食堂に着いた瞬間、アカデミーの生徒達の視線がクロスとライラに注がれ、二人は少し驚いた様子を見せた。
「うおっ……!?」
「アカデミーの人達の視線が……」
「まあ見慣れない制服の人達がいたらそうなるよね。さて、ぱっぱと注文を済ませてから色々話そうか」
そのネモの言葉にユウ達は頷いた後、順番に注文を済ませ、注文品を受け取ってから並んで席に座った。
「さってと、それじゃあこれからクロス君とライラさんとの親睦会を始めていくよ。まずはクロス君とライラさんの簡単な自己紹介から始めていこうと思うんだけど、二人はそれで良いかな?」
「ああ、良いぜ」
「私も大丈夫です。それじゃあせっかくなので私から自己紹介をしますね」
「うん、お願い」
ライラは頷くと、静かに話し始めた。
「私の名前はライラ、ブルーベリー学園の生徒でパートナーポケモンはアローラ地方のロコンです」
「アローラ地方のロコン……どんなロコンなの?」
「タシカシロイタイモウヲシテイテ、タイプモホノオトハギャクノコオリダッタハズダシ。チナミニ、キュウコンニシンカスルトソレニフェアリーガツイカサレルンダシ」
「その通りですけど……このシャリタツは本当に物知りなんですね」
ライラが驚く中、シュリは胸を張った。
「ソレハトーゼンダシ。サテ、ツギハクロスダシ」
「ポケモンから指示をされるなんて不思議な感じだが、まあ良いか。俺はクロス、ブルーベリー学園の生徒でパートナーポケモンはヨーギラスだ」
「フム、カタヤユキツカイデカタヤスナアラシツカイトイッタトコロダシ。ドッチモキョウリョクナテンコウダケド、ドッチモハガネタイプニヨワイシ」
「あ、そっか。アローラのロコンは氷タイプで、ヨーギラスは岩タイプだもんね」
「ソウイウコトダシ。チナミニ、ブライアハバトルガヨワイッテイッテタケド、ドレダケヨワインダシ?」
シュリからの問いかけにクロスは表情を暗くした。
「……入学してから一度も勝った事がないくらいにだよ。だから、トレーナーとしての才能がないのかなとも思ってるんだ」
「私もです……」
「そこまでのレベルか……でも、勝てないって事は何かしらの理由があるはずだよね」
「シュリモドウカンダシ。ダカラ、チョットシタテイアンガアルシ」
「提案?」
「どういう提案なの? シュリ」
ユウの問いかけに対してシュリは大きく頷いてから答えた。
「イツモユウトヤッテルヨウニシュリガシジヲダシテバトルヲスルカタチノバトルレンシュウカイヲスルンダシ」