ポケットモンスター~偽竜の司令官~   作:九戸政景

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第百七十一話

「クロス、ライラ、ココカラハフタリガシジヲダシテバトルスルシ」

「え? こ、ここからですか?」

「ソウダシ。シュリノテイアンダケド、コレハホンライハクロスタチノバトルダシ。ダカラ、ココカラハクロスタチガガンバルバンダシ。ソレニ、フタリニモバトルハヤッテモラウトイッタシ?」

「う……それはたしかに」

「モンダイナイシ。フタリガヤリタイヨウニヤッテモイイヨウニハシトイタカラガンガンイクシ!」

 

 

 シュリの言葉を聞いてクロスとライラは頷き合うと、やる気に満ちた目をしながらそれぞれのポケモンに指示を出した。

 

 

「ロコン、オーロラベールをお願いします!」

「ヨーギラスはいわなだれだ!」

「コーン!」

「ギラース!」

 

 

 二匹が返事をし、ロコンとヨーギラスの周囲にオーロラの障壁が現れる中、ミカヅチとマリルの頭上からは岩が降り注いだ。

 

 

「ピカ……!」

「リル……!」

「二匹とも!」

「これは本当にマズイ……! オーロラベールで向こうの受けるダメージは減ってるし、こっちは迂闊にあまごいを使えない……シュリは本当に厄介な状況を作ってきたよ……!」

「あまごいを無理に使ってもユウ君がさっき言ったような事になるしね……でも、これでユウ君もシュリが相手に回る厄介さを身を持って思い知ったんじゃない?」

「あはは……それはたしかにね。でも、僕達だって簡単に諦めるわけにはいかない。最後の最後まで足掻いてみよう、アオイちゃん」

「うん! そうだね!」

 

 

 ユウの言葉にアオイが大きく頷きながら返事をする中、クロスとライラはアイコンタクトを交わした。

 

 

「やるぞ、ライラ!」

「はい! ロコン、こなゆきです!」

「ヨーギラス、ロックブラストだ!」

「コン!」

「ギラス!」

 

 

 二人の指示にポケモン達が従って技を出し始める中、ユウとアオイも諦めずに指示を出した。

 

 

「ミカヅチ、かみなり!」

「マリルは……よし、バブルこうせん!」

「ピカッ!」

「リール!」

 

 

 そして、ミカヅチのかみなりとマリルのバブルこうせんは向かってきていたこなゆきとロックブラストと衝突したが、かみなりとバブルこうせんは徐々に押されていき、やがて打ち消されると同時にミカヅチとマリルは攻撃を受けた。

 

 

「ピカー!」

「リルー!」

「ミカヅチ!」

「マリル!」

 

 

 ダメージを受けた二匹がユウ達の方へ吹き飛ばされ、仰向けで目を回すと、それを見たネモは大きな声を上げた。

 

 

「ミカヅチ、マリル、共に戦闘不能! よって勝者は、ブルーベリー学園のクロスとライラ!」

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