声が砂浜中に響き渡った。